猫好きエンジニアの呟き

車好き、猫好きのエンジニア『シン・レオ(元あうでぃ猫)』の日記です
食べ歩記、ドライブ写真、神社仏閣、植物写真など

北鎌倉、円覚寺、縁切寺~銭洗弁財天、佐助稲荷

2009年08月26日 01時01分41秒 | 神社・仏閣
こないだの土曜日は鎌倉へ行って来ました。

由比ガ浜の海岸沿いの国道134号から、鶴岡八幡宮へ向かう若宮大路へ。
鎌倉駅の手前にある交差点を右へ。
民間の有料駐車場に車を止めたら、とりあえずJRの電車で北鎌倉へ行きます。
北鎌倉の駅を降りると、そこはもう
円覚寺 の真ん前です。

円覚寺の開基は北条時宗です。
だいぶ前(2001年)のNHKの大河ドラマで和泉元彌がやってましたね。
 
 
こちらは円覚寺の三門(山門)です。
三門は三解脱門(空・無相・無願)を象徴するといわれ、
諸々の執着を取り払って佛殿(涅槃・解脱)に至る門とされます。
 

『佛日庵』 ではお抹茶をいただけます。

(拝観料込みで500円、お菓子付きです)
 
 
佛日庵は弘安7年(1284)に没した円覚寺開基北条時宗の廟所であり、北条氏の廟所でもあります。
こちらに北条時宗から三代の像がまつられています。
 
 
『洪鐘(おおがね)』弁天堂の前にあります。
この弁天堂は丘の上にあって見晴らしがいいんですが、
長い石段を登っていかなければいけません。

洪鐘(おおがね)は9代執権北条貞時が、物部国光に鋳造させた。
鎌倉三名鐘のひとつで国宝。

円覚寺を出て、次に向かったのは、東慶寺です。

 
鎌倉尼五山で唯一現存。
1285年(弘安8)、北条時宗の妻・覚山尼[かくざんに]が創建した臨済宗の寺。
覚山尼は、「妻が寺に駆け込んで3年間修行すれば離縁できる」という縁切り寺法を定めたといわれ、
以来「駆込寺」「縁切寺」として知られるようになった。

今でいう「DVのシェルター」のような役割です。
妻の方からは離縁を要求することが出来なかった時代、
夫の暴力などからの女性の唯一の救いとなりました。
しかし、明治になり尼寺は廃止され、女性の唯一の救いの場さえ無くなってしまい、
日本は長い暗黒の時代に…
日中戦争・太平洋戦争を経て、やっと女性も法律上は男性と同じ権利を勝ち取りました。
でも、今現在もDVの被害にあっている女性はまだまだなくなりません…
今の時代、また縁切り寺が必要なのかもしれませんね。

さて、次に行ったのは、浄智寺
 
 
『浄智寺』

臨済宗円覚寺派の禅寺で、鎌倉五山の第四位。
すり減った石段を登って鐘楼を兼ねた中国風の山門を入ると、
右手に本尊の木造三世仏坐像を安置する仏殿の曇華殿[どんげでん]がある。

 
曇華殿[どんげでん]

境内には竹林ややぐらなどを巡る散策路が設けられ、
禅寺にふさわしい閑寂なたたずまいをみせている。
また、参道入口には鎌倉十井[じっせい]のひとつ、甘露ノ井[かんろのい]がある。

浄智寺から、源氏山のハイキングコースを上って行きます。
このハイキングコースは、甘く見ていましたが、なかなかの難コースでした。
かなり汗をかき、いい運動になりました。
山を越えて少し下ったところにあるのが、『銭洗弁財天』です。
 
 
『宇賀福神社 銭洗弁財天』

このトンネルを抜けた所にあります。
ここの霊水でお金を洗うとお金が貯まると云われています。
千円札を洗いましたが、お金が貯まるといいのですが…

弁財天は、元は弁才天で、もっと遡ればヒンドゥー教の女神であるサラスヴァティーで、
それが仏教に取り込まれ、仏教の守護神となり、
音楽神、福徳神、学芸神など幅広い性格をもちます。
つまり才能の神様で、音楽、芸能や仕事運の神様でもあります。
日本では、才が財となり、財運の神様としても信仰されました。

銭洗弁財天を出て、鎌倉駅のほうへ向かいます。
途中に立ち寄ったのが、『佐助稲荷神社』です。


 

『佐助稲荷神社』

この佐助稲荷神社は、鎌倉の総社で、とても由緒のある神社のようです。
下社と上社がありますが、
上社は長い長い石段を登った所にあって、かなりばてました。
恋愛成就とか、出世にご利益があるのだとか。

かまくら子ども風土記(上巻)P163~P164
佐助稲荷
源頼朝が、伊豆の蛭が小島に流されていたとき、病の床につき、三晩続けて同じ夢を見ました。
ひとりの白ひげの老人が現れて、
「おまえの病気はこの草をせんじて飲むとよい、そうすれば必ず治る。治ったら兵をあげよ。成功疑いなし。」
というのです。
頼朝が、 「あなたはどなたですか。」と尋ねますと、
「わたしはかくれ里の稲荷である。」といって消えてしまいました。
頼朝がその老人の教えに従って薬を飲むと、病も治り、やがて鎌倉に幕府を開くこともできました。
その後、家来にいいつけて捜させたところ、かくれ里の西に小さな祠を見つけました。
さっそくここにお宮を建てて、お宮の名まえを「佐助稲荷」とつけました。
頼朝は幼いころ「佐(すけ)殿」と呼ばれていたためです、
佐(すけ)が助けられた稲荷であるからこの名(佐助)をつけようといったからです。

円覚寺の弁天堂の石段、源氏山、佐助稲荷神社の石段など、
けっこうハードなコースでした。
これで少しは日ごろの運動不足が解消されたかな?

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鎌倉の静涼 (湘南浜童)
2009-08-30 18:07:32
こんにちわ。
個人的には浄智寺が好きです。
自転車で鎌倉まで走りますが、海より山、里山が大好きです。
何となく落ち着く鎌倉は一番好きです。
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湘南浜童さんへ (シン・レオ(元あうでぃ))
2009-09-02 09:29:20
コメント有難うございます
浄智寺は静かでいいですね!
鎌倉は好きなんですが、小町通など混み過ぎですよね。
返信する
こんにちは! (竜宮梨奈)
2009-11-19 15:18:52
いや~。。。綺麗な写真ですねっ!!

私、中2なんですけど、今月学校行事で鎌倉に行ってきましたよ!
感動的でした!!

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竜宮梨奈さんへ (シン・レオ)
2009-11-19 15:52:23
コメントありがとう
鎌倉は観光にはいいところですね!
学校行事で鎌倉に行けるなんて、羨ましいな

でも、歴史を勉強すると、もっともっと何倍も面白くなりますよ!
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