全トヨタ労働組合(ATU)

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元期間従業員の労働災害問題でデンソーと団交(2)

2011年12月07日 11時44分02秒 | Weblog
 12月6日(火)午後6時半から、刈谷市内デンソー本社施設内にて、高比良組合員の労災問題について、第5回団体交渉を行いました。
 冒頭、第4回団交(10/26開催)で申し入れた項目に対して、会社は「文書で早急に回答をする」と双方が確認をしたにもかかわらず、一向に送ってくる気配がなく、2度にわたって督促したにもかかわらず、回答しなかったことに抗議と理由を正しました。
 労使は、対等の関係にあり、上からの目線は許されるものではなく、不誠実団体交渉に該当することです。しかも、交渉内容に判断も出来ない「課長職」や「弁護士」を交渉人に当てるなど、労働組合を軽視した対応は、はなはだしいものがあります。
 民事訴訟を進める企業側
 今回は、「回答」を求める団交でしたが、会社回答は「要求に応じかねます」の一行のみでした。あくまでも、会社は「相当な因果関係はない」から責任はないと言い、「ただ感情的因果関係はあるでしょうな」などと無責任な言動を放ち、民事訴訟を起こせばいいではないかなどといいたい放題です。
 私達は組合員の問題は、まず、労使で話し合い解決すべきものであり、そのために、団体交渉を申し入れて、要求書を提出したのです。デンソーは、労働組合を敵視する考えを改めるべきです。
 会社は、道義的責任を取るべきです
 災害が起きたのは事実です、会社に責任はないと逃れて、ご本人に対してお詫びの一言もない傲慢な態度は許されません。事実を隠すのでは同じ過ちを繰り返すことになります。私達は、団交で、会社に対して改めて約1年間怪我の治療で働けなかったことの補償を具体的に文書で求めて、受理されました。
団交に先立ち世論に訴え
 6日の当日は、早朝にJR刈谷駅にて、高比良さんの労災問題について書いたビラを、あいちのユニオンの皆さんと、出勤する労働者の皆さんに配布しました。完配
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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
泣き寝入りの時代は終わった (期間工員)
2011-12-07 16:47:49
期間工員は、会社の中では人間扱いしないけど、社会に出れば1人の人間として、会社を相手に互角に戦える。期間工員や派遣社員が泣き寝入りする時代は終わった。立ち上がるのは、本人次第だが。
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デンソーの名前が泣いている (デンソー社員より)
2011-12-07 21:53:02
デンソーに誇りを持って働く者に、会社の対応がお粗末すぎると、恥ずかしい気持ちになる。デンソーという大企業なのだから、潔く判断し、悪い処は認めて謝罪をし、賠償すべきではないか?これではアイシン機工と同じ様に見られる。デンソー社員として、アイシン機工の様な会社と同格に見られるのは、恥ずかしいし、辛い。
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どうせ使い捨てされるなら (派遣です。)
2011-12-10 14:34:21
私も社員に何かされたら、戦います。泣き寝入りだけはしません!
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これからは派遣、期間従業員 (非正規社員)
2011-12-12 03:51:42
自動車製造業は、派遣、期間従業員を雇わないとやっていけなくなります。賃金を下げないと国際競争に負けるからです。デンソーを含め、派遣、期間従業員を雇う会社は、何か問題が起きたら、誠実に対応することが求められます。そうでないと、人は集まりません。
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会社は期間、派遣なしでは成り立たん (されど期間工)
2011-12-14 07:28:52
賃金の安い派遣、期間工員を使わないと、会社は成り立たん癖に、何か問題あれば、放り出す。そんな事繰り返す会社には、人は集まらなくなるぞ!
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