にゃんのキッチン

塩分・蛋白質制限も創意工夫があれば関係なし!料理大好き!慢性腎不全と共存する僕の食事日記です(旧・食読日記)。

那須~日光に行ってきました その2

2008年10月20日 | 旅行
那須~日光に行ってきました その2

コスモスが美しい秋晴れの秋分の日。



さて、二日目は朝目覚めると、相変わらずの雨模様。
朝食は和食で、鰆の西京焼きを中心にバラエティ豊かです。



朝食の席でこの日の予定を相談して、本当は日光にまで足を伸ばそうと思っていたのですが、この天気だとなかなか観光もしにくいだろうということで、近場を回ることに予定変更。
といいつつ、出発する頃になると雨も上がりまして、どんよりとした曇天の中最初の目的地である道の駅へ向かいます。
宿から車で10分も走らないうちにあった道の駅「那須高原 友愛の森」はなんかやたらと豪華な施設の割りに...という印象でしたが野菜はさすがに充実してました。





この日は飛び石連休の真ん中の平日だったので人出はそこそこ。



とにかく安い!
トマトに唐辛子、かぼちゃ、ブルーベリーを買って1000円行かないなんてステキすぎます。こういうところってこの前のサンフランシスコのファーマーズ・マーケットを髣髴とさせて、食の豊かさを感じさせてくれます。

さて、道の駅からはしばらく前にオープンしたアウトレットモール、那須ガーデンアウトレットへ。



連休の狭間ってことでそれほど混雑もしておらず、のんびりと場内を散策できました。



地元の農産物や加工食品を集めた「ロコマーケット」は野菜から納豆、うどん、肉加工品、乳製品、酒までなんでも揃っています。



この「ロコマーケット」など楽しい施設もありつつ、基本的にはよくあるアウトレットモールという風情です。大体日本のアウトレットって欧米のそれとは根本的に性質が違っていて、アウトレットというよりは単なるショッピング・モールなんですよね...なので値段も正規値段のものがほとんどだし。
珍しいところでは北欧のデザイン専門店、「イルムス」のアウトレットがあったりして、ここではローゼンタールのキャンドルホルダーとカルファロンのオムレツパン(箱無し)をゲット。

段々雲が晴れてきた中、そろそろ食事に行くことになり、再び車を走らせます。
道中で気になっていた森の中のパン屋、「NAOZO」に立ち寄ると、ここがなかなかのヒット。



看板からしていい味が出てます。
個々のお店、石窯でパンを焼くことで有名だそうなのですが、いかんせん職人さんが一人で作業をすべてやっている上に、熱するのに手間が掛かる石窯なので、店の人気と相まって、常に品薄状態です。



これでも多い方ってのが笑えるんだか泣けるんだか。
翌朝再訪したらパンは2種類でした...店としてはいかがなものか。



これが噂の石窯。
ここで焼きあがったパンは表面がザックリ固く、中はしっとり。
品揃えはともかくとして、ほとんど無添加に近いコンビーフやジャム、信じられないぐらい軽いクリームチーズなどの<パンのお供>も置いてあり、なかなか魅力的なお店でした。

昼食は「那須茶寮」という、一日2組限定の旅館「雪月花」が経営する蕎麦店でいただきました。



およそ蕎麦屋とは思えない、現代建築風のコンクリート造りの建物の内部はゆったりしたつくりでかなり居心地がよいです。広々とした窓からは一面の田んぼが見えてこれまたステキ。



天ザルにデザートがついて2000円以上となかなか値は張りますが、味は見事で、蕎麦は細めで喉越し抜群、薄い衣の天ぷらは絶品です。かなり上品だけどなかなか美味でした。



最後にはあんみつが出たのですが、あんみつの豆の塩加減もすばらしく、かなり堪能致しました。

食事を終えた頃には空には太陽が雲の合間からその姿を見せ始めていました。
そんな中、次の目的地は南ヶ丘牧場です。



南が丘牧場に向かう途中で気になる看板を発見。
看板に従って横道をズーっと辿っていくと、およそ不便な山の中にあるパン工房ドリームというパン屋さんにたどり着きます。
ルヴァン種を使ったパンなど、素材にかなりこだわった様子が見て取れます。ラインアップもかなり魅力的だったのですが、この日買ったパンは出来立てじゃなかったためか若干風味が落ちていたのが残念。
それにしても粉と水の美味い那須ならではのパン文化は羨ましい限りでした。

そんなこんなで南ヶ丘牧場に到着。



那須はこういった観光設備を備えたファミリー牧場みたいなところが多くあるのですが、その一つがここ。
加工食品や乳製品を買ったり、動物たちと大空の下で遊べるのが魅力です。



濃厚極まりないソフトクリームは美味そのもの。



ピロシキならぬ「ペロシキ」はどっちかというと餃子パンっぽくて不思議な味わい。揚げたてが美味い!



うさぎを貸し出してくれて、ハーネスをつけて散歩できるうさぎ牧場も。
こんな可愛い子を借りちゃいました。
この他、乗馬もできるし、いろんな家畜と遊べるし、盛りだくさんの南ヶ丘牧場でした!

さてこの日の晩ご飯は和食メニューでした。
あれやこれやと並んで華やかな食卓になりました。



この日もカラオケと共に夜は更けていき...そしていよいよ最終日!

最終日は朝から快晴!
最初からこれぐらい晴れてくれたらよかったのに...



気持ちのいい一日の始まりは湯豆腐とおなかに優しい朝食です。



この日は午前中のうちに一気に日光へ。
僕は中学校の修学旅行以来の日光です。

まずは昼食。
日光でもとりわけ美味しいと評判の洋食店「明治の館」へ向かいます。



人気店で予約無し、しかも昼時ということでかなり待つかなと思ったのですが、40分ほどですんなり入れまして、しかも個室!



外観は石造りの重厚な西洋建築。雰囲気たっぷりです。
もうちょっと人が少なければこの建物の雰囲気が生きたのにな。
まぁその点ではこちらも混雑の一因なので贅沢は言いません。



メニューはいたってオーソドックスな洋食メニュー。
こういう定番をしっかり押さえてるところってやっぱり美味しいところが多いんですよね。楽しみ♪



まずはオニオングラタンスープ。
上品な甘みのあるスープは好みからするとちょっと軽めの味わい。でも洗練と言う意味ではかなりレベルが高いです。



僕が頼んだのはビーフコロッケ。
でもポテト主体のコロッケではなく、牛肉をふんだんに使い、クリーミーに仕上げているので既にコロッケとは呼べない一品に仕上がっています。濃厚なデミグラスも丁寧に作ってあるし、いや、こりゃ美味いわ。



姫様は大好きなカニクリームコロッケ。
サッパリしたトマトソースとの組み合わせが絶品です。
これもベシャメルがかなり丁寧に作ってあって感動。



追加で頼んだ自家製ソーセージの盛り合わせは、ハーブの利いたソーセージもさることながら、カリカリサクサクのフライドポテトが絶品!
洋食としては今まで食べた中でもかなり高いレベルの食事を堪能しました。

食事を楽しんだ後は日光を見物します。



観光客は多いんですが、空高くそびえる木々のせいか全体的にシンとした穏やかな空気が漂っています。




さすが世界遺産だけあって、外国人もてんこ盛り。
こんなところまで来るのは結構大変でしょうに。



せっかくなのでと階段をいっぱい上ったところにある家康の墓も見学。
脚が...脚が...

久しぶりの日光はやはり記憶の中とはまるで違っていて、改めて感動しました。
たったの3日間でしたが、本当に充実した小旅行になりました♪



帰りのサービスエリアで食べたエビフライ。
うどんかなんかにすればよかった。


にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ
 ブログ村「男の料理」カテゴリーに参加しましたー。


 ブログランキングにも参加!


 レシピブログのランキングにも参加してますー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

那須~日光に行ってきました その1

2008年10月01日 | 旅行
那須~日光に行ってきました その1

段々空気がひんやりしてきて、夏の終わりを感じるこの頃、通常運転の前にもう一件旅行ネタをアップしておきます♪



実はうちの会社の保養所が那須にありまして。
格安で泊まれる上に結構空いててしかも天然温泉つき、食事も美味いとのことなので恒例の小旅行メンバー(姫様のご両親、その友人夫妻と義妹に僕らの7人)で2泊3日の那須旅行に行ってまいりました。

生憎出発の2、3日前から台風13号が日本横断を始めてて天気は崩れ気味。
降ったり止んだりの中、日曜の朝に出発です。

首都高を経て北へ向かい、まず最初の休憩は蓮田のSA。
ここで朝食代わりにアメリカンドッグ。このジャンクな感じが好きなんですが、どうにもあのソーセージの中身が気になるんですよね...ちなみに当のアメリカではとうもろこしに形が似てるので(そして衣にとうもろこし粉を使うことがあるので)「コーン・ドッグ」と呼ばれているのです。

SAを後にしたら後は那須まで一直線。
急いでいけば約3時間ですが、ゆったりと寄り道しながら向かいます。
最初の目的地は牛乳で有名な那須塩原の千本松牧場



ここの中のレストラン「ミレピーニ・ランチョ」で昼食をいただきます。
正統的な洋風ファミリーレストランで、嬉しいことにロティサリー(鶏とかの肉をグルグル回転させながらローストする機械)が置いてあります。
せっかくなので何品か頼んで分けました。



イカのフリットはサクサクの衣が美味!



フライドポテトはバター風味の衣をまとっていてクセになる味です。



そしてこれがロティサリー・チキン(ハーフ)。
付け合せはマッシュポテトと蕪(?)のラタトゥイユみたいなトマト煮。
これをハーブ風味のバターソースをかけていただきます。
いわゆる普通のローストチキンと違う点はやはり胸肉が乾燥しがちな点で、それをバターで補う感じになります。
とても美味しいのですが、これで1980円は高いよなぁ...

牧場なのに肉類が全部輸入物だったり(豚はメキシコ、牛はオーストラリア)、ナイフを頼んだらライスを持ってこられたりと若干「?」な部分はありましたが、料理自体は丁寧に作ってあってなかなか美味しかったです。カジュアルな雰囲気はファミリー向けかな。

食事後、牧場をちょっと散歩。牛乳とか買いたかったのですがさすがに今買っても仕方ないので断念...



さすがというかなんというか、ソフトクリームは濃厚で美味!

場内では野菜の直売とかもやっていたのですが、とにかく安い!
葡萄(巨峰)が4キロで1950円とか、みかんが一袋200円とか。
ありえない安さに嬉しいやら悲しいやら。



これだけ入って980円ですよ!



1パックではたったの100円!

さて、お次は那須らしいスケール感のある風景を観に行こうということで那珂川上流にある深山ダムへ。



やっぱりダムはスケールが大きい!



こちらは道中にあった道の駅の看板。
なんか...これって...

天気は相変わらずグズついてますが、個人的に僕が一番楽しみだった「那須どうぶつ王国」へ向かいます。
看板も少なく、なかなか見つけるのが大変なこのテーマパーク、文字通りいろんな動物を見て遊べる参加型動物園です。



動物大好きなのに犬も飼えないで寂しい想いをしている僕には夢のような場所。
まずは小動物館へ。
アルマジロ、ウサギ、リクガメ、ムササビ、ニホンリス、リスザル、チンチラ、ミーアキャットともうてんこ盛り。



とぼけた表情のプレーリードッグはいまや輸入禁止動物となってしまいました...



我が家でもチンチラを飼っているのですが、複数で飼うとチンチラって寄り添うんですよね...もうふわふわでたまらん。



主のごとく館内をノソノソと徘徊していたリクガメ。

さて、隣はキャット館で、約20匹の猫が放し飼いになっていて、気ままに遊んでいます。こういうところの猫って大体触られるのに辟易していて人が寄ってくるだけで逃げることが多いのですが、ここのコたちはまさに泰然自若。
天気が悪くて客が少なかったから?



館内で一番のベッピンさん。



天井に渡してある吊り橋を気ままに歩き回る猫たち。楽しそうだなぁ。

メイン広場の中央には犬好きにとってのパラダイスがあります。
結構広めの柵の中にいるのは約30匹の犬。小さいのはコーギぐらいまでですが、大きいのはベアニーズやアラスカン・マラミュートまで!新しい人が入ってくると「なんだなんだ」とばかりにワラワラと寄ってくるのでたちまち犬に取り囲まれてしまいます。



一番目立ってたアラスカン・マラミュート。
夏場は辛いだろうなぁ。



誰か遊んでくれる人を待っているレトリーバー。



かわいいオッサン顔に油断して遊ぼうとするとたちまちよだれでビチョビチョになってしまいます。



閉園間近、飼育員の方が入ってくると散歩か食事かと期待に胸を膨らませた犬たちが大騒ぎで集まってきます。



一番黄昏てたこのコの目にやられました(笑)。

ここではレンタル犬システムというのもあって、700円出せば20分だけ好きな犬を散歩させてくれます。僕らも早速コーギのタッポ君を借りてお散歩タイム!



貸し出しの時に「あんまり散歩が好きじゃないんですけど...」と言われたタッポ君、その言葉の通り動かないこと山の如し。
今まで飼った犬は「散歩」の言葉だけでおしっこ漏らすほど興奮するヤツばかりだったのでなかなか意外。でも宥めすかしながらの散歩は楽しかったです。あー犬飼いたい!



園内の一角でやっていたアニマルショーで、羊がバンザイさせられてました。まさになすがまま。
だから毛刈りされるんだなぁと妙に納得。



南米代表のラマが2頭。



なんとトナカイまで!
角の毛が生え変わる時期らしく、斑になってました。



100円で餌を買って、動物にあげることもできます。
馬、超必死(笑)



フクロウは美しい!



これがお目当てのアルパカ。
午前中に雨が降ったため、屋外展示はなかったのでガッカリしていたのですが、帰ろうとすると出入り口のところでこのコが待っててくれました。もう毛がふわふわで!!

さて、一人で勝手に興奮したどうぶつ王国を後にして宿に到着したのは午後5時をちょっと回った頃。
早速一風呂浴びて(天然温泉で露天風呂付き!)、食事へ。
厨房を担当するのはロッジの管理人夫妻に通いのヘルプが一人。
3人で回しているので(この日のお客さんは計13人)、さすがにレストランのサービスは望めないのですが、料理自体のレベルはなかなか高め。



メニューは日替わりで決まっていて、この日は中華のメニューです。
チンジャオロース、魚の唐揚げのサラダ仕立て、点心3点盛り、バンバンジー、サーモンと海老のサラダにスープ、フルーツ、ご飯とボリューム満点!
点心は自家製みたいだし、生姜を効かせたお吸い物風のスープにはほのかにアニスっぽい風味が。聞いてみたらスターアニスを少々加えたとのことで、さりげないアニスは大好きな僕としてはかなりのヒットでした。
一斉に並べるスタイルなので、どうしても冷めてしまうものが多く、特に揚げ物は弱かったのですが、食事制限の話をしたら、ちゃんとソースを別添えにするなどの工夫はしてくれましたし、個人的には大満足。これだけで1000円ちょいだしね。

夜はマージャン組とカラオケ組に分かれてひとしきり騒いだ後に就寝です。
窓を打つ雨の音を聞きながら心地よい眠りにつきます。


にほんブログ村 料理ブログ 男の料理へ
 ブログ村「男の料理」カテゴリーに参加しましたー。


 ブログランキングにも参加!


 レシピブログのランキングにも参加してますー。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする