あすかパパの色んな話

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[CL]10人のチェルシーが王者バルサを乗り越え、決勝に進出

2012年04月25日 06時14分03秒 | サッカー


 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は24日、スペイン・バルセロナで準決勝・第2戦のバルセロナ対チェルシーの一戦を行った。第1戦で0-1と敗れていたバルセロナは、前半から猛攻を仕掛ける。35分にMFブスケツのゴールで先制すると、その直後にはDFテリーが退場して数的優位を得る。そして前半終了間際にもイニエスタが加点し、2-0とリードした。このまま一方的になるかと思われたが、前半ロスタイム。チェルシーがMFラミレスのゴールで1点を返す。後半も攻め続けたバルセロナはFWメッシがPKを失敗。その後も追加点を挙げられず。逆にロスタイムには速攻からFWフェルナンド・トーレスに同点ゴールを許して2-2に追いつかれる。この結果、2戦合計3-2としたチェルシーが決勝進出を決めた。

 欧州CL史上初の連覇を目指すバルセロナは、第1戦からDFダニエウ・アウベス、DFアドリアーノに代えて、DFピケ、FWイサク・クエンカを起用した。一方、4シーズンぶりの決勝進出を目指すチェルシーは、第1戦と同じメンバーで大一番に挑んだ。ヒザの負傷のため、欠場も伝えられたFWドログバもスタメンに名を連ねる。

 第1戦同様に、ボールを圧倒的に支配するバルセロナは、前半3分に細かいパスワークを見せ、PA内でFWアレクシス・サンチェスからのパスを受けたFWメッシがシュートを放つが、ボールは右サイドネットに飛ぶ。直後にもPA内にアレクシス・サンチェスが侵入する。このときに対応したDFケーヒルが右足を負傷し、DFボシングワが準備したが、ケーヒルがプレー続行を訴えて一度はピッチに戻った。しかし、13分で交代を直訴し、早くもチェルシーは交代枠を一つ使うこととなった。

 同16分にはPA内に走り込んだドログバに対応したピケがGKビクトル・バルデスと激突し、頭を強打する。一瞬意識を失うが、そのままピッチに戻ってプレーを続けた。19分にはMFセスクとのワンツーで中央を割ったメッシがシュートを放つが、GKペトル・チェフがセーブ。さらに、こぼれ球をMFイニエスタが狙ったが、これもテリーがブロックした。同22分にもDFマスチェラーノ|ハビエル・マスチェラーノがミドルシュートを狙ったが、惜しくもゴール上に外れて行った。

 カウンターを狙うチェルシーは、同25分にドログバがPA内に侵入。ピケをかわしてシュートを放ったが、左サイドネットに外れて行った。この直後に、プレーを続けていたピケが交代を申し出て、ダニエウ・アウベスがピッチに入る。個々の高い技術を生かし、密集でパスをつなぎ攻めるバルセロナは、同35分にCKを獲得する。そのこぼれ球をダニエウ・アウベスが拾い、左サイドのイサクにボールを預ける。イサクがゴール前に折り返すと、フリーになったブスケツが難なく流し込み、1-0とリードする。

 その直後、チェルシーはテリーがアレクシス・サンチェスを蹴り、一発退場となる。これでさらに攻勢を強めたバルセロナは、同43分に速攻からA・サンチェス、メッシとパスをつなぎ、最後はイニエスタがチェフの右を抜くシュートを決めて、2-0とリードを広げた。

 このまま終わるかと思われた前半だが、終了間際に、大きく試合が動く。なかなか攻撃のできなかったチェルシーが、第1戦同様に前半ロスタイムに得点を挙げた。MFランパードの縦パスを最終ラインの裏に抜け出して受けたMFラミレスが、GKの頭上を抜くループシュートを決めて2-1。価値あるアウェーゴールを奪った。

 後半に入ってバルセロナは左WGで起用していたイニエスタを中央に写し、10人のチェルシーを攻め立てる。後半3分、PA内で守備をしていたドログバが、セスクを倒し、バルセロナにPKが与えられる。キッカーはメッシ。しかし、メッシのシュートがクロスバーに当たり、まさかのPK失敗。チェルシー戦で過去7試合ノーゴールのメッシが、決定的なチャンスを逃してしまう。

 決勝進出のためには、最低でももう1ゴール必要なバルセロナは、後半9分に右サイドのダニエウ・アウベスのクロスをアレクシス・サンチェスがヘッドでゴールを狙うが、シュートは左に外れる。

 自陣に全員が引いて守るチェルシーは同12分、ドログバがハーフウェーライン手前で相手からボールを奪い、目の前のプジョルをかわすと、そのまま自陣からロングシュートでゴールを狙う。しかし、これは前に出ていたGKバルデスがキャッチする。同13分にチェルシーはマタを下げて、FWカルーをピッチに送り出した。

 後半17分にもバルセロナはイニエスタから左サイドのイサクにパスが出る。しかし、シュートは飛び出したチェフがブロックし、ゴールを割らせない。同19分にはドログバが速攻からCKを獲得したが、DFイバノビッチのヘッドは高く上がり、ゴールラインを割る。

 後半22分にバルセロナは、イサクに代えて、R・マドリー戦で先発していたFWテージョを投入する。チェルシーはドログバが左SBの位置に入り、最終ラインに6人が並び、その前に3選手が入る形になって、ゴールを守る。同19分にバルセロナはセスクを下げて、MFセイドゥ・ケイタをピッチに入れる。同34分にチェルシーはドログバを下げて、FWフェルナンド・トーレスをピッチに入れる。右SBにカルー、左SBにF・トーレスが入り、前に行ける際は彼らが飛び出し、守備ブロックをできるだけ崩さない。

 同37分には右サイドのダニエウ・アウベスの折り返しから、ゴール前中央に入ったサンチェスがシュートを決めたが、ダニエウ・アウベスがオフサイドを取られる。その直後にもメッシがシュートを放つが、GKチェフが左手で触り、ボールは右ポストを叩いた。同44分にはマスチェラーノが守備ブロックの前からシュート。ボールは枠を捉えたが、シュートはチェフがセーブする。それで得たCKをプジョルがヘッドで合わせたが、ボールはゴールの上を越えて行く。

 ロスタイム、トーレスが自陣からボールを持ち出そうとする。しかし、バルセロナにカットされた。しかし、チェルシーは中央でボールを取り返し、前線にボールをクリアーする。これがトーレスの足下に渡ると、目の前には広大なスペースがあった。ボールを前方に運んだトーレスは、PA内でビクトル・バルデスをかわし、無人のゴールにシュートを決めて、第2戦の結果を2-2に戻した。

 結局、試合はこのままタイムアップ。バルセロナに過去6試合敗れていないチェルシーが、その記録をまた一つ伸ばし、2戦合計3-2として5月19日にドイツのミュンヘンで行われる決勝進出を決めた。(ゲキサカ)


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