脚と角

関西を中心に国内外のサッカーシーンを観測する蹴球的徒然草。

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天皇杯の切符を狙え -奈良県予選 VS一条-

2009年08月09日 | 脚で語る奈良クラブ
 高校総体が終わりを告げ、いよいよ奈良県内の天皇杯県代表を決める戦いがスタート。奈良育英、一条という高校勢とディアブロッサ高田、奈良クラブという社会人勢が激突。第1試合では高田が3-0で奈良育英を下し、準決勝進出を決め、第2試合では奈良クラブが一条を3-1で下して次へと歩みを進めた。

 
関西リーグ昇格を決めてから約3週間。 
奈良クラブの天皇杯本大会出場を目指す戦いがスタート。

 
相手は先日の高校総体でもベスト8に食い入った一条。
保護者の方々が多く駆けつけ試合を見守る。

 
序盤から積極的にゴールを狙ったMF畑中。
次戦より戦う大学勢には名の知れた選手。マークはきつくなる。

 
滅多にない高校カテゴリーとのガチンコ勝負。
双方が手探りの試合展開。
昨年まで高校生だった吉田が奈良クラブの先制点を生み出す。

 
1-0で前半を折り返すも、51分にPKを献上。
一条が同点に追いつく。

 
しかし奈良クラブは、その2分後に金城がヘッドで勝ち越し弾。
畑中と入れ替わりながらサイド攻撃を掌った。

 
都南クラブ時代からも天皇杯出場の経験は皆無。
前身からチームに残る上西をはじめ、GK松石も好守で勝利に貢献。

 
70分には途中出場の松野正が3点目を加点。
チーム得点王は相変わらず凄まじい得点率を見せる。

 
DF石原が一条の選手と競り合う。
一条は体を張った好守備で奈良クラブを度々追い込んだ。

 
DF中村が一条ゴールに迫る。
相手GKの好守の前にゴールはこれ以上稼げず。

 まずは高校生を相手に、面目を保つ勝利で準決勝に駒を進めた奈良クラブ。リーグ戦の終盤に比べると、どことなく運動量が落ちているような印象を感じたが、再来週にはいよいよ強敵の大学勢が立ちはだかる。
 準決勝では、奈良でもお馴染みの強豪・天理大が相手だ。関西学生リーグ2部Aブロックでは前期リーグを2位(5勝3分1敗)で終えており、大学生相手の練習試合で思うように結果を残せていない奈良クラブには難しい相手となるだろう。おそらくここを勝ち抜いても決勝戦の相手はこの大会の本命とも言える奈良産業大。悲願の天皇杯本大会の切符獲得は簡単なミッションではない。


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