浅井久仁臣 『今日の中東』

1971年のパレスチナ初取材から、30有余年中近東を見続けてきたジャーナリストが独自の視点をお届けします。

レバノン総選挙

2005年05月28日 | Weblog
 ハリーリ元首相の暗殺に端を発したシリア軍撤退要求は、国際的圧力もあり、シリア政府が30年振りに全面撤退をしたことで、一応の収まりを見せました。しかし、岐阜県ほどの大きさのレバノンに18もの宗派別組織が存在し、それもそのほとんどが武装している異常事態は、その後も政局に影響を与え、不安定な状態が続いています。  そんな中、29日から国民議会の総選挙が始まる予定です。128議席は、キリスト教とイスラー . . . 本文を読む