80年代から90年代にかけて日本中を騒がせた統一教会が、またぞろうごめいているようだ。その模様はTBSの「報道特集」で放映されたからご覧になった方もいるだろう。
確かに最近、都内の駅頭で行き交う人にしつこく話しかけている信者らしき姿を見かけることが多くなった。どうしてあんな霊感商法につかまってしまうのかと不思議でならないが、人の不安や不幸をたくみについて知らぬ間に高価なモノを買わしたり、財産を提供させてしまうとのこと。それも、お年寄りや体の不自由な方が被害に遭っているケイスも少なくないと聞く。
こんな許されざる、宗教活動とは言えない団体がまだ生き延びていられるのは、政治家との結びつきが強い場合が多いが、この団体も例外ではない。
自民党の政治家の多くがこれまで統一教会との関係を取り沙汰されてきた。この団体がばら撒く「政治献金」に政治家が群がったのだ。だがそれも統一教会の違法性が問題になる中で、政治家の足が遠のいていった。
読者のメイルで今年5月に行なわれた統一教会の合同結婚式に、日本の次期首相最有力候補と目される安倍晋三官房長官が祝電を送っていたことを知った。ヴィデオの中で司会者と思われる男性が、安倍氏の名前を連呼し、彼からの祝電を紹介していた。
もしこれが事実だとすれば、これまで多くの人が「みぐるみはがされた」と訴えてきた統一教会に対して祝電を送る安倍氏の神経が分からない。こんな人に国の舵取りを任すことへの不安は隠せない。
皮肉なことだが、かつて「統一教会マネー」に群がった政治家の中で一番目立っていたのが、今「小泉後継者争い」で安倍氏のライヴァル関係にある福田康夫氏の父親、故福田赳夫氏だ。福田氏は統一教会の教祖、文鮮明の講演会に参加し、「アジアに偉大な指導者現わる。その名は“文鮮明”である」と賛美し、文鮮明と韓国式の抱擁を繰り返したことで有名だ。その福田氏も時を経れば、名宰相の1人に数える人も出てくる。ホント、この国は政治家天国だ。
確かに最近、都内の駅頭で行き交う人にしつこく話しかけている信者らしき姿を見かけることが多くなった。どうしてあんな霊感商法につかまってしまうのかと不思議でならないが、人の不安や不幸をたくみについて知らぬ間に高価なモノを買わしたり、財産を提供させてしまうとのこと。それも、お年寄りや体の不自由な方が被害に遭っているケイスも少なくないと聞く。
こんな許されざる、宗教活動とは言えない団体がまだ生き延びていられるのは、政治家との結びつきが強い場合が多いが、この団体も例外ではない。
自民党の政治家の多くがこれまで統一教会との関係を取り沙汰されてきた。この団体がばら撒く「政治献金」に政治家が群がったのだ。だがそれも統一教会の違法性が問題になる中で、政治家の足が遠のいていった。
読者のメイルで今年5月に行なわれた統一教会の合同結婚式に、日本の次期首相最有力候補と目される安倍晋三官房長官が祝電を送っていたことを知った。ヴィデオの中で司会者と思われる男性が、安倍氏の名前を連呼し、彼からの祝電を紹介していた。
もしこれが事実だとすれば、これまで多くの人が「みぐるみはがされた」と訴えてきた統一教会に対して祝電を送る安倍氏の神経が分からない。こんな人に国の舵取りを任すことへの不安は隠せない。
皮肉なことだが、かつて「統一教会マネー」に群がった政治家の中で一番目立っていたのが、今「小泉後継者争い」で安倍氏のライヴァル関係にある福田康夫氏の父親、故福田赳夫氏だ。福田氏は統一教会の教祖、文鮮明の講演会に参加し、「アジアに偉大な指導者現わる。その名は“文鮮明”である」と賛美し、文鮮明と韓国式の抱擁を繰り返したことで有名だ。その福田氏も時を経れば、名宰相の1人に数える人も出てくる。ホント、この国は政治家天国だ。