ショッキングな数字が出てきた。
私の住むさいたま市の教育委員会に「学校施設の耐震化状況」を聞いたところ、faxが送られてきた。数字を見て驚いた。東京、神奈川どころか、全国平均にすら遠く及ばない実態が明らかになったのだ。市内小学校の耐震化率が28.8%というのだ。
その内訳は、市内に100ある小学校の286校舎棟数の内、1981年(筆者注)以前の建物が244を占め、老朽化していることが一目りょう然だ。屋内体育館にいたっては、93の内83が81年より前に造られたものである。
そして、改修実施済み校舎の数だが、54。体育館はゼロ。実に耐震化率は28.8%というお寒い数字だ。中学校は随分ましだが、それでも小中学校を合わせた数字は、36.8%。
全国平均が54.7%だから、相当ここでも「ダサイ玉」だ。
ただ、送られてきた数字を見ると、その計算方法が不可思議だ。1981年以前の建物の数が、校舎と体育館を合わせると、327。耐震改修を実施したものが54。耐震診断で補強不要とされた数が3。この数字だけを見れば、耐震化率は17.4%となる。
あと数時間で教育委員会に問い合わせることができる。この点も質してみたい。
改修工事が遅々として進まぬ原因は、「カネがない」ということだが、そう言いながら、サッカー博物館を100億かけて造りたいと言っている。ホント、さいたまはカネの使い方を知らぬところだ。
筆者注:1978年に起きた宮城沖地震の被害の実態を元に1981年、建築基準法が大きく変えられた。確かに、阪神淡路大震災の時も、崩壊した20棟の校舎のすべてがその年の前に建てられたものであり、大(中)破した73の校舎も、ほとんどが81年以前に建てられた校舎であった。
私の住むさいたま市の教育委員会に「学校施設の耐震化状況」を聞いたところ、faxが送られてきた。数字を見て驚いた。東京、神奈川どころか、全国平均にすら遠く及ばない実態が明らかになったのだ。市内小学校の耐震化率が28.8%というのだ。
その内訳は、市内に100ある小学校の286校舎棟数の内、1981年(筆者注)以前の建物が244を占め、老朽化していることが一目りょう然だ。屋内体育館にいたっては、93の内83が81年より前に造られたものである。
そして、改修実施済み校舎の数だが、54。体育館はゼロ。実に耐震化率は28.8%というお寒い数字だ。中学校は随分ましだが、それでも小中学校を合わせた数字は、36.8%。
全国平均が54.7%だから、相当ここでも「ダサイ玉」だ。
ただ、送られてきた数字を見ると、その計算方法が不可思議だ。1981年以前の建物の数が、校舎と体育館を合わせると、327。耐震改修を実施したものが54。耐震診断で補強不要とされた数が3。この数字だけを見れば、耐震化率は17.4%となる。
あと数時間で教育委員会に問い合わせることができる。この点も質してみたい。
改修工事が遅々として進まぬ原因は、「カネがない」ということだが、そう言いながら、サッカー博物館を100億かけて造りたいと言っている。ホント、さいたまはカネの使い方を知らぬところだ。
筆者注:1978年に起きた宮城沖地震の被害の実態を元に1981年、建築基準法が大きく変えられた。確かに、阪神淡路大震災の時も、崩壊した20棟の校舎のすべてがその年の前に建てられたものであり、大(中)破した73の校舎も、ほとんどが81年以前に建てられた校舎であった。