アルクK隊 Kanagon

K と P (Partner) のアルクK隊ブログ
  2010.05.22

磐梯山

2005年06月18日 | 登山
【2011.08.18 投稿】

アルクK隊 登山報告
磐梯山
2005年6月18日(土)
メンバー: K隊 2名 

前日は、裏磐梯のホテルに宿泊。
当日早朝、ホテルの中庭のように佇んでいる沼を一周してから朝食。
ゆっくりと出発し、磐梯山八方台駐車場へ9時半に到着。

ここから山頂までのルートは、約10年前、我が家が登山を始める
ずっと以前に偶然登った思い出(?)のコース。
駐車場のおじさんから”1時間もあれば山頂だから!”と騙され
ジーパンに革靴で挑んで大変な目にあった場所。
かなり歩いても山頂がはるか先と判った時点で”帰ろうよ”との私の
問い掛けに相棒は”せっかくだから行ってみましょう!”で強行。
水分も食料も持たず、何とか山頂までたどり着く。感動!
しかし、登って来た道はぬかっていて下山したくない。(靴と服が
汚れるからイヤ、なんて事を考えていた時代です)
清水小屋で、裏磐梯ゲレンデ方面への別ルートを教えてもらい、
ガレ場を下り、途中でルートが判らなくなり他の団体のツアコンの
お兄さんに道を尋ねたときに”山の地図ってあるんだ”とびっくり。
軽装に革靴で地図も持ってない我々にツアコンのお兄さんの方が
”素人が・・・”とびっくりしていたのではと、思い出されます。
更には、道に迷ったご婦人登山家5名ほどに頼られ、我が家の後を
付いてくるので滅茶苦茶なプレッシャー。こっちは”間違って”山へ
踏み込んでしまった身なのに。
結局、暗くなる寸前に裏磐梯のホテルへ駆け込み、タクシーを呼んで
八方台駐車場へ。山はなめたらいかん。この時から心に刻みました。

それから10年。
今回は山靴に充分な水分に食料。雨具も完備。30分ほど歩くと
廃屋になった温泉”中の湯”へ着く。以前、こんなものがあった記憶
無く、感動。湿地帯の花の群生を木道で抜けて本格的な山道へ。
弘法清水小屋の直前でお花畑に寄り道。花と裏磐梯の眺望を楽しむ。
最後の急登をこなし、山頂到着11時半。やはり約2時間かかる。
”1時間もあれば山頂だから!”と言った10年前のおじさんは
凄い健脚か嘘つきか。(笑)


1. お花畑から磐梯山を望む

梅雨の晴れ間で、猪苗代湖も雄大に見えるのだが、山頂は蜂、羽虫など、
飛んでいる虫が凄く、本当にひどい。何箇所も噛まれました。
30分も留まれずに食事だけ済ませて退却。下山途中も息をすると虫を
飲み込んでしまいそうで、タオルで口を塞ぎながら歩く。今回は往路を
戻るピストンを選択。

1時半頃、中の湯まで下りたところで団体に会う。凄い人数だな~と
思いながらすれ違うと団体はばらけてしまって最後尾とすれ違うのに
10分以上もかかったか。最後の女性に”山頂までですか?”か聞くと
”笑っちゃうでしょ、そうなのよ”とのお答え。我が家も笑ってしまい
ました。皆様、きちんと登山の格好はしていましたが、大人数な上に
かなりのお年の方もいらっしゃいましたので。
駐車場へ1時50分到着。今回はトラブルなく、ハイキング気分で
楽しめました。

駐車場に止めた我が家の車付近で、かの団体の観光バスの運転手達が
休憩中。話を聞けば。朝8時に都内を出て、280人のツアーで山頂を
攻めた後、日帰りで都内へとんぼ返りとの事。日没までに降りてこれる
か?ひとごとながら、事故の無いことを祈っておりました。

駐車場0935 -中の湯1000 -1100お花畑 -1111弘法清水小屋
-1135山頂1152 -1351駐車場

教訓:今度から、マスクは常に用意しよう!

記: Kanagon


コメント