アルクK隊 Kanagon

K と P (Partner) のアルクK隊ブログ
  2010.05.22

大台ケ原 (交流山行)

2002年10月19日 | 登山
【2011.08.11 投稿】

アルクK隊 登山報告
大台ケ原 交流山行
2002年10月19日~20日
メンバー: 関東5名、奈良6名 総勢11名 
奈良組 Lクミコさん、F氏、K氏、O氏、K嬢、マユミさん
関東組 B氏、Gabibo氏、Y嬢、K隊


10月18日(金) 前日 (東京→名古屋)

Y嬢&K隊は東京駅で夜行バス待ちの前夜祭。紹興酒を寝酒に、
奈良組との再会を夢に、車中で就寝。


10月19日(土)
 名古屋→松坂→大杉~桃の木山の家

早朝6時、名古屋駅。次のバスのB氏、Gabibo氏と合流し名鉄特急で
8時松坂駅着。8時半、奈良組6名が現れた。金峰山から1年。
胸躍る再会。懐かしく、嬉しい。皆、変わらず元気だ。笑顔が
飛び交う。話が弾む。心配の種は天気だけ。好天を祈る。

9時、大杉行きのバスに乗る。乗客は全員で20名もおらず、
車内でゆっくりと寛ぐ。しかし1時間程で雨が降りだす。祈り届かず。
結構大粒。車中で全員が雨支度を始める。カッパにザックカバー。
赤に黄色。一足早い紅葉。彩りも鮮やかな完全防備だ。

大杉に着いても雨脚は変わらず、船に乗り継ぎ昼食。


1. 船に乗り込む

船内は静かで、窓からの風景は優美だ。雨が残念。
ほどなく、停船の準備に入る。
が、船首が岸に向いたまま船長が船首に上がる。座礁か!
と思ったら着船。船首の甲板トラバースで下船。いきなりの難所
であった。宮川第二乗船場11時半到着。雨中の記念撮影。


2. 雨中の記念撮影

東京駅から12時間余り。待望の交流山行の第一歩を踏み出した。
歩き始めると突然切り立った崖の細道。キレ落ちている。
鎖は整備されているがかなりの高度。見える渓谷の景色は雨でも
最高だが、足元に神経を集中。滑らしたら谷底だ。


3. 大雨の中、何度も崖を通過

上から見る水はあくまでも透明で青い。太陽があればと思った瞬間。
紅葉には少し早いが見事な渓谷美の中、鎖に守られながら進む。
深い谷に架かった吊橋をいくつか越える。依然、激しい雨の中。

午後1時半、千尋滝休憩所で一本入れる。雨の名所らしく、休憩所に
屋根があり一息つく。千尋滝は高く、左右にも広がりがあり余りにも
見事。つい見入ってしまった。
突然、K嬢の悲鳴。蛭だ。天井から落ちてくる。これは悲劇の
始まりで次々と犠牲者が。自分は大丈夫と思っていたら、脛から血が。
私も3ヶ所やられました。

猪ヶ淵を過ぎ、ニコニコ滝休息所で最後に一本入れる。ここからの
1時間が一番きつかった。梯子、鎖の連続、濡れた岩場のトラバース、
急登、大雨。歩き難い条件のオンパレード。皆、黙々と歩く。
視界が開け小屋が吊橋の向こうに見えた。安堵感。皆無事で良かった。

小屋到着3時45分。約4時間であのコースを抜けてしまった。
ペースの速さに驚く。奈良の人は早い早い。
小屋前で雨具を脱ぎ、蛭チェックをしていると小屋には乾燥室が
無いと判る。干す場所も無い。衣類掛けはあるのだが雨具を干す
ことはは禁止。ビニール袋を渡され、雨具をそれに入れる。
明日も雨なのに。。。雨の名所なのに。。。

まずは乾杯と食堂に向かう。F氏、O氏が既に飲んでいた。
奈良の人は何事も早い。珍しく風呂がある小屋だが、風呂よりビール
で、風呂組より飲み組のほうが多かった。

出ました!K氏のチャーシュー。滅茶苦茶旨い!真由美さんの
”いたがらす”。地酒も旨い。K隊からは泡盛古酒2本。その他
ウィスキーにジンロにと酒の山。す、凄すぎる。

夕食はカツカレー。下界の下手な洋食屋より美味しい。ルーだけの
お替りもありで満腹。
食後は引き続き宴会。来る時のバスから一緒だった三重県5人組
とも最後は大盛り上がり。交流山行ならではの楽しすぎるひと時。
どうやって布団に入ったか定かでない。気がついたら朝でした。
深く反省。猛省。


10月20日(日) 
 小屋~日出ヶ岳~大台駐車場→大和上市駅→温泉→京都→東京

泡盛の香残る頭を冷たい水で洗う。朝食後、6時半出発。雨は昨日
より強くなっている。七ツ釜滝、光滝と標高を上げると紅葉が綺麗だ。
雨は更に強くなる。堂倉滝はどっしりとした名曝。雨にも負けない
荘厳さ。吊橋の上でしばし立ち止まる。堂倉避難小屋で休憩。


4. 堂倉滝

雨具が役に立たない程の土砂降り。屋根が無いと休息も取れない。


5. ともかく土砂降り

ここからは展望の無い樹林帯の急坂。ひたすら登る。道中、赤色の
映える紅葉に出会う。足元も赤い絨毯。最後の長い階段を抜け、
正午前に山頂。万歳!しかし、眺望無く寒い。雨は相変わらず。
数分の滞在で即下山。
15分後のバスをF氏が止めてくれていた。次のバスは2時間後。
お蔭様で温泉でゆっくりと宴会。

なめくじ隊Furukawaさんとも感動の再会。
今回は関東組が本当にお世話になりました。
最後に、Lクミコさん、素敵な交流山行をありがとうございました。

近鉄を乗り継ぎ、京都から新幹線。最後のウィスキーも空になり
夜10時、東京駅に着く。

教訓:小屋のオーナー諸氏は・・・でしたが、バイト君は最高でした。
ね、クミコさん!


10/19
松阪駅09:00-(バス) 大杉11:00-(船) 11:30宮川第2乗船場11:40-
千尋滝13:35- 猪が淵14:40- ニコニコ滝14:50- 15:45桃の木小屋
10/20
小屋06:30- 七つ釜滝06:55- 堂倉滝08:25- 09:40堂倉避難小屋09:55-
日出ヶ岳11:45- 12:15大台駐車場


コメント

唐松岳

2002年10月12日 | 登山
【2011.08.11 投稿】

アルクK隊 登山報告
唐松岳
2002年10月12日
メンバー: K隊2名

今回は3連休の真ん中に友人の結婚式があり、夜行バス&日帰り
山行で紅葉期待の八方尾根経由唐松岳ピストンを計画した。


10月11日(金)

夕食をとる時間も無く、新宿バスターミナル付近の屋台で
食事と決め都庁へ向かって歩き始めた午後9時半、
既に出来上がったNakajと偶然すれ違う。屋台へ誘うが”帰る”
とふられ寂しい。K隊2名でおでん&ラーメンの小宴。
午後10時半バス出発。バスが古く振動と軋みが気になる。
良く眠れない。さわやか信州号ファンとしては大いに残念。


10月12日(土)

早朝6時、八方にバス到着。八方ゴンドラ始発の7時半までには
時間がある。眠気覚ましはあさりの味噌汁とばかりにゴンドラ乗場で
湯を沸かす準備。しかし、3連休初日。続々と人が到着し、
気の早い人は列を作り始めた。K隊もまずは順番取りにザックを
列に置く。20番目くらいか。それからゆっくりと朝食。

肌寒いが一点の曇りも無い青空に、太陽が眩しい。
定刻にゴンドラ運転開始。更にリフトに乗り継ぎ、視界が開けて
くるが紅葉は8割方終わっている。

先週、相棒が同じコースを単独行し、”紅葉が絶景”であったとの
報告で決めた八方尾根だけにショックは大きい。しかし、その時は
曇天であり、天候は今日のほうが素晴らしいとの話に気を取り直す。
花より団子、ならぬ、紅葉より眺望である。

8時、リフト終点の八方池山荘から歩き始める。日本晴れ。


1. 開けた尾根を快適に歩く

二ヶ月前に五竜から唐松へ縦走したときには見えなかった白馬三山、
五竜山頂、鹿島槍がくっきりと見える。日差しは強く、半袖に
着替えたほど。八方池の一部は工事中であったが、ちょっと足を
踏み入れ(ゴメンなさい)、白馬三山が池に映るお約束を撮る。


2. 青空と八方池と白馬三山

丸山ケルン直下の雪渓とナナカマドの赤い実、青空。配色の見事さに
足を止め、紅葉気分を少し味わえた。丸山ケルンからの稜線歩きは
右に白馬三山、左に五竜・鹿島槍が聳え文句なし。唐松岳へ続く
山道も一望でき素晴らしい。


3. 少し残った紅葉、五竜、双耳峰の鹿島槍

遠見尾根の登りも良かったが、八方尾根の登りもなかなかと見直す。
唐松山荘に着くと、目の前に剣、立山が飛び出す。雪渓と新雪の
両方が見える。冬支度の装いだ。
しかし、今は陽光遮るもの無く帽子とタオルで顔や首を隠す。
秋と言うよりは初夏。


4. 紫外線対策

山荘から山頂まで最後のひと登り。ほぼ3時間で山頂に立つ。
紅葉には遅かったが、絶景のひと言。不帰キレットを進む人が
見える。八ヶ岳と南アの間に富士山が見える。
賑わう山頂で昼食。1時間以上も山頂で過ごす。今年のK隊、
焼岳に並ぶ最高の景色となった。


5. 唐松山頂の絶景

もう一泊したい気持ちを抑え、五竜まで行ってみたい気持ちを抑え、
下山開始。未練を断ち切るかのようにグングン下り、山荘から約
2時間でリフト乗場。まだ2時半。天気良く、登ってくる人が多い。
ゴンドラで下山し、ビールで乾杯するうちに、蕎麦&風呂&素泊まり
の誘惑に勝てず、旅館を探し素泊まり確保。風呂&馬刺し&ウナギ
&蕎麦&タコスで白馬の夜はふけていった。(食べ過ぎ)

明朝7時、相変わらず素晴らしい天気の白馬をあとに帰京。
二人で結婚式に出席する。

教訓:素泊まり5000円の良い旅館見つけました。スキー
シーズンも同料金。ゴンドラ、徒歩3分!

(相棒の山行記録)
10/12
八方ゴンドラ07:30- リフト終点(八方池山荘)08:00-
08:50八方池09:00- 10:00丸山ケルン10:15- 10:48唐松山荘10:55-
11:05唐松山頂12:20- 12:30山荘12:45- 13:15丸山ケルン
13:33雪渓 -14:05八方池 -14:40リフト乗場


コメント

唐松岳 (相棒の単独行)

2002年10月06日 | 登山
【2011.08.23 作成&投稿】

アルクK隊 登山報告
唐松岳
2002年10月6日

相棒(Partner)の単独行

彼女の山行記録と写真


前日 23:50 急行アルプス
06:00 信濃大町経由白馬
06:15~06:20 白馬駅-バスターミナル
06:35 ゴンドラリフト乗場
07:55 ゴンドラ発
08:25 リフト降場
09:05~09:15 八方池
10:15~10:20 丸山ケルン
11:00~11:10 唐松山荘
11:23~11:50 山頂
12:10~12:20 唐松山荘
12:50 丸山ケルン
13:50 八方池
14:25~14:35 リフト乗場
15:45 白馬発 特急あずさ
20:17 新宿着


・紅葉1


・紅葉2


コメント