山とアート

2008年から八ヶ岳南麓に移り住み、庭に小さな菜園を作りながら、知り合いのギャラリーや工芸作家のお手伝いをしている日々。

草刈り機にあなどられ・・・

2010年07月26日 20時17分29秒 | 日記
昨年は花が咲いたとたんに猪に掘り返されて全滅したじゃがいもですが、今年は万全の備えが功を奏して結構収穫できました。


これはほんの一部・・・この後ぞくぞく・・・でもないですが当分買わずにすみます

トマトも昨年は駄目でしたが今年は場所を換えて植えたのでなんとか成功しそうです。
いんげんはどんどん採れてますが、昨年すごく採れたなすがなかなか・・・
前の年にじゃがいもを植えていた場所に茄子を植えたのがいけなかったかも

ところで・・・草が出るようにになってから2回ほど草刈りをしたのですが、2週間前から草刈り機のエンジンがかからないのです
こういう農機具の共通点は「スイッチひとつで始動」なんてありえない、紐を引っ張ってエンジンをかけるシステム・・・出来た頃の自動車や飛行機と同じ

全身を傾けて勢いよく紐を引っ張るのですが、これを10回もやると疲れるわけでしばらく休み、また引っ張って・・・というのを何度やってもかからず・・・30分もすると疲れてしまうのであきらめてまた翌日・・・
そんな具合だったある日、別の用事で天野さんがいらした時に試しにやってもらったら30秒でかかったのですそれで一度とめてから私がやると1発でかかります。
彼は不思議そうに「簡単にかかるじゃない、なんでだめだったんだろうね」

そこで安心して翌朝再度かけようとしたところ、また駄目で1時間ほどであきらめ

この草刈り機はお隣のY子さんと共有なので、その日はお返しすることにして夕方私の留守の間に彼女がやったら2発でOKだったとのこと。
「なんででしょうねー」

・・・要するに私のやり方がまずい・・ということは確かだ

今日もY子さんにコツを教わって、朝がんばったのにやはりだめで1時間でgive up

こんなに草が伸びてしまってなんとかしたいのにぃ~~~


夕方にも再挑戦したものの、こいつはふてくされているのか一向にかからず30分くらいで雷の音が聞こえたのでやめました

以前は簡単にできたのに何故なんでしょーね
また明日もがんばる


清里写真美術館の彫刻展示

2010年07月25日 21時23分25秒 | 美術館
昨年に引き続き今年も
"feel 空間と心をつなぐかたち"
8人の彫刻家による美術館内の展示が始まりました

K★MoPA というこの美術館は141号線からかなりはいりこんだ山の中
ですが林の中にすっきりと建てられたコンクリート打ちっぱなしの建築は、周囲の緑と調和してとても気持ち良い場所です
ここも以前から何回も観に来ている美術館のひとつです。


まずは入り口に入る前に鉄の作品・・・十分に赤錆がきいて芝生の緑との対比がきれいです


ロビーには木の不思議な形・・・手のひらのような足のような動きがユーモラスです

宿泊棟に上がっていくと廊下の真ん中に白い石の作品です・・・表面が海面のように波打った静謐な形で・・・しーんと静まりかえった空間にずっと居たくなります。


廊下の突き当たりには二人向き合って対話しているかのような可愛い作品
(背後はガラスなので写真は逆光になってしまったのが残念ですが。


外に出ると綺麗に芝刈りされた真ん中に木彫の作品が・・・これもバックの林との調和が素敵です


反対側には木立の合間から鉄の作品2点・・・丁度お天気が良くて陽がたっぷりと射していてまるで舞台にスポットライトがあたっているようでした


中庭に出るとこちらもまさにスポットライト
木々に囲まれた空間の真ん中に置かれた石の彫刻に光があたって反射しているのですが、まるで作品自体が発光しているようにみえました


中庭の中央に木彫の大作・・・存在感たっぷりの力作ですね


中庭を囲っているコンクリートの壁にはこのような隙間があり、そこに鉄のまるい造形が意外性と同時にバランスよく配置
そしてその隙間の向こうにも細長い立体作品がわずかにみえています。



壁の向こう側にまわるとこのような広いスペースに背の高い鉄の作品が置かれていました。
背後の木々の形に溶け込んでいます


そして先ほどの壁の隙間を反対側からみると・・・はるか向こうの庭に発光する石の作品がみえるのです・・・これらの配置の面白さ


この日は猛暑日でしたがここの中庭はたくさんの木立に囲まれて、静かで涼しくゆったりと落ち着きました。

この彫刻展の作家は
イグチトシオ、上田快、上野玄起、久保田真代、倉橋元治、武田省一、萩原真輝、村岡由季子の皆さんです。
展示は10月3日まで観ることができます

美術館本来の写真展示も1945年頃から60年代までの白黒作品・・・進駐軍が銀座の和光にいたころの貴重な写真や、戦後の日本各地のなつかしい映像など、有名な作品も数多く何度観ても見ごたえあります。
林忠彦、土門拳、東松照明、細江英公・・・

詳しくは↓

http://www.kmopa.com/

猛暑の中、山本明良(あきら)展

2010年07月23日 21時22分06秒 | ギャラリー
東京はかなり暑そうですが、八ヶ岳も暑いです
庭仕事は1時間が限度・・・汗だくになります

それでも、夕方になると涼しい風が入ってくるのが救いですね

昨日は夜になって激しい雷雨・・・稲妻はとっても好きなので楽しみながら・・・停電するとまたきれいで・・・しかし本当は危ないのですそれに停電中は井戸のポンプが停まって水が出ない
ご近所ではテレビに落ちたという話もあり、我が家の敷地内の電信柱にもよく落ちます・・・スリル満点です

・・・で、今日は朝からぎんぎんに晴れました


Gallery Amanoにむかう途中のたんぼ道から見た八ヶ岳・・・まだ入道雲がいっぱい


明日24日から始まる山本明良展の飾り付けがすんで、キャプションや略歴印刷などの準備に行ったので一足早く展示を拝見・・・彫刻なのでいつもと少し違います


初めて拝見する山本さんは石の作家ですが、これは石に細い切り込みを入れインド糸をはめこんであるユニークな作品・・・一見すると布か織物の作品みたいですね


御影石や大理石などを使った抽象的表現はなかなか見ごたえあります


壁に流木を使ったレリーフをかけ手前に黒い御影石を置いた展示ですが、なにか祭壇のように神聖な雰囲気があります。


これも果物のようなイメージですが、石に細かい刻みこみがあってつやが消えて不思議な物体


大理石の上に黒い御影石と細かい真鍮・・・芽生えのようなイメージです
しかしあくまでも重厚に・・・


この作品のタイトルは「赤い涙」
真鍮とガラスです・・・面白い

この展覧会は明日がオープニングで8月6日までです

小淵沢はそれほど暑くないので東京から日帰りで涼みにいらしてはいかが

梅雨の庭と畑

2010年07月11日 22時19分21秒 | 日記
今日は参議院選挙・・・東京に住民票がある母はがんばって朝から投票にでかけていきました・・・高いJRの特急に乗って
すごい使命感です・・・

駅まで送った後、山梨県民である私は大泉町の投票所へ・・・
母が今夜伯母の家に泊るので久しぶりの一人暮らしです・・・うれしー
何しろ29年間一人暮らしだったので、これが普通で好きなのだ

・・・で、庭ですが


東京から持ってきたハイビスカス、今年もきっぱり咲きました・・・
昔会社でハワイキャンペーンの際、いただいた小さな挿し木をずっとマンションで育て鉢を増やして5つもあったのです。


昨年はドジな私が草刈りの時に一緒に刈ってしまった「ほたるぶくろ」今年は慎重に残したのでこのように沢山可憐な花をつけています。


これは新宿御苑でひっそり育てられていた「福羽苺」を分けていただき、母が増やしています。日本の最初の苺ですので今の品種改良されたものと違い、すっぱくて素朴な味わいです。


トマトはまだまだこれからですが、今年はなんとか成功しそうですな
昨年は今頃真黒になって全滅でしたので


4つ植えたブロッコリーは2個だけ成功・・・残りは虫食い
今日収穫して早速食べました


枝豆ももう少し待てば取れそうですね。

昨年は今頃イノシシと鹿に根こそぎやられて悔し涙でしたが、今年はどうやら3重の対策(①暗くなると点灯するソーラーのLED、②香りの強いミントと菊を植えて畑を囲む、③人間の使った古着をあちこちに巻きつける)がきいているようです。

それでもキュウリは土が合わないのか枯れてしまったので、新たに苗を買って別の場所に植えかえました。

農芸はなかなか奥が深いです


オープニングに雨は初めてかも

2010年07月04日 22時17分44秒 | ギャラリー
7月のGalley Amanoはオーナー天野幹夫さんの展示です。
天野さんは家の改造やら、米作りやら、料理やら、ギャラリー経営やら、なんでもできるスーパーマンですが、本業は絵描きさんです
しかも、一口に絵を描くといっても油絵もあれば版画もあればレリーフもあり、その中でも色々な種類の抽象画があるのですx2

ちなみに昨年の展示は↓
http://blog.goo.ne.jp/artkaz/e/aa398349ef0d1816cee98a5846201b9d

昨年はキャンバスに油彩の作品でしたが、今年はまた違いますx3


入ると早速渋い褐色の作品が目をひきますね


昨年の円形の名残が一点だけ・・・でもかなり雰囲気が異なります



黒と白、赤と木目のシリーズです。

実はすべて木に油絵の具で着色しています・・・木目と自然の形と人工の組み合わせ。
抽象絵画の表現に素材の面白さがあって、作家が楽しんで制作している様子が想像できませんか?



赤いのはベンガラの色だそうです。
ベンガラはオランダ語らしいですが、インドのベンガル地方から来ているとの説も。いずれにしても鉄分の赤です。
横から何か生えているみたいですが・・・釘です


この白い部分はまるでプラスティックのように光沢がありますが、木目との対比が意外で又この色彩は飽きがこないです


いつもオープニングパーティをするバルコニーのテーブルはあいにくの雨で合羽姿


中にも大きなテーブルがあるのですが、大勢お集まりいただき座れない方も・・・

梅雨時は仕方ないですね

まだ工事中の部分もありですが Gallery AmanoのHPができました↓

http://gallery-amano.main.jp

この展示は7月19日までです