西谷川左岸下流から

2017-10-16 | 日記

      

写真の場所は長岡市栃尾大野町4丁目。大きな油揚げで全国的にも名高い “ 栃尾の油揚げ ” のお店が数軒並ぶ国道351号線に沿って流れる西谷川。写真はその左岸にある「大野町河川公園」のウォーターフロントの階段である。大野橋がかかっている。このすぐ背後には、頂に栃尾城址のある鶴城山 ( 標高227m ) が控える。かつて500年前の栃尾城には上杉謙信の少年時代の姿があった ( 参考文献『 栃尾市史 上巻 』)。午後3時くらいの時間だろうか。この日の天気は曇り空で、川の流れはどう見ても透明だった。紅葉にはまだ早い。

しばらく川の下流に行くと栃尾市街地になる。川に沿った街の遊歩道には栃尾ゆかりの歌人達の歌が金属板に刻まれて点々と掛かっている。その内藤鋠策 (ないとうしんさく1888ー1957) の歌がいい。

             ひとすぢの川のみ黒くながれたる寂しき雪のふるさとを出づ

1905年、鋠策は「ふるさとを出」て上京し、出版社・抒情詩社を興し、かの高村光太郎 (1883-1956) の処女詩集『道程』を出版 (1914年) した。

 


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