明日は四国の高瀬というまたまた「小さな町」に行きます。
遁世閑居?しつつも、研究成果に熱き持論を持つ、70才の数学者さんにお会いするのです。
どんな方なんだろ…わきわき。
…大手の航空会社やジェット機利用に飽きて、ここのところ暫く新興エアラインや新幹線のお世話になっていたけれど、やっぱり忙しいときはスピード第一。目的地は香川県の片田舎なのだけど、愛媛県スレスレ。松山空港で降りて、瀬戸内海沿いの道をレンタくんで走る予定です。勿論初めての街です…。
例によってアサイチヒコーキだけど、午後の早い時間には東京に戻るつもりなので珍しく事前にご報告…。
ANAのマイレッジがなくなってきたので今回は10万マイル以上残っている、日航のマイルを消化します。
日本航空…。そもそもは国が1951年に設立した特別会社(1987年に民間運営に移行)でもあった歴史ある航空会社ですが、先月(七月)の12日に、「外資」になっちゃってたって、知ってた~?
…歴史の時計を1970年代にぐるりと戻すと、日本最初の個人による大型M&Aだったかもしれない、糸山英太郎氏による株の買占めで、かなり長い期間同氏がこの会社の筆頭株主でした。この一件は日本人の株式への意識をドラスティックに変え、またジャパニーズドリームの若き体現者として、糸山氏を一躍時の人とさせました…。
時は流れていまや筆頭株主はモルガンスタンレー。発行済み株式の5.78%を取得しています。日本の象徴、鶴に日の丸のヒコーキは、いまや外資ファンドの会社だとは・・・うーむ。(この会社に三越も買われました…苦…以前の記事どうぞ。)
(ちなみに合併前にJASの筆頭株主だった東京急行電鉄が法人では大株主としては二番目。糸山氏も個人ではいまだ筆頭であり、エグゼクティブアドバイザーでもあります。)
心揺らぐのは、外資ファンドの会社になっちゃったからだけではないの。
こころなしかゼロ戦を髣髴させるあの「日の丸のかけら」をイメージした赤い尾翼のペイント(太陽のアーク)も、米国の有名なデザイン会社ランドーアソシエイツによるCIの一環で、日本人または日本のデザイン会社によるものではないのよー。
日本人の反感を買わないようにと、CIに腐心しているかに見えるモルガンスタンレーは、株の大量保有報告書ではこれを一時的な保有であると記載してもいます。むむっ、でも三越買収のときもたしかそんなこと書いてあったわ。緻密に反感を買われないように努力しているのが伺えますね。こうしたローカルの心情にもケアしながら、外資は着々と「日本」を買っている…ふた昔前、ロックフェラービルを買った三菱地所は結局地元ニューヨークっ子の反感をぬぐえずに再度売却したし、最近では阪神をちゃっかり買おうとしただれかさんも、結局は失敗したわけだけど、日本人てこういうところに無頓着なんですね。やっぱり「心理戦」て大切なんだなー・・・。
ついでですが、日本航空は一昨年社名変更もしていて、正式な社名を今は日本航空インターナショナルといいます。
…歴史と伝統を紡いできたこの会社の度重なる不祥事は、こうした変遷による士気の低下というのもあるのでしょうか…。
特に日航ファンという訳ではないのだけれど、この赤く塗られた垂直尾翼が、そこはかとなく寂しいのでありました…
遁世閑居?しつつも、研究成果に熱き持論を持つ、70才の数学者さんにお会いするのです。
どんな方なんだろ…わきわき。
…大手の航空会社やジェット機利用に飽きて、ここのところ暫く新興エアラインや新幹線のお世話になっていたけれど、やっぱり忙しいときはスピード第一。目的地は香川県の片田舎なのだけど、愛媛県スレスレ。松山空港で降りて、瀬戸内海沿いの道をレンタくんで走る予定です。勿論初めての街です…。
例によってアサイチヒコーキだけど、午後の早い時間には東京に戻るつもりなので珍しく事前にご報告…。
ANAのマイレッジがなくなってきたので今回は10万マイル以上残っている、日航のマイルを消化します。
日本航空…。そもそもは国が1951年に設立した特別会社(1987年に民間運営に移行)でもあった歴史ある航空会社ですが、先月(七月)の12日に、「外資」になっちゃってたって、知ってた~?
…歴史の時計を1970年代にぐるりと戻すと、日本最初の個人による大型M&Aだったかもしれない、糸山英太郎氏による株の買占めで、かなり長い期間同氏がこの会社の筆頭株主でした。この一件は日本人の株式への意識をドラスティックに変え、またジャパニーズドリームの若き体現者として、糸山氏を一躍時の人とさせました…。
時は流れていまや筆頭株主はモルガンスタンレー。発行済み株式の5.78%を取得しています。日本の象徴、鶴に日の丸のヒコーキは、いまや外資ファンドの会社だとは・・・うーむ。(この会社に三越も買われました…苦…以前の記事どうぞ。)
(ちなみに合併前にJASの筆頭株主だった東京急行電鉄が法人では大株主としては二番目。糸山氏も個人ではいまだ筆頭であり、エグゼクティブアドバイザーでもあります。)
心揺らぐのは、外資ファンドの会社になっちゃったからだけではないの。
こころなしかゼロ戦を髣髴させるあの「日の丸のかけら」をイメージした赤い尾翼のペイント(太陽のアーク)も、米国の有名なデザイン会社ランドーアソシエイツによるCIの一環で、日本人または日本のデザイン会社によるものではないのよー。
日本人の反感を買わないようにと、CIに腐心しているかに見えるモルガンスタンレーは、株の大量保有報告書ではこれを一時的な保有であると記載してもいます。むむっ、でも三越買収のときもたしかそんなこと書いてあったわ。緻密に反感を買われないように努力しているのが伺えますね。こうしたローカルの心情にもケアしながら、外資は着々と「日本」を買っている…ふた昔前、ロックフェラービルを買った三菱地所は結局地元ニューヨークっ子の反感をぬぐえずに再度売却したし、最近では阪神をちゃっかり買おうとしただれかさんも、結局は失敗したわけだけど、日本人てこういうところに無頓着なんですね。やっぱり「心理戦」て大切なんだなー・・・。
ついでですが、日本航空は一昨年社名変更もしていて、正式な社名を今は日本航空インターナショナルといいます。
…歴史と伝統を紡いできたこの会社の度重なる不祥事は、こうした変遷による士気の低下というのもあるのでしょうか…。
特に日航ファンという訳ではないのだけれど、この赤く塗られた垂直尾翼が、そこはかとなく寂しいのでありました…