3月11日(金)8日の予算委員会で足利事件をふくむ北関東連続幼女誘拐・殺人事件について質問した。菅家利和さんの冤罪は晴れたが、真犯人は捕まっていない。5つの事件はすべて未解決のままなのである。住民の不安は残されたままなのである。しかし菅首相および中野寛成国家公安委員長の答弁で、事件解決への新たな展開が可能となりつつある。菅首相はこのような答弁を行った。「捜査そのものの一般的な在り方は一般的に一つのルールがあるかと思いますけれども、まさに冤罪事件であり、さらにその後も事件が、類似の事件が続いていることを考えますと、今後のこういう同一の、同種類の事件を防ぐという意味からも、必要なことについてはしっかり対応することが警察等においても必要ではないかと、今のお話を聞きながらそのように感じたところであります」。この「必要なことについてはしっかり対応する」という発言が国家公安委員長のはじめての答弁につながる。栃木県足利市で起きた3事件と群馬県太田市などの2事件が「同一犯人による犯行の可能性が否定できないものというふうに警察としても認識いたしております」。これまで警察庁も最高検も、足利の3事件については連続事件の可能性が高いと判断してきた。ところが中野国家公安委員長は群馬の2事件もふくめて5事件が同一犯人である可能性があると判断したのである。実は官僚が用意していた答弁書は足利3事件のみを連続事件の可能性と指摘するものだった。ところが質問を聞いていた中野国家公安委員長がご自身の判断で踏み込んだ答弁を行ったのである。これこそ政治主導である。96年に群馬県太田市で起きた横山ゆかりちゃん誘拐事件(未解決。時効はなし)の捜査をきっかけにしてほかの事件を解決する道筋が開かれたのである。私は質問のなかで日本テレビ「action」や「文藝春秋」清水潔リポートで、足利事件現場で目撃された不審人物と被害者の真美ちゃんの半袖シャツから検出された体液のDNAが完全に一致したと報じたことも紹介した。真相解明にはあと一歩のところまで来ているのだ。群馬県警では16日にゆかりちゃん事件をはじめとする長期未解決事件を捜査する専従捜査班が新設されることになった。
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これは、真犯人の事件であるばかりでなく、警察、検察の事件ですので絶対に無や撫養にしてはならないですよね。
「政治主導」を期待してます。