ずいぶん昔の話だ.新婚旅行で沖縄に行った時ひとり800円で入った観光農園は,パインアップルが食べ放題だった.さほど広くない園内を一回りした後,元気なおばちゃんがパインを1つ切って出してくれた.ひと口目は美味しかったが,とても丸ごと一個は食べられない.もう一つどう?と笑顔のおばちゃんに,ボクたちは苦笑してお断りした.丸々2つを平らげる大食漢はそうはいまい,たとえ2つ食べられてもおばちゃんにぜんぜん損はない.
今やパインアップルは安価な果物の代表格でスーパーに転がっているが,子どもの頃はもっぱら缶詰のラベルでしか知らない未知の果物だった.観賞用のパインアップルをみても美味しいかな、と考えてしまう世代はだんだん少数派になりつつある。
今やパインアップルは安価な果物の代表格でスーパーに転がっているが,子どもの頃はもっぱら缶詰のラベルでしか知らない未知の果物だった.観賞用のパインアップルをみても美味しいかな、と考えてしまう世代はだんだん少数派になりつつある。