よいお手本

ちょっと前に、ボコちゃんが5月中旬から学校のPTA主催の水泳教室に通い始めたことは書いたのだが。

ここに引っ越してきて、近所に水泳のよいお手本がいる。

水に入ると具合が悪くても体調が整う河童の甥っ子1号（小6）と、1年のときに500m泳いじゃった甥っ子2号（小2）。

普段の休日は馬君がボコちゃんを近所の温水プールに連れてってくれるのだが、2週間ほど前の馬君が出張で不在だった日に、姉にお願いして甥っ子たちとボコちゃんを一緒にプールに連れて行ってもらった。

私はプールが苦手なので入らないが、しばらくプールの外から見ていた。

大人用のプールで泳ぎたいだろう甥っ子たちも、まだけのびもうまくできないボコちゃんのために幼児用プールにつきあってくれている。
1年～3年の子供の近くには大人が必ずついていなければならないというルールがあるためだ。（1号は、ひとりでもいいんだけどね）
たとえ500m泳げても甥っ子2号はまだ2年生。

で、さすが河童2人を育てた姉は、水泳指導が上手。
馬君とは比べ物にならない。
幼児用プールでボコちゃんを指導する姉の周りをすいすいと泳ぎ回る甥っ子たちは、まるで水族館の水槽をところ狭しと泳ぐイルカのよう。

ん～、ふたりとも美しい…。

ボコちゃんには、
私「逆上がりのできない2号ちゃんがあれだけ泳げるんだから、逆上がりのできる"ボコ"にもきっとできるから、がんばりな！」
と励ましておいた。

2号「それ言われると、弱い…」
くしゃっとしたかわいらしい笑顔を作る2号ちゃんの顔は、私の小さい頃に似ている。（と勝手に思ってる）

そんな話をしながら、結構、その気になったボコちゃんは、あの日を境にみるみると上達した。

その後、毎週のように土日にもプールに通うようになったボコちゃんは、昨日、朝起きてプールに行き、バレエ教室に行って、そのあと親戚Rちゃんのバレエの小発表会に行き、さらに夕食後にもプールへ。
私も夜のプールに見に行ったのだが、初めて、幼児用プールの長いほうの距離約15mを息継ぎしながら泳ぎきることができた！！！

イェイ。

一昨日の夜ぐらいに、馬君から6mは泳げるようになったと聞いていたので、
「息継ぎできるようになればもっと泳げるようになるよねぇ。」
などと話していたばっかりだった。

すげぇ～。

1歳直前までハイハイしなかったボコちゃんが。
1歳になってもつかまり立ちすらしなかったボコちゃんが。
1歳半健診直前まで歩かなくってハラハラさせたボコちゃんが。
去年の夏まで、洗面器で水に顔をつける練習をしていたボコちゃんが。
中耳炎と結膜炎を繰り返してなかなかプールに入ることすらできなかったボコちゃんが。

15mも泳いじゃったんだよぉ～！

次は、目指せ25m！だよ。（私は小学校6年時点で25mしか泳げず、その後も挫折した）

25mプールは浅いところでも水深1.1mだからなぁ。
身長100cmちょっとのボコちゃんには、チャレンジングかもなぁ。
でも今年中に達成してほしいねぇ～。

よいお手本が近くにいると、やっぱり刺激になるわねぇ。

会社での人材育成にも言えることだと思うけど、子供には、

・自分はまだまだ
↓
・自分にもできるかもしれない
↓
・自分でもできたー
↓
・自分だからこそできる
↓
・自分にしかできない

こういう過程を経て、成長に導くことが大切なんだと思った。



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