岩ときどき山

怖がりでヘタレのクライマー。ハイキング、トレラン、沢登り、冬山、ボルダー、リードクライミングに今日も行く!

AIT~開放骨折

2017-09-11 09:33:39 | 小川山ボルダー
9月4日に小川山のAITを登っていて、
フォールした際にマットの間に足を入れてしまい、
開放骨折をやらかしてしまいました。

同伴したケニーさん、傍にいたボルダラーの皆さん、
救急隊の皆さんのお陰で何とか救急車まで運ばれ、
佐久の病院に行くことができました。

事故を起こしてから病院に着くまで3時間。
今回は人もいたし、車も何とか傍まで入れたので、
これくらいの時間で済みましたが、もっと奥で、
一人で事故を起こすことを考えるとゾッとします。

4日に入院し、7日に手術し、左脛にチタンの棒を
入れられ無事終了しました。
翌日には松葉杖で歩行し、現在入院リハビリ中です。



佐久平の夜明け


浅間山

運ばれたくろさわ病院は新しく、対応も、技術も設備も
ロケーションも良いところでした。

元々ビビりで慎重な方の私です。
また、AITは垂壁で下地も悪くありません。

今回の事故の原因としては

①登る前にマットの隙間は確認したものの、
 サブマットで隙間の上をかぶせなかったこと。

②横に旋回しながら落ちていった際に
 足の付き方ををコントロールできなかった。

③仲間内でAITトライが流行っていたので、
 完登を焦って無理をしてしまった。

あたりが考えられます。
①については今後気をつければ良いことでしょう。
②については、病院のリハビリでも言われましたが、
「身体が固い、体幹が弱いことで突発的な動きへの対応が遅れてしまう」
とのことです。リハビリも含め、鍛えていきたいと思います。
③についてはもういい齢なのでなので、
若者と張り合うのはいい加減に止めるべきだと思いました。

退院しても当面は身体はもちろん、メンタルもリハビリを
していかなくてはなりません。
外岩に行けるのは先になりますが、上記のことは戒めとして
気を付けていきたいと思います。

このブログは自分の備忘録的なブログなので、
読んでくださる方はあまりいませんが、
一つだけお願いがあります。

電波の届かず、人の来ない場所でボルダーをする際は
誰かと行くか、身内に行先と帰宅予定を伝えて下さい。

仲間内で山梨の非公開エリアにナイトボルダーに行ったり
することはありましたが、事故が起こった際は
生死に関わることも起こり得ると実感しましたので、
皆さんくれぐれもお気を付けください。

時として頑張らなくていけない場面もあるクライミングですが、
あくまでも趣味なので、楽しく安全にやりたいですね。