女王蟻の宮殿

五感全開にして生きたい。動きのない日常なんやけどね。

うちう

2007-08-27 10:05:01 | あれこれ

 先日、Rei worksの「芭蕉精」を観て来た。
 このダンス作品を観るのは三回目。映像とのコラボレーションなのだが、前二回は都合により映像ナシ。今回が初めてのフル鑑賞。

 会場は大阪阿部野のロクソドンタブラック。小さなビルに看板が掲げてあった。入ったはいいが、ステージがどこにあるのか分からず階段を上ったらトイレ。あ、れ?とそこに居たご夫人に聞いたらステージは1階奥だという。階段を下りて、奥ってどこ?などと聞きながら黒いカーテンをどけると会場。狭い。狭いハコは好きだ。客席も階段状にしてある。舞台が1番低い位置になる。

 そして、始まる。
 
 真っ暗闇
 虫の音
 オンガク
 月の映像
 何時、レイさんは出て来るのだろう?
と、思ったら静かな照明の中にレイさんすでに居る。何時の間に、あんなに暗い中その位置へ?音もなく。湧いた?降った?

 芭蕉を脱ぎ置くときふいに涙腺が緩む。
ダンスを観ているとたまに泣く。あれは、何なんだろう。映画や小説やお芝居と違って、筋がありその物語が泪を誘うのとは違う。かといって、ダンサーの想いをわたしが受取っているとも思えない。残念ながら。そこまで感受性豊かじゃありません。じぃとダンスだけを観ていても、伝えたいことなど、正直言ってワカランよ。ただ、何かがやってくるのだろう。自分でもワカラナイ部分が反応するのだろう。不思議。不可思議。

 動きと映像が連動して、ぐんと、見えるようになった。最後、宇宙を内に納め、解き放つ。我と交ぜ合わさって、広がって行くのか・・・。

 わたしは人間も、宇宙だと思っている。宇宙を構成するかのごとく、沢山の細胞で何もかも出来ている。彼らにとってわたしは、わたしにおける人間だったり、地球だったり、宇宙だったりするはず。
 そしてわたしは「自分」を掌握できない。どこもかしこも、手で触れるのに。あ、と思う。もしかして宇宙もわたしのようだったりして。
 例えば。
 太陽は宇宙にとって万年の吹き出物みたいな存在で、悩んでたり。吸い込み産み出すブラックホールを、これは何なんだろな一体、と眺めていたり。生きる、てままならない。けどだから、生きるんだろねぇ、なんて物知り顔で呟いてみたり。相似形。大きなものと感じていた宇宙が途端に身近になちゃってちょっと、愉快。
 一緒にせんといてぇやぁ、と宇宙、呆れてはるやろか。このような想像をして楽しむわたしは、宇宙にとって、皮膚の下の痒さほどの感覚も与えないであろうが。あれはなかなかにいらつく。わたしが細胞の思いを何一つ知らないように、宇宙はわたしが考えていることなど何一つ、知らない。いや、全て知っていて、嫣然としている?



 個体の区切り等、あって、ない

 そやけど一心同体ではない

扁平さん

2007-08-21 16:43:13 | 手づくり市・イベント
 次回ぬいぬい教室のお題のへんぺいさん。

 場所はいつものART HOUSEさん。日時は9月22日(土)15:00~18:00。詳しくはこちらをご覧ください。
 まだお題をアップしていないうちにもう、参加申込みが1件入ったとか。そのお人、見てますか?コレ作りますよ、よござんすか?
 
 へんぺいさんは、両面顔で、裏表ありません。上になっている手の先に重りを仕込んであるので、両面の顔に合わせて腕をぶらぶらさせることができるのです。画期的!(か?)

 申込み、どしどしお待ち致しておりますね。

 そして、秋のイベント出店もひょっこりひょっこり決まっております。ひょっこりひょっこりありんこ天国サイトトップの下界情報をご覧ください。

 ちょっと前、新聞に麻生外相の写真が載っていた。パレスチナ訪問の写真だったかな、サングラスをかけて、お椀のようなお帽子を被ろうとしているところだったのだけど、安いヤクザ映画の安いオヤジさんみたいだった。出て直後に、鉄砲玉にヤられちゃうような。
 麻生さんて、悪代官に取り入る悪い庄屋みたいなお顔やなぁ、と前から思っていたが。要するに、ちょっと小物のワル、て顔。

 今夜、観たいレテビが2本重なっている。「ガイアの夜明け」と「ハゲタカ」。
 前者は販売の極意、らしい。ありんこ天国の販売に生かせる何かがあるかもしれない。後者は、NHKのドラマの再放送。今夜は第3話。本放送のとき、第2話だけ観て面白かったのだけど、タイミング悪くてその後観られなかったのだ。この度の再放送では第1話が観られて昨日は見逃し。
 さ、どっち観るかな。録画すればいいんだけどね。予約録画は出来ない、というビデオはあるのだから。でも、それが面倒。

新作登場

2007-08-17 22:27:20 | 手づくり市・イベント

 アップしておきながら、分かりにくい写真だな。
新作です。
「名刺とコンタクトケースと小銭が入って尻ポケットに入るがま口が欲しい」というご要望にお答えして作った。しかし、名刺がギリギリなんだよなぁ。ご要望に答えられてないかも。

 群像図。
 ガマのつまみを唇に見立てて、小さなお身体。腹這いになっている感じで、と思って作ったのだけどどうも、分かりにくい気がしてならない。実物も。
 明後日のクリスタ長堀アート&クラフトマーケットに持って行きます。詳しくはありんこ天国topの下界情報をごらんください。

 あ、名前決めてないや!

質問

2007-08-16 21:03:18 | あれこれ

最近急に耳に目に、するようになった言葉

どんだけ~

て、ナァニ?

 さて。
この暑さにも相変わらずエアコンの無い部屋で作っている。今年の夏は例年より暑いんですかい?
わたしは例年よりずっと、過ごし易い。なぜなら
汗が出るようになったからーーー!
こんなに楽なんですね、汗が出ると。去年までのあの外気熱と内気熱(なんて言葉はありません)のWパンチにやられていたのが嘘のようだ。自分の内に篭った熱というのはあんなに熱かったのか。汗、えらい!まさに滝のように流れる汗。布の上には落としてませんからね。
 もし、去年までのあの汗のでない体質で今年を迎えていたら・・・と思うと恐ろしい。クスリのお陰かなぁ。ありがとう、渡邊先生。半身浴も続けます。

 しかし。
 楽になったとはいえ、作業台は、ミシン・電気スタンド・ことあるごとにかけなければならないアイロンの熱気に溢れている。今日の午後はちょっと異常じゃないか?という発汗がみられたので、眠いのもあり、これは身体が休みを求めているのかもしれないお昼寝をしよう、とベッドにごろんしたら、布団が暑い。これが、冬の夜だったら幸せだろうなぁ、という暖かさ。それでも寝たが、さすがのわたしも30分で目覚めた。
「・・・・・・・やろう!」と作業台に向合うも何だかヤバイ気がしてならない。せめて扇風機を回そう、と思いつき、回してみた。
 涼しい。ひやぁぁぁ、す・ず・し・いヒヒヒヒ。ただ、このままあたっているとそれはそれで体調崩しそうやな、という気配がヒタヒタと寄って来る。が、汗がぴたっと止まったので、作業はやはりし易い。

 扇風機で十分涼しい今年の身体。汗万歳。ではあるが、かけるようになったらなったでニオイが気になる。汗臭いのは嫌だ。自分じゃワカラナイのが、難儀だ。先日、ここで加齢臭に文句を書いた手前、手前が汗臭いのはあかんでしょう。

抗菌必至?

2007-08-14 00:43:08 | あれこれ
 背中の吹き出物を一掃すべく通い続けている漢方医で、先日はローションを貰った。最近は、新しい吹き出物ができることはかなり少なくなったものの赤みが消えず、そう言ったら処方してくれた。
「これで、大分よくなるはずや。」と先生断言。頼もしい!が、前にも「次来たときはドーンと良くなっているはずや。」言ってて、そんなにだったので、心の中でそれはどうかな?と思いつつも、キレイになるかもしれない、という期待に胸踊る。先生は
「背中やしな、誰かに塗ってもらい。」と仰った。
「塗ってくれる人、居ません。」とお返事すると、
「うーん。友達とか。」
「友達って。毎晩毎晩?」
「そやなぁーーー・・・」困ったような、可哀想な子を見るような目を向ける先生。
「大丈夫です。わたし柔らかいから背中だって自分で塗れます。」
「そうか!」良かったね、先生。良かったね、わたし。

 そして、薬局へ。
「今度は新しくローションが出ていますね。抗菌剤です。何処に塗るんですか?」
背中です、と言う隙も与えず彼女は言った。
「顔ですか?」



あたし、抗菌剤塗らなきゃなんない顔してんだ・・・
塗ってくれる人が居ないのより、ショックですよ。