青ひげ・・・・・・・・・・・・・・若井雄司
ブロッテ・・・・・・・・・・・・・後藤好子
ポポラーニ・・・・・・・・・・・・水谷真人
ボベシュ王・・・・・・・・・・・・間瀬礼章
フローレット王女・・・・・・・・・増田美沙子
サフィール王子・・・・・・・・・・児見山宗志
指揮・・・・・・・・・・・・・・・宮脇 泰
演奏・・・・・・・・・・・・・・・シアター管弦楽団

往きの新幹線で食べた「懐石弁当」2000円也.
美味しゅうございました.
ここのところ恒例になっている,真夏の名古屋詣で.大須オペラ今年の演目はオッフェンバックの「青ひげ」.cypressさんと待ち合わせて見てきました.
まず,いつもながら明らかに臨時編成と思しき一管編成のオケ用に,見事な編曲をする,指揮と編曲の宮脇 泰に拍手.ただし,今年の打楽器は下品な音を出していた.
こんなくだらないオペレッタなのにメイヤック&アレビィ台本という贅沢さ.
相変わらず馬鹿馬鹿しいし,芸術的な価値は無いに等しい.
たった4000円ほどの演芸を見るために往復2万以上もの新幹線交通費を出して,何とも勿体ない話.奥行きもない,恐らく袖も狭いであろうこの舞台によくもまあこれだけのセットを作れる物だ.
で,いわゆる青ひげ物なのに,誰一人死なないという「なわきゃない」物語.
王様は完全な「バカ殿」で,バカ殿振りが半端じゃない.「野原」と言う単語が出ると錯乱して妙なラタプランを歌い始める(カーテンコールもラタプラン)
羊飼いは王子だし(ジゼルかよ!)花屋の娘は王女だし(パキータかよ)いい加減にしろ!と怒りたくなるぐらいの「お約束」
今回良かったのは,ブロッテ役の後藤好子,松金よね子みたいな容貌とどぎつい演技がなんとも面白い.
三幕,四幕は通しで上演なのに,場面転換があるから「ここで一分半の休憩」だって.一分半で休憩なわきゃないだろ!と楽しめました.
最後は全員がカップルになってめでたしめでたしありえねー!
終演後はしつこいぐらいのカーテンコール,これもまた楽しい.
歌ではカンタータ5番の「めでためでたの若松様よ,枝も栄えて葉も繁る」が気に入りました.
なお昨年までは生ビールでしたが,今年は缶ビール(おつまみ二つ付き)になってました.
終演後はcypressさんとお食事,そしてお酒.またもや持つべき物は「質の良い友人」を実感.
オペラファンの皆さん,たまにはこんな「屁の役にも立たない」舞台も楽しいですよ.ここの一座にはぜひ関東公演(かつて一度だけやった横浜にぎわい座とか)をお願いしたいです.これだけの内容のオペレッタをたった一月の公演とは,勿体ない.

帰りの新幹線は奮発してグリーン車で.
名古屋満載幕の内弁当,「天むす」「名古屋コーチン」「ひつまぶし」「味噌カツ」と豪華版.
グリーン車ってオーディオのサービスがあるんですね.iPodのイヤホンで聴いてました.
afterもお楽しみ頂けて何よりです。
豪華なお弁当ですね(笑)
来年はなんとか行きたいものです。
高くて美味しい駅弁がブームなのだとか。
なかなか工夫が凝らされているようですね。
ハンナ姉さん,次回は是非ともご一緒しましょう.