カツオの一本釣りの展示に感心しつつ歩みを進めていくと…、
木から落ちた鬼太郎の家が!
海女小屋。
これまで自分の海女小屋の認識は、三匹の子ブタの次男が建てたような木の小屋だったが、
これは長男のわらの家。
というか家はもとより小屋とも言えんなー、竪穴式住居っぽくはあるけどなー、
と該当する言葉を探しながら観察していたら、
建物(?)の横に説明があり、この展示は実際に海女さんたちが作ったもので、制作者の写真もある。
写真に写っている海女のおばさんたち、みんな嬉しそう。
あぁ、基地かー!
海女小屋って海女さんたちの基地なんだー! と納得。
↑ これが中の様子。
これは絶対楽しいわ!
ちなみに、この囲炉裏(?)の真上は穴が開いていて、煙が逃げるようになっている。
換気もばっちり。
所蔵庫には世界各国の木造船が収納されている。
形や装飾が芸術的!
これは和舟の舵。4~5メートルくらいあって圧倒される。
これは入口にあるプロジェクションマッピング。
海女さんが海面から海底に一気に降りて来て、漁をしてまた浮上していく様子が見られる。
カッコイイ。
大漁旗の展示は、実物がたくさんはためく様子を見て来た者としては、やや物足りなかった。
でも、それがきっかけでここに来れたので良かった。
見学が終わったころ、ちょうどお昼の時間になったので、カフェで牡蠣カレーを食べる。
大きくふっくらとした牡蠣が3つと野菜がたくさん入っていて美味しかった。
博物館を出たらパールロードもあと少し。
さらに車を走らせて賢島へ。
志摩観光ホテル・クラッシックでティータイム。
2016年のサミットの展示もあった。
ケーキも紅茶も美味しくて、建物はシックでエレガントでハイソ感を味わえて、これはこれで良かったけど、考えていたのは海女さんや漁師の生命力のことばかり。
サミットに出席した各国の首脳は、海の博物館を見学したのだろうか?
してなかったらすごくいいチャンスを逃してもったいないと思った。