阿羅漢果までの道のり

悟りの階梯 阿羅漢果までの道のりで感じた事、
この世界の真理について時間の許す限り記事を書いていこうと思います。

何のために人は生まれてくるのか?

2013-06-26 10:03:26 | 本質
人は何のために生まれてくるのでしょうか?

これについて明確に答える事が出来ますか?


全ての人は幸せになるために生まれてきます。

環境に違いはあれど、万人が生まれてくる意味は
これに尽きると思います。


幸せって何か?

幸せ=安らぎ=悟りの境地です。

悟りの境地に達する事が出来るのは

聖者だけか?

いいえ、違います。
正しい順序を踏まえれば、
全ての人が悟りの境地に達することが出来ます。


お釈迦様の偉大な点は

人で在り続けた点です。

自分を神格化しなかった点にあると思います。

“この世”という空間に生きている間は

“欲、煩悩”との闘いです。

悟りの階梯を進む程に

“煩悩”は薄らぎ、やがて消えます。


悟りの境地、

特に、不還果以降からですが

神と呼ばれる存在の領域に足を踏み入れます。

しかし、ここで油断をするとすぐに人界に引き戻されます。

嘆かわしいことですが、

「自分は悟った」

と言って、多くの人から注目されるほど

本来の目的から外れていってしまいます。


お釈迦さまがすごいのは

人で在り続けながら
神と呼ばれる存在の領域に死ぬまでいた事が

尊敬に値するのです。


人であるがゆえに、“この世”で生きる事ができる。

人で在り続ける間は、どうあがいても神と呼ばれる存在にはなれません。

ただ、神と呼ばれる存在の領域にいる事ができるだけです。

多くの人が誤解してる事だと思いますが、

阿羅漢果に達していないサトリビトは

人界と神界(造語です、今、作りました。)を行ったり来たりしてます。

誰も言わない事ですが、これは確かな事だと思います。

悟りの階梯を進んでも、それがどれほどすごい事なのかは

一度、人に戻らなければ、実感できないのです。

人界に戻り、再度、苦しみを味わう事で、

“ああ、あれは素晴らしい事だったのか”と思って

少しずつ、悟りの階梯を進んでいく事ができるようになるのです。

長くなってきたので、一旦ここで切ります。
ご愛読ありがとうございました。


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