「殺人の追憶」で韓国の黒沢明と異名をとったポン・ジュノ監督の新作が怪獣映画だと!
そんで「カンヌでの評判が上々でうんぬん」っていう評判は話し半分で聞いてたけど、ここまでとは!
「怪獣映画といえば・・・」としか思えない硬直した頭の私は、ソン・ガンホ同様麻酔ナシで頭に穴を開けられた気分です。
いや、もう怪獣映画というよりスピルバーグの「JAWS」同様のエンタメ大作やんか!
「シュリ」が日本における韓国映画の転換点と言われてますが、その時より衝撃的でしたよ、私には。
冒頭、米軍基地の霊安室のシーンから、なんかもう他の映画とは違う匂いがプンプンしてましたが、怪物が露になって大暴れしだすと楽しくってしかたないわ~。
多用されるスピード感あふれる横移動が気持ちいいし、「スパイダーマン」ばりの怪物の動きや、突飛な出没の仕方、音楽で驚かすというより存在で驚かす怪物は、ともすれば足の生えた魚になりかねないのによくぞ作り上げ、動かした!
SFXの大家はILMからWETAへ移った気さえする。
デモ運動ばっかりしてたから火炎瓶とか、詰めの甘い血筋なので銅メダル級止まりのアーチェリーといった自分の半生に即した武器も楽しい。
あと、お笑い。
私的にはこのお笑いのシーンがことごとく家族愛に繋がってるとこもキュンキュンきました。
「屁の音」だけで子供の体調がわかる(私はまだうん○見てわかるレベルやわ!)とか、
大親父の見せ場ラスト一発で仕留めまっせって時なのに、誰かさんが弾数の計算間違いしてるわで、でもそれは大親父自身がタンパク不足にさせてしまったからと思ってしまってたわけで、
その最たるシーンは、疲れ果てた家族たちが屋台でカップラーメンの晩餐中に共通の幻を見るシーン。
「クムジャさん」でも似たようなシーンがありましたが、黒沢清を感じさせるシーンでもありました。
そして、娘であり孫であり姪であるこの少女がいかに愛されていたかわかる最高のシーンなのですが、子供を失うものの気持ちというのは一生味わいたくないものです。
傑作怪獣マンガ「The World is mine」を深作健太が興味持っているみたいですが、韓国映画界に権利譲っちゃってくださいよ~!
ちなみにソン・ガンホのダメっぷりのモデルは「最強伝説 黒沢」です。
嘘です。
★★★1/2
そんで「カンヌでの評判が上々でうんぬん」っていう評判は話し半分で聞いてたけど、ここまでとは!
「怪獣映画といえば・・・」としか思えない硬直した頭の私は、ソン・ガンホ同様麻酔ナシで頭に穴を開けられた気分です。
いや、もう怪獣映画というよりスピルバーグの「JAWS」同様のエンタメ大作やんか!
「シュリ」が日本における韓国映画の転換点と言われてますが、その時より衝撃的でしたよ、私には。
冒頭、米軍基地の霊安室のシーンから、なんかもう他の映画とは違う匂いがプンプンしてましたが、怪物が露になって大暴れしだすと楽しくってしかたないわ~。
多用されるスピード感あふれる横移動が気持ちいいし、「スパイダーマン」ばりの怪物の動きや、突飛な出没の仕方、音楽で驚かすというより存在で驚かす怪物は、ともすれば足の生えた魚になりかねないのによくぞ作り上げ、動かした!
SFXの大家はILMからWETAへ移った気さえする。
デモ運動ばっかりしてたから火炎瓶とか、詰めの甘い血筋なので銅メダル級止まりのアーチェリーといった自分の半生に即した武器も楽しい。
あと、お笑い。
私的にはこのお笑いのシーンがことごとく家族愛に繋がってるとこもキュンキュンきました。
「屁の音」だけで子供の体調がわかる(私はまだうん○見てわかるレベルやわ!)とか、
大親父の見せ場ラスト一発で仕留めまっせって時なのに、誰かさんが弾数の計算間違いしてるわで、でもそれは大親父自身がタンパク不足にさせてしまったからと思ってしまってたわけで、
その最たるシーンは、疲れ果てた家族たちが屋台でカップラーメンの晩餐中に共通の幻を見るシーン。
「クムジャさん」でも似たようなシーンがありましたが、黒沢清を感じさせるシーンでもありました。
そして、娘であり孫であり姪であるこの少女がいかに愛されていたかわかる最高のシーンなのですが、子供を失うものの気持ちというのは一生味わいたくないものです。
傑作怪獣マンガ「The World is mine」を深作健太が興味持っているみたいですが、韓国映画界に権利譲っちゃってくださいよ~!
ちなみにソン・ガンホのダメっぷりのモデルは「最強伝説 黒沢」です。
嘘です。
★★★1/2
幻を見たシーンは、全然違うのだけど、同じ韓国映画の『オアシス』の主人公の身障者が見る幻想を思い出してしまいました。どちらも、とてもきれいで切なかったですよ。
すごくテンポがいい映画でしたよね~♪
私もただの怪獣映画だと思っていたので観終わったあとは感心してしまいました。
お父さん娘のために頑張っていましたね!
やっぱ娘のことに必死になっているお父さんの姿は良いですよね♪
あ~・・・やっぱりあの弾数を間違えたシーンもお笑いとして観るべきだったのですね(^▽^;)
文化も違えばギャグや笑いも違うお隣の韓国。『ここ笑っていいの?』と、人より1テンポ遅れた笑いしか出来ず、韓流のお笑いは自分には結構ハードル高い事が判明しました(汗
訪問ありがとうございました!
私も「シュリ」で感じたのと同様の驚きを感じました。
韓国映画のパワーってすごいですよね。
恋愛物は日本にターゲットを絞っているせいか(?)、いまひとつのものが多いですが、これはかなりヤル気を見せてますね。
日本映画やばいですわ!
「マラソン」でも、ランナーズハイになって見てましたね~。
実は韓国映画の得意技だったりして。
運動会と幼稚園の祭り。
ガンホと違って肉体系ではないので、お祭りの方がんばります。
見てないのですが、今一番おもしろいドラマ「マイ ボス マイ ヒーロー」の元ネタ韓国映画も、そうではないかと睨んでるのですが。
それくらい、いいじゃな~い!!
「シュリ」で一番驚いたのは、韓国映画がこんな大きな劇場で、しかもほぼ満員やったということでした。
あの時は、なかなかやるな韓国映画でしたけど、今は負けました~~って感じです。
それにしても屁でわかるとは!
自分の屁でさえも調子がわからないです・・・
「冷えたビールが飲みたい」ってところは、そのセリフをそこらの中学生が言ったら張り倒してやるところですが、あの子が言うことで一番泣かされたシークエンスであります。
一番笑ったのは、ヤカンに沸いた湯を疲弊しきった4人が無言で自分のカップに注いでゆくショット。明らかに4人目の親父さんのお湯が足りてませんでした。
ガンホ先輩ったら、そこでも残量の計算ができてない(笑)。
てなわけで、TBありがとうございました。