企業・組織再生現場からの独り言

仕事の中で、覚えていったこと。感じたことなどなどを記していきます。我以外皆我師也。あと、読んでいる本を簡単に紹介。

あるスープカレー屋にて思ったこと

2007年05月27日 | 企業の一般的な話
客単価約1000円程度のスープカレー屋で、思ったことがあります。こうしたら、もっと顧客はつくのになぁ、というお話。オープン当初は、とても繁盛していて、スープが終わったから今日は終り!なんて言っていたそのお店。いつのまにやら、がらがらの閑古鳥状態になってしまっていました。そんなお店でも、まぁ、ふと寄ってみようと入ってみたのですが・・・。

○まず、どこにも案内が出ていないながらも、先にお金を払って注文する仕組みだったよう。何名かの客(それくらいしか入らない)が、椅子についてから、また入り口近くのレジに呼び戻されてしまいます。こうして客に動いてもらうことをなんとも思っていないようで、再来店したくなくなりますよね。
○一人席のカウンターと、二人席がありますが、二人席の方は、なんと荷物を置く場所が一切無い。ひっかける所もない状態です。カウンターは下にちょっとした棚があるんですけれどね。加えて、二人席はテーブルが狭いです。
○テーブルには、ティッシュペーパーのボックスが置かれています。まぁ、ティッシュでも用は足りるのでしょうが、汁物のカレーですから、できれば紙ナプキンも欲しいところ。一応、ウェットティシュは置いてあるのですが、それはお手拭き。こぼして衣服につくと嫌だなぁ、と思ってティッシュをたくさんカラダに設置したのですが、やっぱり袖口にカレーが付いてしまいました(;_;)
○そうした、万が一の場合に備えた対応が何もないのも残念な話し。こういうお店こそ、瞬間シミ取り剤なんかを完備して欲しいものです。
○あとは、味に関係する話ですが。。。1辛(他の表現ですが)~すごい辛さまで用意しているとのことですが、それがどれくらい辛いのか分からないのが残念でした。3辛にしたのですが、普通で言うところの大辛、というので頼みました。全然辛くない。広く浸透していないとは言え、スコヴィルという単位もありますので、そういうのを使って欲しいです
○それと、ご飯がべちょべちょのところと固いところがありました。スープはかなりぬるめ。具材は、人参は茹でもの(圧力かけた?)であり柔らかかったものの、なすびなどは半分丸々入っていて食べにくい。チキンも、できれば箸が欲しいな、と思いました。

原宿、札幌での有名店とのことですが、ここ池袋では店員さんはあまり元気がなく、上記のようなあまり顧客視点がもてていない状態でもあって、リピート客が少なくなってしまっているのでしょうね。
なお、3杯食べれば1杯無料というポイントカード。なんと一ヶ月以内のリピートを求めていました。客からすれば約1000円のメニューのためお買い得感はあるでしょうが、原価率は35程度と見ると、お店の経費は350円。ざっくりと計算すると、3000円の売上に対して4回分の1400円が原価となるんでしょうね。ポイントカードはうれしいものの、その短期間で食べていては、飽きてしまって、逆に4回目以降のリピートがしにくくなったりはしないものか?など心配してしまいました。

いかなる販促も、顧客にとって気持ちよくサービスを受けられるという基本があってからこそ役立つものと思います。そういう意味では、こちらのお店はまだまだ配慮が足りないような気がした次第。
放っておいても、パラパラとは客が入るからあまり問題だと思っていないのでしょうかね?そのうち、全然入らなくなりますぞ!!
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