宗教法人 鈴川キリスト教会

わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。

2009年5月31日礼拝メッセージ要旨

2009年06月08日 | 礼拝メッセージ
~聖徒のための祈り~ 
  
              山形クリスチャンフェロシップ牧師 渋谷 望

 ピリピ1章1節~11節

ピリピ人への手紙から、祈りの重要性について考えてみたいと思います。

 パウロとピリピ教会は特に親しい関係にありました。ピリピ教会は獄中にあるパウロを支援し、両者はキリストにあって深く結び合わされていました。それゆえ、この手紙には、他のどの手紙にも見られないほどの、率直さと親密さがあります。そのパウロはいつも教会のことを喜びをもって祈っていました。以下の三つの点で祈っていました。



1.愛が真の知識とあらゆる識別力によって豊かになり、真にすぐれたものを見分けることができるように祈っています。



 パウロはピリピ教会の兄弟姉妹の愛が、「真の知識とあらゆる識別力によって」いよいよ豊かになるように祈ります。知識がない愛は、盲目的になってしまう危険があります。ピリピの人の愛は、「真の知識」と「あらゆる判断力」の助けによって、健全に成長していくのではないでしょうか。



2.キリストの日には純真で非難されるところがないように祈っています。



 知識が増し加わり、洞察力が増してくると、高慢になり純真さを失う危険があります。信仰の成長において、幼子のような純真さが必要です。そのためにはキリストの愛を祈り求めることが必要です。



3.キリスト・イエスによって与えられる義の実に満たされているものとなり、神の御栄えと誉が表されるように祈っています。



 救われたものとして、わずかばかりの義の実では満足せずに、たくさんの義の実を結ぶことができるように祈り求めなければなりません。



 パウロが祈っているように、クリスチャンとして成長し、実り多い、信仰生活が送れるように、多くの信仰の友のために真剣にとりなしていかなければならないと思います。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする