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長池とも子三国志「破龍」長坂の戦い編

2007-03-15 20:40:57 | 長池とも子「破龍」
三国志烈伝破龍 第十六話「主従の絆」/長池とも子 著/秋田書店/刊行中/雑誌価格600円(込)

内容とコメント「プリンセスGOLD3+4月号」に掲載された少女漫画版三国志。
自分に歯向かう姿勢を見せた孔明(と劉備)に激怒した曹操は大軍を率いて劉備軍を猛追する。
逃げ惑う人々で混乱する中、趙雲は劉備の家族の救出に1人奮戦するが…。
と、今回は趙雲の長坂坡一騎駆けの話が主で、少女漫画ながらも趙雲の豪胆さを窺わせる場面が登場します。(個人的に嬉しいです
また、「破龍」ならではの見せ場としてその趙雲を助けに孔明が向かう場面も加えられています。変わらない天然ぶりも(汗)。
すっかり悪役な曹操や前号の復讐を果たそうとする夏侯惇、情の厚さを見せる劉備と再会した趙雲、孔明の感動の場面に感極まる張飛に、意を汲みつつも冷静に行動を促す関羽と、それぞれの人物描写や激しい戦場の様子もしっかり描かれています。
タイトルは「主従の絆」ですが、趙雲と愛馬「雷光」の信頼も見所の一つです。この馬は公孫瓚(こうそんさん)から賜った馬?と想像してしまいました。

この女性がキラリ!
糜(び)夫人。この作品では趙雲の気質を悟り、劉備の今後を考えた結果としてあの行動を取ったという描かれ方でした。個人的にはやはりエピソード的にも、彼女自身に対しても色々複雑な思いを抱きます。

この人物が???
魯粛。話の後半から初登場した、劉備に呉との同盟を持ちかけて来る人物。
どんな時も笑顔で、相手を持ち上げる言葉遣いが劉備も怪しむほど不気味に映ります
あと2回なのに、また強烈なキャラクターが出て来て、話にどう影響するのか、気になります。
…それと、孫策の影も。

次回からいよいよ赤壁の戦いに入っていくそうなので、色々な思惑が絡んで話が盛り上がりそうです。次回が待ち遠しいです。






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