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2014年に復活した白井恵理子先生の劉備くんシリーズや長池先生の「破龍」(完結)他三国志作品を応援しています!

長池とも子三国志「破龍」孔明恋愛編

2005-11-04 21:02:39 | 長池とも子「破龍」
三国志烈伝破龍 第6話「臥龍の恋」/長池とも子 著/秋田書店/発売中/600円(込)
内容とコメントプリンセスGOLD11+12月特大号に掲載された少女漫画版三国志「諸葛亮編」の第2回。月英の家庭教師を続け、彼女の人となりに惹かれる孔明だが、底が抜けた土鍋の替えも無い貧しい暮らしぶりに巻き込むまいと彼女から遠ざかり…。
と、いった紆余曲折の末にようやく二人が結ばれる話です。お互いが相手を思いやるが故に自分の気持ちを押さえ込んでしまう展開がかなりイライラとさせてくれます。
孔明は今回、かなり兄らしい面が出て来ました。また、天下の動向を聞かされる場面などでは聡明な表情が描かれ、徐々にクールな孔明らしくなっていきます。
有名な「梁父吟(りょうほのぎん)」や孔明たちが幼少時に身を寄せていた叔父・玄(げん)が任地での争いに巻き込まれ戦死し、兄弟で戦禍を逃れた過去にも触れています。
この2つを描く事で孔明が仕官しない理由につなげています。
この武将がキラキラ♪
武将ではないけれど孔明の学友にして悪友・徐庶と崔州平。徐庶は元・任侠の徒らしい風貌(ざんばら髪)、崔州平は気配り屋という人物像で個性は強いのですが、今回は二人揃って孔明を見守るだけの役に徹しています。
徐庶は今後の描かれ方がとても楽しみです。この古きよき(?)不良風の徐庶が劉備に仕えたり、人質に取られた母の為に曹操の元に行く時などの心理描写はどうなるのか気になります。剣の使い手でもあるので、そのあたりの活躍も読んでみたいです。
この女性がキラリ!
「孔明編」ヒロインの月英。今回唯一出番があった女性です。(涼華さんはおそらくは第1巻で言っていた人の所に嫁いだと思われます。)
前回のお芝居といい、今回も無茶をしでかします。どうもお嬢様→世間知らず→無鉄砲という図式が彼女の場合もきちんと成り立つようです。良家の子女で、容姿端麗な人がこの時代一人で出歩くのは孔明でなくとも心配になります。
今回は初のカラー月英さんが登場して嬉しかったです。ただお嫁入りして髪を結い上げてしまったので(既婚者の印)、二つに結んだかわいい髪型が見納めになるのは少し寂しいです。
長池先生ニュース!
公式HP「三国茶屋」によると、12月16日発売の2006年1月特大号での「破龍」掲載はお休みだそうですが、来年1月16日発売の2006年2月号では何と劉備がいよいよ登場するそうです!この予定は変更になりました。詳しくはこちらをどうぞ。
曹操に自分と並ぶ英雄と認められ、徐庶や孔明が仕えるほどの魅力の持ち主・劉備が「破龍」ではどのような人物に描かれるのか、とても興味深いです。物語も新展開になるそうです。
個人的には関羽や張飛も出ないかな~、と、期待してしまいます。
1月特大号はお休みする代わりに、孔明と弟・諸葛均のミニ冷温蔵庫の読者プレゼントがあるそうです。
土鍋の方が掲載時期(上記参照)や季節柄(鍋の季節)でもタイムリーな気がしますが(汗)。
兄の諸葛瑾(未登場)の絵も入っていたら、迷わず応募しそうです。





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