わが職場は週休二日ではない。
こんな時代遅れな働き方は勘弁してほしいのだが、改善への動きはなく、週休二日に移行する見込みはまったくない。
ため息しか出ません。
そういうわけで土曜日もぐってりするほど働いての帰り道。
最近、カメラを装備して徒歩通勤しています。
カメラをというか、山に行く装備で通勤してます。
この前の山歩きで思い知らされました。
フィールド勘がなくなっているのは仕方がない。
でも、自分のカメラの使い方がおぼつかないのは問題だ。
あと、山に入る段になって、機材の選択と、歩行装備を考えているようではどうしようもない。
また、ザックの重みを負担に感じてしまうようでは楽しめない。
なら、普段からフィールドワークをするのと同じ装備で歩いてみては?
もともと、通勤鞄の中に仕事の道具なんてほとんど入ってなかったんです。
ぶっちゃけ、身一つで出勤しても何の問題もない。
(財布くらいは持って行った方がいいですが。)
というわけで、最近は90Lザックにキャンプ道具やカメラ機材を背負って、通勤しています。
胸にはカメラ機材をつめたチェストバッグを着けています。
いつなんどき、シャッターチャンスが訪れても、対応できる体制です。
職場に着いたら、地下1階の職員扉から入り、7階まで階段で上がり、タイムカードを押して、着替えのロッカーへ。
これがけっこうなエネルギーを要するんです。
これはちょっとしたトレーニングの足しになります。
次の山歩きが楽しみです。
というわけで、本日は通勤復路に田んぼに寄りました。
一番目立つのはヌマガエルたち。
この前よりずいぶん大きく育ってます。
体調10mmを越える個体が散見されます。
それと比較して、ニホンアマガエルはまだまだ小さい。
10mmに達する個体は一匹もいない。
一週間前と比較して、ほんの少し成長したようにも見えるが、大きさはほとんど変わっていない。
ただ、運動神経は発達しているようで、飛び跳ねる力は増しているように見えました。
稲に乗っかったニホンアマガエル。
セイヨウタンポポの葉の先端に乗っかったニホンアマガエル。
里芋の葉の先端に乗っかったニホンアマガエル。
ヌマガエルは、ときどき大きな口を開く動作がみられ、動くものならなんでも飛びついて喰らう感じでした。
なかにはニホンアマガエルを捕食しているヌマガエルも見られました。
田んぼにはものすごい密度のカエルがいるので、生存競争は激しいと思われます。
周囲の畑に進出する個体がたくさん見られました。
しかし、田んぼという水環境を離れて果たして生き残れるか。
梅雨の雨がパラつく間はいいですが、夏の炎天下になったら、畑に出た個体は干上がってしまうのではないかと心配です。
キクヅキコモリグモというクモらしい。
稲の害虫を食べてくれる益虫とのことです。
ニホンアマガエルを食べてしまいそうな雰囲気も持ってました。
こんなクモが田んぼの水辺にいたなんて、知りませんでした。
僕の知らない田んぼの生き物がまだまだたくさんいるんだろうな。
最後に、山椒。
浦和が山椒の産地であり、うなぎの蒲焼きが隠れた名産なのは知ってました。
けど、この植物が山椒だとは存じませんでした。
身近に山椒畑がたくさんみられます。
今まで、この栽培植物はなんの植物なのだろう?と思ってました。
本日、農家の人が畑の手入れをしていて、猛烈な山椒の匂いがして、それで山椒と知りました。
念のために、農家の人に山椒なのかどうかを確認しようかとも思ったのですが、スマホで「山椒」と検索すると、たくさんこの植物の写真がひっかかったので、尋ねるのをやめました。
コミニュケーションの道具であるスマホが、人と人とのダイレクト・コミニュケーションを奪っている、と思ってしまいました。
日々の通勤が少しずつ豊かなものになりつつある今日この頃です。
いずれ、満足のいくニホンアマガエルの写真が撮れたらうれしいな。