新月期。
金曜日、晴れるという。
土曜日、曇るという。
もう風邪を2週間以上引きずっています。
体、重いです。
前日、雪が降りました。
11月に東京で積雪を認めるのは観測史上初、とか報道されてました。
行き先は標高1400mを越えてます。
当然、行き先にも雪が残っていると考えなければなりません。
寒そうだなぁ。
氷点下10度近くいくんじゃないだろうか?
寒さに耐えられるかなぁ。。。
なんのために高価なダウンジャケットを手にしたり、電熱ジャケットのバッテリーを自作したり、野外ストーブを買ったと思っとるんだ!!!
この夜を逃すと、次のチャンスがいつになるかわからない。
四の五の抜かさず行け!
仕事から帰ってから急いで支度をします。
うちのエアちゃんは2駆です。
スタッドレス履いてません。
(アパートにスタッドレス、置く場所がありません。)
タイヤチェーンを持ち出しました。
山に着くと、案の定、路面が見えない。
アイスバーンとなっており、エアちゃんのタイヤが空転して、どうやっても進まなくなりました。
タイヤチェーンをしました。
タイヤチェーンの商品名がQuick Easyなんですけど、そうですね、簡単で、早いですね。
久しぶりでしたが、15分ほどで装着完了。
現場には21時過ぎに到着。
着いたときは、ほどんど風もなく、南東の半天に星空が見えました。
カシオペア近辺の天の川もきれいです。
やったぁー!
急いでセットアップを開始します。
しかし、セットアップしている矢先からカシオペアが雲にくわれそう。
雲が出てくると同時に、風も出てきました。
前回の教訓から、エアちゃんとルーフテントを望遠鏡のギリギリ脇まで寄せて風を防御します。
エアちゃんとルーフテントを防風壁に使うと、大幅に違います。
が、完全には防ぎきれません。
やはりGINJI-250FN、風に極端に弱いです。
ほんのちょっとした風でも揺れているのがPHD guidingの画像で確認できます。
PHD guidingで表示させている画像よりも拡大率が高い写真を撮っているわけですから、それはもうブレまくりです。
それでも粘って、マシなブレ写真8枚を合成したのが、コレ。
GINJI-250FN + 自作レデューサー + EOS 60Da
M42 オリオン大星雲。
まあまあといったところでしょうか。
でも、どうにも星が丸く写ってくれません。
オリオン大星雲に焦点を合わせてから、GINJIの光軸を合わせています。
主鏡の固定ネジは、ホンの軽く添える程度にしか締めてません。
PHD guidingの精度もそんなに悪いとは思えません。
この夜、新たな発見がありました。
GINJI接眼部は、接眼レンズの固定ネジが二つあります。
ひょうんなことで、その片方をいじったら、緩んでました。
どうも、片方のネジを締込んだときに、もう片方が相対的に緩んだようです。
で、ゆるみを締めたら、星がもう少し丸く写りました。
うーむ、こんなところにも落とし穴があったか。
カメラを取り付けるときや、カメラを回転させて構図を決めるときに、接眼レンズ固定ネジをいじります。
接眼レンズと比較してカメラはかなり重たいです。
細心の注意を払ってネジを締めていたつもりでしたが、まだ甘かったみたいです。
次回以降は、コマコレクターもしくはレデューサー単体で接眼部にしっかり固定してから、カメラを取り付けるようにしてみようかと思います。
なかなか風が弱まらず、粘っていると、雲まで出てきて、それでも未練たらしく粘っていたら、雪まで振ってきました。
GINJIの中に雪が積もり始めたので、焦って、GINJIを下に向けました。
せっかく買ったパソコンも雪で濡れて故障しては困ります。
撮影を終了しようか。。。と悩みます。
結局、わずかな可能性をモノにするために、粘る決断をしました。
どうせこの夜は、3時過ぎに月が出るので、そんなに長い時間ではありません。
結局空の状態は好転してくれませんでした。
この夜は気温が氷点下3度までしか下がりませんでした。
しかし、ルーフテントで寝ていて寒かったです。
やはり購入後20年が経過したシュラフでは厳しいようです。
ルーフテント内の寝具を強化する必要があります。
でも、分厚い掛け布団は、ルーフテントの収納に支障を来すことを確認済みなので、さて、どうしたらよいか。
簡単に思いつくのは毛布でしょうか。
まずはシーツ代わりにモコモコの毛布を使う。
そして、掛け布団代わりに毛布をもう一枚使う。
これだけでもだいぶ違うと思います。
でも、それで氷点下10度に耐えられるかどうかは怪しいです。
明け方の月。
久々に地球照を撮影してみました。
この夜も全力を尽くしました。。。。