魔女のよせなべ

気の向くままに。

妄想と針を走らせる

2011年01月21日 | 日記


やっと『秘密のプチパーティ』が届きました!
ありがとう、復刊ドットコム♪






さて、先日激安ショップで3点980円のスーツを買ったのですが、
残念ながらスカートとパンツはサイズが合いませんでした…。
(スカートは何だか白っぽく写っていますが、皆同じ布でできています)

しかしジャケットはぴったりなので、それが980円ならまあいいか、ってことで。
黒のスカートと合わせれば、それなりにフォーマルに着こなせるでしょう。


いや、ホントにスーツがないので少し買いだめしたんですよ。
以下は、通販で買ったパンツスーツ。
少しばかり裾が長かったので、裾上げをちくちく地道にやっておりました。



メジャーも待ち針も、チャコペンも使わず、目分量で縫ったわりに
左右に誤差もなく、まあまあきれいにできたんではないかと。
(面倒なんで手抜きしました)
(※待ち針がわりに安全ピンを使うと紛失しづらく、また指を刺す心配がありません)


縫い物をしながら、山本雄三の小説のワンシーンを思い出しました。

すごく腕のいいお針子さんがいて、彼女にばかり仕事が任されるので、
それを妬んだ同僚が、白無垢の仕立てを依頼された彼女が「白糸をください」と
言ったときに、赤い糸を投げ渡すのです。

彼女は相手の悪意に気づくも、その赤い糸で見事白無垢を仕立て、
意地悪な相手に「縫い目の見えない」すばらしい作品を置き、
ますます名声を高めた…という筋だったと思います。

しかし、どう頑張っても赤い糸は見えるでしょう。
いや、結婚式の衣装だから「赤い糸で縫い付けました」という方便もありかな。

こんな妄想と針を走らせた夜でありました。