あらゆるものが
変化する
ように
”真善美聖”も
変化します。
変化する
という
ことは、
個人、
社会、
国家、
時代
によって
変わる
こと
です。
変化する
ものに
執着すると
”真善美聖”
といえども
苦しみが
生まれ
ます。
苦しみが
生まれる
ことに
よって
人間同士の
争いが
生じ
ます。
どのような
”真善美聖”が
唱えられようとも、
仮の存在
でしかない、
という
真実を
忘れては
なりません。
故郷が
同じ、
故国が
同じ
であれば、
人は
互いに
親近感を
もつことが
できます。
他の
人間も
自分と
同じ
人間で
あることに
気づけば、
差別や
戦争が
なくなります。
人間以外の
生命も
同じ
生命で
あることに
気づけば、
他の生命に
対する
殺生や
捕獲も
なくなります。
”相違”と
”一致”の
両方を
尊重すれば、
世界も
人間も
生き生きと
輝くように
なる
でしょう。
世界を
平和にし、
人類を
救うのは、
宗教でも
哲学でも
政治でも
経済でも
ありません。
資本主義でも
社会主義でも
なく、
科学でも
芸術でも
ありません。
それは
「殺さない」
「盗まない」
「嘘をつかない」
「みだらな性関係を
もたない」
「酒や麻薬などの精神を狂わせる
食べたり飲んだりしない」」
という
万古不易の
真理、道理、倫理
です。
見ること、
聞くこと、
嗅ぐこと、
味わうこと、
触れること、
そして
考えることは、
人間以外の
動物でも
鳥でも
昆虫でも
程度の差
こそあれ、
みんな
やって
います。
喜んだり
苦しんだり、
みんな
同じ
です。
でも、
こうした
行為を
通じて
真理を
発見
しようと
するのは
一部の
人間だけ
です。
真理の
発見に
努力
しない
限りは
たんなる
生物に
過ぎません。
生物として
輪廻する
ほか
ありません。
あなたに
とって
最高の
友人は
あなたの
心
そのもの
です。
あなたに
とって
最高の
教育者も
最高の
助言者も
最高の
支援者も
あなたの
心
です。
あなたの
心が
あなたの
よりどころ
である
ことを
忘れては
なりません。
他人を
頼る
ばかりで、
あなたが
あなたの
心を
放棄する
ことは
あなたの
人生
そのものを
放棄する
ことです。
動物の
世界でも
愛情や
権力や
財産は
存在
します。
したがって
それらを
得るために
努力する
ことが
人間で
あることの
証明には
なりません。
真理を
求め、
真理を
行う
ことで
動物の
次元から
人間の
次元へ
飛躍
できる
のです。
人は
だれでも
同じ量の
喜び、
楽しみ、
悲しみ、
恐れを
抱いて
生きて
います。
どんなに
財産や
地位に
違いが
あっても、
どんなに
職業や
才能に
格差が
あっても、
喜びや
楽しみや
悲しみや
恐れの
量は
変わりません。
他人を
平等に
見ることが
できる
人は、
他人を
羨（うらや）む
ことも
他人を
蔑（さげす）む
こともない
でしょう。
人間は
どうせ
あと
何年かで
死んで
しまうから、
執着の
ままに
生きたい。
欲望を
満たしたい。
そう思って
余生を
生きるから、
死んだあと、
動物や
昆虫に
生まれ
変わって
しまう
のです。
あと
何年かで
死んで
しまう
からこそ、
執着を
捨てる。
欲望から
離れる
ように、
努力する
のです。
そうしなければ、
せっかく
人間に
生まれた
というのに、
その
甲斐が
ありません。
無神論か、
有神論か。
一神教か
多神教か。
唯心論か、
唯物論か。
資本主義か
共産主義か。
どちらの
立場を
とっても、
それに
固執している
限り、
世界は
平和に
なりません。
固執は
かならず
妄執に
変わります。
正義・不正義への
固執が
人間同士の
争いを
招く
のです。
世界は
固執と固執、
妄執と妄執が
争って
殺し合いを
続けて
います。
自分の
欲望を
実現して
幸せに
なる
ためには
それ相当の
時間が
必要
です。
しかも、
結局は
死ぬまで
幸せに
なれない
ということも
十分
あり得ます。
でも、
欲望を
捨てれば
即座に
幸せに
なるのです。
時間は
必要
ありません。
本当の
幸せは
いつでも
どこにでも
あなたの
目の前に
広がって
いる
のです。
あなたの
手の届く
ところに
ある
のです。
