『パンとスープとネコ日和』 群ようこ著/角川春樹事務所
今年の6冊目。5冊目から半年もたっている(^^;
群ようこさんの著作は初めて拝読しましたが、
映画『かもめ食堂』は観ています。
確かに同じ人の作品だなあ、という感じがしました。
53歳のアキコさんが、長年勤めていた出版社を辞めて、
母親から受け継いだ食堂を、自分らしくリニューアルして
再オープンさせるまでと、させてからのあれこれを
時に苦く、時にほんのりと柔らかく、描いていく物語。
本当は、エッセイかと思って図書館から借りたのですが、
小説でした。ちょっとびっくり。
でも、大変読みやすく、すらすらと読めてしまいました。
後半、思いもかけず訪れる悲しい場面では、
もう共感しちゃって号泣しながら読んでしまったのですが、
全体としては落ち着いた雰囲気の物語だったと思います。
みんなちょっとだけ、世間一般で言うところの「不幸」があって、
でも、それと向き合いながらもささやかな「幸せ」を紡いでいる、という感じ。
ただ、あまり季節感が感じられなかったのがちょっと残念でしたが、
都会だとこれがフツウなのかもしれませんね。
窓を開けても見えるのは緑ではなく、商店街の建物だけ、というところですものね。
今年の6冊目。5冊目から半年もたっている(^^;
群ようこさんの著作は初めて拝読しましたが、
映画『かもめ食堂』は観ています。
確かに同じ人の作品だなあ、という感じがしました。
53歳のアキコさんが、長年勤めていた出版社を辞めて、
母親から受け継いだ食堂を、自分らしくリニューアルして
再オープンさせるまでと、させてからのあれこれを
時に苦く、時にほんのりと柔らかく、描いていく物語。
本当は、エッセイかと思って図書館から借りたのですが、
小説でした。ちょっとびっくり。
でも、大変読みやすく、すらすらと読めてしまいました。
後半、思いもかけず訪れる悲しい場面では、
もう共感しちゃって号泣しながら読んでしまったのですが、
全体としては落ち着いた雰囲気の物語だったと思います。
みんなちょっとだけ、世間一般で言うところの「不幸」があって、
でも、それと向き合いながらもささやかな「幸せ」を紡いでいる、という感じ。
ただ、あまり季節感が感じられなかったのがちょっと残念でしたが、
都会だとこれがフツウなのかもしれませんね。
窓を開けても見えるのは緑ではなく、商店街の建物だけ、というところですものね。
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