ロシア留学中・脱力進行中

モスクワ留学滞在記、スポーツ(特にテニス)のこと。他に趣味(漫画や音楽)等いろいろ・・・

交響組曲への招待

2006-11-10 23:51:11 | 音楽・コンサート・バレエ・オペラ
10日(金)、珍しく午前の授業に遅刻無く到着。さい先良し。
3時間しか寝てなかったため昼飯後に当然昼寝をし、
夜への英気を養う。

2日連続のコンサート、今夜はドーム・ムーズィキへ。
同行はクラスのS嬢、M嬢(←こういう順番で書くと怪しい)、Hさん改めひろりんくるの3人。
まさに百花繚乱、両手に花、ということに一応しておく。

演目は「ヨーロッパ流とロシア流」
ラベルの夢幻劇「シェヘラザード」序曲
ラベルの歌曲「シェヘラザード」 ソプラノとオーケストラのためのテーマ
 ソリスト;ソプラノ=ヒブラ・ゲルズマバ
リムスキー・コルサコフの交響組曲「シェヘラザード」
指揮ジェームス・コンロン、ロシアナショナルフィルハーモニーオーケストラの演奏。

前半2曲は夢うつつで聴くには良い曲。安らかに目を閉じてゆったり聴いた。
全く聴いたことなかったし、R・コルサコフ1本に狙いを絞ってるからしょうがない。
そう、勿論この日のメインはリムスキー・コルサコフのシェヘラザード。
ショスタコと出会うもっと前、たぶん大学時代に出会ってからずっと好きだから、
もう5年近くになるのだろうか?やっと辿りついた。
初めての生、このエキゾチックな音楽を生で聴ける日がやってくるとは!!
ヴァイオリンと、フルートと、チェロと、オーボエと、それらのソロに、
その他全ての楽器が反応して会場を完全にペルシャの空気に塗り替えてしまった。
特にフルート奏者が死ぬほど良かった。
第3楽章前半のフルートの副旋律は、音が転がってるみたいで、ってどんな表現だ?
とにかく良かった。音楽を言葉で表すのは虚しい努力だ。
一番好きな第4楽章、力強く、全楽器が爆音を奏で、まるで音が・・・もうやめよう。
CDを貸して予習済みのS嬢も、初聴きのM嬢も気に入ってくれた様だし、
ひろりんくるに至っては昨日のショスタコより良いと言い出す始末。何て尻軽なんだ。。。
とにかくシェヘラザードは異国情緒たっぷりで、聴いてくれとしか言いようが無い。
この曲のコンサートがあったらまた絶対に行く。
ところで会場で隣の席のおばさんからいきなり日本語で話しかけられビビった。
聞いてみるとこの人、01年~04年まで神戸外大でロシア語を教えていたガリーナ先生とな。
留学仲間のRオやAンナは知ってるはず、てかAンナは去年モスクワで会ってるんだよね。
今はツムでロシア語教師をしているようです。

帰り、フルンゼンスカヤ駅の前にあるマクドナルドで夕食をとっていると、
何と昨日のскрипкаさんが登場。コンセルバトーリヤからの帰りらしい。
150ルーブルのチケット代も高いと思えるひどい内容のコンサートだったようで、
金返せ!と大阪弁で怒っていらした。相変わらず面白い人だなぁ。
というかこの人も会場近くのマクドナルドで夕食を食べてきたのに、
わざわざまた地下鉄を降りて寄ってくれるところが律儀なのか暇なのか、
思わぬところで再会して非常に面白かった。
скрипка「土日は何か予定があるの」
ヒロキアイス「何もありません」
その後のツッコミはFカップの胸の内にしまっておいてください。

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