フレンチ・アメリカン日和

アメリカ在住、フランス人の夫を持つ日本人(女・30代)です。日々のことを綴っていきたいと思います。

祝!1週間記念!

2005-09-27 02:37:54 | 日々のこと
何がって。。。ははは、帯状疱疹の発症から丸1週間です。すみません、話題が話題だけに、ちょっと明るくしてみようかな、なんて。。。とおバカなことを言っている場合ではありませんね。でもちょうど1週間前の今日、背中がぼこぼこしていることに気付いたんですよ。ちなみにその時は痛くも痒くもなく、「えっ?!」という感じでした。水ぶくれ状になって痛くなってきたのは、水曜日くらいからですね。そして、金曜日に病院へ行って、帯状疱疹と診断されました。ご参考までに、時系列としてはこんな感じ。

おかげさまで今週の週末は日本が連休だったこともあって、久しぶりで丸3日間、全く仕事をしないで済みました。既に何をして過ごしたか覚えていないほどだ。要は思い出せるほどのことは、何もしなかったということですね。あっ、でも週末はうちのフランス人のリクエストに応えて、手巻き寿司にしました。日本食のスーパーで色々とお刺身を買ってきて、普段は高いので殆ど行かない紀伊国屋で景気付けに100ドル近くも日本語の文庫本買って読書を堪能したし。。。そして月曜日の今日は、ううう。。。今日は。。。夕方から3時間の電話会議がある。。。しかも私が通訳兼議事進行役をする超しんどいやつ。。。でもまあ、一日ゆっくりすれば夕方の3時間くらい何とかなるだろう。

肝心の発疹は、多少腫れがひいてきているものの、まだまだ痛いです。神経の病気というだけあって、発疹のてっぺんからちくちく、ちりちり、と枝分かれして痛みが皮膚の下に広がっていく感じ。飛び上がるとかうめくほどの激痛ではありませんが、何とも不快な痛みです。ゾビラックス、という大変語感的に美しくないクリームを3時間おきに塗っていますが、効いているんだかいないんだか。緑色の錠剤も一日3回飲んでいますが、これも今いち効き目がわからない。「副作用でお腹を壊すことがあります」という点だけは効いているぞー!!!えーい、不快だ!!!

でも熱が出たり具合が悪かったりすることはありませんので、ご心配なく。食欲もふつーにありますからね。皆様、暖かいお見舞いのコメント、本当に本当にありがとうございます。

連鎖反応?

2005-09-26 05:15:30 | 日々のこと
帯状疱疹って意外に一般的な病気なんですね。時々うちのBlogに遊びに来てくださるさにさんという方からは、「働き者の病気」というコメントを頂き、いい気になって、うちのフランス人に、「働き者がかかる病気らしいよ。安心してね、あなたは絶対にかからないから」などと言っていたら、対抗意識を燃やしたらしく(?!)うちのフランス人は、一昨日から左瞼にものもらいを作り、今朝は何と上唇に熱の花が出来ていた。ちなみにものもらいは偶然だと思いますが、熱の花はヘルペスの一種で、私の帯状疱疹の中の水疱瘡の菌が感染した可能性があるとのこと。さすがに感染させたのは悪かったかなーとちょっと反省したのも束の間、うちのフランス人は、花のかんばせに(それほどでもないくせに、あの思い入れは何だ?!!)に2つも吹き出物状のものが出来てしまったのがとことん気に入らないらしく、「君のは背中で人目に触れないからどーでもいーじゃないか!僕なんて、こんな醜い顔になってしまって、出歩くのも恥ずかしいし、どうしたらいいんだあー!!」などと暴言を吐く始末。まああ、何てことを。帯状疱疹の方が、痛くて大変何だぞ!酷くなると熱が出て、入院しなければいけないんだぞ!!もっと酷くなると、神経痛のような後遺症が一生残るかもしれないんだぞ!!!

でも親子や夫婦って、勿論伝染ということもあるかもしれませんが、連鎖反応を起こすことって多くありません?まあ、それだけ仲がいいってこと。。。?でも、中途半端に真似するなよな。って、彼にまで帯状疱疹にかかられたらとんでもないので、完全な真似もやめてほしいですが。それにしても、フランス人のものもらいって初めて見た。。。我が家のリビングのカウンターには、今、内科の薬やら眼科の薬やら錠剤やらクリームやら様々な薬が載っています。皆様もお体にはくれぐれもお気をつけて。。。

ありゃりゃ。。。

2005-09-24 08:30:41 | 日々のこと
仕事が一段落して、日本も祭日だらけの今週を迎え、「わーい、わーい」と喜んでいたら、何と帯状疱疹にかかってしまいました。ひゃー、不覚!!!月曜日の朝に何気なく背中を触ったら、何だかぼこぼことしているので、慌ててうちのフランス人に見てもらったら、「虫刺されじゃない?」とのこと。それにしても一箇所に固まって20個前後のブツブツが出来ているので、虫刺されにしても、なんだかいやーな感じ。増える気配はないし、うちのフランス人も何ともないので、自宅で刺されたとも思われず、先週の金曜日に出かけた中華料理店で、変な虫に刺されたのではないか、と疑っていたのですが(きゃー、ごめんなさいね、レストランさん!)何日か経過しても治る気配はなく、おまけに水ぶくれになって腫れてきたので(しかも虫刺されのように痒いわけではなく、むしろ触ると痛い!!)、これはちょっとおかしいと思って病院へ出かけたら、「ああ、これは虫刺されではなくて、shinglesというものですね。水疱瘡の菌がずーっと潜伏していて、過労や免疫低下をきっかけに、神経に沿って発疹を出すという症状ですよ」とのこと。水疱瘡(chicken pox)はともかく、私はshinglesなんて言葉は知らなかったので、うちのフランス人に聞いたところ、何となくわかったような顔で、「ああ、そりゃきっとフランス語でzonaというものだ」などと、私には全く役に立たない解説をしてくれた。結局辞書とインターネットで検索して、「帯状疱疹」というものであったと正式に判明しました。海外で病気になると、病名を理解するにも一苦労ですわ。

別に命に別状はありませんが、悪くなると熱が出たり神経に痛みが出ることもあるという話なので、しばらくは安静にしています。また、まだ水疱瘡になったことのない人には感染す可能性があるということなので、知り合いの子供達とはあまり接触しないようにしなければ。薬を10日分もらって、まあ一ヶ月くらいは無理をしないように、ということですが、ふえーん、健康には自身があったのにな。うちのフランス人も予防と対策をGoogle Franceで検索してくれたのですが、「かかりやすい人」という欄に、「免疫の低下した高齢の方」という説明を見付けて爆笑しておった。くくく、他人事だと思って。

それにしても、やはり健康って大切ですね。皆様もどうぞくれぐれもお気をつけて、無理などなさらずに日々をお過ごしください。季節も変わり目ですし。そう言えば、雅子様って最初の入院のきっかけは帯状疱疹じゃなかったでしたっけ?きゃー、もしかして、私っておハイソなモグラですか?!!!

フレンチ・イラニアン日和

2005-09-20 09:55:49 | 日々のこと
ようやく仕事が一段落しました!
本当に、重なるときはよくもこんなに、と不思議に思うほど重なることが多い仕事。会社も業種もそれぞれ異なるクライアントを相手にしているのに、面白いものですね。でも忙しかったけれども、クライアントにも喜んでいただき、何よりだったと思っています。
しかも今週は、日本が休みがちときている!カリフォルニアの日曜日は既に日本の月曜日のため、いつも日曜日の夜、2-3時間は必ず仕事をする私は、本当に何ヶ月かぶりで全く仕事をしない日曜日になりました。感激!今週は23日の金曜日も御休みなので、私はこちらの木曜日から多少ゆっくりできる計算。アメリカのクライアントは無論開業していますが、日本のクライアントからのメールや電話が来ないだけでも随分違いますからね。わーい!!もっとも、「連休明け納期でお願いします」とこれから業務をどさっと渡されないとも限りませんので、まだ何とも言えませんが。

とにかく先週で仕事が一段落したのに気を良くして、土曜日は仲のいいフランス系イラン人のご夫婦を我が家でのディナーにご招待!メインはうちのフランス人がロースト・チキンを自ら台所に立って作ってくれたし、デザートは色とりどりのプティ・フール(一口大ながら、見た目も味も本格的なレモン・メレンゲ・パイやライム・パイ、フルーツ・タルトやチョコレート・ムース、ベイクド・チーズケーキなどが入っていて、大感激!)をご夫妻が持ってきてくれたので、私の支度は前菜と付け合せだけ!前菜は、熟したアボカドを半分に切って種を抜いた中に醤油漬けにしたまぐろのぶつ切りを詰めたものに、豆腐とワカメとトマトのサラダ。付け合せは、チキンの横で一緒にローストしたカリフラワーとサツマイモ。とても簡単で美味しかったです。このご夫婦とは、彼らがフランス育ちのフランス国籍ということもあって、本当に共通の話題が多くて、一番仲良しです。夫婦ぐるみのおつきあいって、普通は旦那さん同士の関係がメインだったり、奥さん同士がより仲良しだったり、どちらからに偏るものですが、このご夫婦とは、お互いにまんべんなく仲が良くて、いつ会ってもとても楽しいんです。というわけで、土曜日はフレンチ・イラニアン日和!

真夜中まで4人でおしゃべりして、二人が帰って行った後は、使ったお皿をさっとゆすいで、食器洗い機に入れて、おしまい!この食器洗い機、日本にいた時には実家になかったけれど、アメリカの我が家で使い出してから手放せなくなりました。忙しいお母さんやワーキング・ウーマンには必需品だと思うな。スーツを買うのを一回ガマンしても、絶対に買うべき必需品だと思います。生活、変わりますからね。別に毎日使わなくても、洗いものがたくさん出る週末だけとか、あれこれ料理した日だけに限って使ってもいいと思います。我が家は普段二人だけなので、やはり食器洗い機の出番は、週末がほとんど。でもお皿をあれこれ使うのも、料理であれこれ器やボールを汚すのも、ちっとも苦にならなくなりました。4人家族のお宅なんて、絶対にフル稼働ですよ。

とにかく、お陰様でまた復活しています。またBlogを更新していきますので、よろしくお願いします。

インド人も。。。

2005-09-11 02:34:41 | レシピ・お料理関連
仕事の峠が先週いっぱいで超えると思っていたら、とんでもなかった。。。今週、思いがけないトラブルや混乱が続発し、ここ3ヶ月くらいで一番収集のつかないとんでもない一週間となってしまいました。それにしても、先週末に、「来週でも全然間に合うな」と思っていたかなりの量の翻訳を済ませておいてよかったなぁ。。。私の現在の仕事では、「明日、明後日でもよいことでも、可能なら今日のうちに済ませておく」という姿勢が本当に大切だとしみじみ思った一週間でした。おかげさまで私は小心者なため、もともと夏休みの宿題は最初の1週間で済ませてしまうタイプなので助かっていますが、そうでないと、一寸先は闇、いつ何時緊急事態が勃発するかわからないので、既に見えている仕事は多少締め切りが先でも済ませられるうちに済ませておいて、それでしばらく暇になるならゆっくりすればよいし、何か起こったら即対応できるようにしておかないと、やはり普段お世話になっているクライアント企業には、緊急事態の時こそお役に立ちたいですから。


ところで仕事がこういうふうにパニックになってくると、自然と手が回らなくなるのが食事の準備。うちのフランス人は、特にアメリカでは「おうちご飯」が大好きなため、外食が続くと不機嫌になってくるのですが、今回はそうでもなかった。。。というのも、美味しいタイ料理とインド料理のお店を近所に見つけて、その味にやみつきになってしまったからなんです。もともと彼は、こういう料理にあまり関心がなかったのですが、彼のハーブ好き、スパイス好きの味覚を知っている私としては、美味しいエスニック料理はきっと彼の口に合う筈、と信じて疑わなかったので、インド系の同僚などに聞いて、彼らのいきつけのお店を調べ、根気よく彼を説得して連れて行ったら、案の定感激してはまったというわけ。今では自分から、「XXのトムヤムスープと、パッタイを食べに行こう」「△△のラムカレーとタンドリー・チキンが食べたい」と言い出すまでになりました。さすがにこういう料理は私は出来ませんから、「家では食べられないものを外に食べに行く」という方針には、うちのフランス人も賛成らしく。いや、助かりました。でも、インド系の家族連れでごった返している小さなお店で、"Vraiment bon! Magnifique!"を連発しながらインド料理をほおばっているうちのフランス人に、周囲はかなりひいていたな。これって、まさに「インド人もびっくり!」ってことですかね。

鴨の行方

2005-09-07 01:40:25 | レシピ・お料理関連
この週末は、月曜日にLabor Dayという祭日を挟み、三日間の連休でした。でも私はずーっと仕事が入っていたので(涙)特別外出などもせず、普段通りの毎日でした。ちなみにうちのフランス人は、ソファーにごろんと横になってテニスのUSオープンをずーっと見っぱなし。ええ身分よのぉ。

でもお休みの日は、やはりそれなりに美味しいものを食べたいので、とうとう例のかわいそうな冷凍の鴨に引導を渡すことに決定。9ヶ月弱にも及ぶ冷凍で味が落ちているかもしれないので、ローストなどの肉質が問われるものはやめて、丸ごとコンフィー(揚げ煮)にすることに決定しました。実は鴨のコンフィーは、私とフランス人の大好物なので、ずっと前から料理してみたいとは思っていたのです。マーサ・スチュワートのウェブサイト(www.marthastewart.com)で、レシピも入手してある!というわけで、まず金曜日の夜に鴨を出して一晩かけて解凍し、翌日土曜日は鴨を洗ってさばき、粗塩、コショウと月桂樹の葉などと一緒に冷蔵庫で一晩マリネ。日曜日に塩を洗い落とし、鴨をよく拭いてから、まずは皮の方から弱火でじっくり焼き目をつけ、皮がベーコンのようにぱりっとして油がたくさん出てきたところで深鍋に移し、鴨の油を鴨が完全にかぶるまで足し、3時間ほど弱火でゆっくりと揚げ煮にしました。ちなみにこの鴨の油というのは、我が家ではフランスで仕入れてきた缶詰のコンフィーを開ける度に、中になみなみ入っている鴨の油をフリーザーバッグに入れ、冷凍庫で保存してきたもの。室温だと褐色の液体になりますが、これが味の決めてで、うちのフランス人などは「Liquid Gold(液体の黄金)」などと呼んで崇拝しています。ジャガイモを料理する時や、肉料理のソースを作る時に小匙1杯程度足すだけで、驚くほど味に深みが出るので、確かにその威力はすごい。但し鴨の油など普通の肉屋でそう簡単に手に入るものではないので、マーサ・スチュワートのレシピではラード、料理研究家の藤野真紀子さんのレシピでは、オリーブオイルでの代用を提案されています。

結果は、とても美味しくできましたよ!家庭でこんなに美味しくできるなら、レストランで高いお金を払って食べなくても構わない、というくらい!でも手間はかかりませんが、時間だけはかかりますね。鴨の解凍はともかく、一晩塩をして、それから3時間揚げ煮しますから。でもこれは、鴨だけでなく、豚のロースの固まりや、鶏肉の腿で代用してもとても美味しいお料理です。鶏肉なら肉質が柔らかいので、3-40分もあればできる筈。オリーブ油、あるいはキャノーラ油で試してみられてはいかがでしょう?鶏肉を揚げ煮する時に、一房ごとにばらばらにした皮付きのニンニクと、4つ割くらいにした皮付きのジャガイモも入れておけば、付け合せも一緒にできます。あとはクレソンとトマトのサラダでも添えれば、あっという間にフランス・ランド地方の食卓が完成!コツは、外側がかりっと香ばしく、身は骨からほろほろとほぐれるくらいまで火を通すこと。油をたくさん使いますが、出来上がりは外側はぱりっと、中はほくほくしていて、意外にフライドチキンや天ぷらなどの揚げ物よりも油っこくないんですよ。時間のある週末などに、是非どうぞ!

美しい女友達

2005-09-03 02:13:15 | 日々のこと
仕事にまたまたどっぷりと埋もれてしまっているんですが、再開すると宣言したからにはがんばります。「ハレとケの生活」の続きについては、ゆっくり考えて書きたいので、また時間ができたらアップしますね。

先日、新しい女友達が出来ました。ベトナム人で、ちょっと年下で、ずば抜けて美しい女性です。どの位美しいかと言うと。。。うーん、非常におおざっぱですが、叶恭子と後藤久美子を足して割ったような感じ、とでも言えば何となく雰囲気は伝わるかしら?勿論ファッション・センスも抜群。実は彼女は、クライアント企業の社員で、もう4年近く前から打ち合わせの場などで度々顔を合わせていました。でも彼女は、若い女性にありがちなきゃぴきゃぴした感じは全くなく、本当に仕事に徹しているという感じだったので、顔を合わせても私的なおしゃべりをすることもなく、淡々とその時々で一緒に仕事をしていた、という感じでした。でも何ヶ月か前、ふとしたことから彼女が昼食に誘ってくれて、私の都合がつかなかったり彼女に急な仕事が入ったりで全く予定が合わず、晴れて先日、一緒に食事ができました。

とても素敵な人でした。強くて芯がしっかりしていて、とても美しいのに、その容貌におぼれることなく、クールに努力している。それに、とても優秀です。私はすぐに誰とでも親しくなれるタイプではなくて、時間がかかる質なのですが、彼女もそうらしい。「仕事でずっと遠くから見ていて、仕事の仕方も好きだし、とても信頼できそうでいい人だということがわかったから、ずっとゆっくり話してみたかったの」と彼女に言われて、ちょっと感激しました。というのも、私も彼女のことを見ていて、とても女性らしく美しい外見をしているのに、ちっともそれを鼻にかけている様子がなくて、プロフェッショナルで、素敵な人だと思っていたから。「なーんだ、じゃあお互いに随分時間をかけちゃったね」と笑いあったのですが。。。これからお互いにどんなに忙しくても、1-2ヶ月に一度はランチに出かけるつもりです。

でも、美しい女友達って本当にいいですね。見ていて目の保養になるし、内面も素敵だと、本当にうっとりしてしまう。久々の新しい友人、時間をかけて丁寧におつきあいしていきたいと思います。