我が家は皆様もご存知の通り、フランス人と日本人のカップルで、アメリカに在住しているので、よく、「お宅の夫婦は、何語で会話しているんですか?」と聞かれることがあります。私が「70%英語、29%フランス語、1%日本語という感じでしょうか。」と答えると、「ほほー」とそれで納得してくれる人もいれば、「ええっ?!その比率って具体的にどんなんですか?」とさらに突っ込まれる場合もあります。
その比率というのは、そうですね、マクロ的には、言葉というのは非常にある意味、運動、というか反射神経的な要素があるので(だから一度学んだ言語は使わないと錆付きますが、使い始めるとまた自転車を乗るようにスムーズに蘇ってくるわけです)、どちらがまず何語で会話を始めるか、というのがその瞬間の会話の主言語を決めるわけです。私からはほとんど英語で会話を始めますが、10回に3-4回弱くらいは、練習したい、というような殊勝な心がけをもってフランス語で会話を切り出すことがある。うちのフランス人も10回のうち4-5回くらいは、自分で独り言をフランス語で言っているか、自分の頭の中でフランス語で何かを考えていて、その延長でフランス語で私に話し掛けたり、ということがある。そしてそれがいつまで続くかというと、当然私がフランス語の会話に蹴っつまづくまで、となるので、それはまさに始まった瞬間からもはや時間の問題であり、せいぜいトータルで3割弱ぐらいという計算になるのであった。
そしてミクロ的にはですね、単発の会話に複数の言語が混在している場合も入ります。
例えば私が「Samui(寒い!!」と叫んだ時に、うちのフランス人が、「Non、samui pas!(これは意味は若干違うけれども、フランス語では"Non, ca mouille pas"と同じ発音で、それなりに意味が通っているのがおかしい)」と答える、というようなものです。ちなみにうちのフランス人の使う日本語というのは、
フランス人:「(英語又はフランス語で)今日、○○が食べたい!!」
私:「えー、だってXXが買ってあるから今晩はXXだよ!」
フランス人:「(日本語で)オクサン、ソコヲナントカ!!」
というレベルのものだ。一体どこで覚えるんだか。
それから、私が「今晩何を食べたい?"what do you want pour diner ce soir?"」
などと仏英ぐっちゃにして聞く場合もあったりして。うちのフランス人も慣れっこなので、そういう場合、「Oh, I am in a mood for du poisson aujourd'hui(今日は魚料理の気分だ」なんて返事して寄越したりして。
要はかっこつけて「70%英語、29%フランス語、1%日本語という感じでしょうか。」なんて答えないで、「ええ?ああ、我が家の会話はぐっちゃぐちゃで、傍で聞いていると何が何だかよくわからないんでしょうが、お互いに通じてはいます。」というのが恐らく正解なんでしょうね。
その比率というのは、そうですね、マクロ的には、言葉というのは非常にある意味、運動、というか反射神経的な要素があるので(だから一度学んだ言語は使わないと錆付きますが、使い始めるとまた自転車を乗るようにスムーズに蘇ってくるわけです)、どちらがまず何語で会話を始めるか、というのがその瞬間の会話の主言語を決めるわけです。私からはほとんど英語で会話を始めますが、10回に3-4回弱くらいは、練習したい、というような殊勝な心がけをもってフランス語で会話を切り出すことがある。うちのフランス人も10回のうち4-5回くらいは、自分で独り言をフランス語で言っているか、自分の頭の中でフランス語で何かを考えていて、その延長でフランス語で私に話し掛けたり、ということがある。そしてそれがいつまで続くかというと、当然私がフランス語の会話に蹴っつまづくまで、となるので、それはまさに始まった瞬間からもはや時間の問題であり、せいぜいトータルで3割弱ぐらいという計算になるのであった。
そしてミクロ的にはですね、単発の会話に複数の言語が混在している場合も入ります。
例えば私が「Samui(寒い!!」と叫んだ時に、うちのフランス人が、「Non、samui pas!(これは意味は若干違うけれども、フランス語では"Non, ca mouille pas"と同じ発音で、それなりに意味が通っているのがおかしい)」と答える、というようなものです。ちなみにうちのフランス人の使う日本語というのは、
フランス人:「(英語又はフランス語で)今日、○○が食べたい!!」
私:「えー、だってXXが買ってあるから今晩はXXだよ!」
フランス人:「(日本語で)オクサン、ソコヲナントカ!!」
というレベルのものだ。一体どこで覚えるんだか。
それから、私が「今晩何を食べたい?"what do you want pour diner ce soir?"」
などと仏英ぐっちゃにして聞く場合もあったりして。うちのフランス人も慣れっこなので、そういう場合、「Oh, I am in a mood for du poisson aujourd'hui(今日は魚料理の気分だ」なんて返事して寄越したりして。
要はかっこつけて「70%英語、29%フランス語、1%日本語という感じでしょうか。」なんて答えないで、「ええ?ああ、我が家の会話はぐっちゃぐちゃで、傍で聞いていると何が何だかよくわからないんでしょうが、お互いに通じてはいます。」というのが恐らく正解なんでしょうね。