自転車王国
数年前に近くの道路に自転車専用レーンが出来ました。よく通る道路なのですが、そこを自転車が走っているのを見かけることは月に一回ぐらいでしょうか。
・・・・・先日北欧を旅行し、自転車専用レーンを見ました。
朝のラッシュ時には猛スピードの自転車の人たちがひっきりなしに通り過ぎていくのを見て車に乗るより便利そうだなぁと思いました。
石畳の歩道は自転車にとっては苦痛でしょうが、専用レーンはアスファルトでスイスイです。
この自転車専用レーン、観光客にとっては要注意です。
いえ、自転車に乗っている人にとっても要注意と言うべきでしょうか。
というのも、歩道と勘違いして歩く人(多分ほとんどが旅行者)がたまにいて自転車の邪魔をしてしまうからです。なにげに横切る人もいます。
自転車はすごいスピートで走ってくるのでぶつかるとただごとではすみません。
普通の歩道を勢い良く走っていた男性の自転車が、歩行者とぶつかる現場を目撃しましたが、大声とともに大男が道路に転がってあわや大事故となりそうでした。
幸い車とはぶつからず大事に至らなかったのでほっとしました。
こんな時ヘルメットは必需品だなぁと痛感したのでした。
あの時の悲鳴のような大声が物静かで平和な街の雰囲気に不似合いで、男性がどれだけの恐怖を感じたかが伝わりました。
歩行者は無防備ですからホント危険ですねぇ。
とは言え、自転車に乗った人はたいていそのへんを予測して注意していると思います。
北欧の国は美観のためか最小限の道路表示しかありませんから、専用道路に自転車の絵が書いてある私たちの国とは違ってルールを知らないとわからないことが多いです。
その分、説明書きが至る所に書かれている私たちの国よりすっきりして気持ちがいいです。
北欧の人が日本へ来たら表示、宣伝の多さに面食らうことは間違いありません。
表示の乱立、最小限の表示、あなたはどちらがお好みですか?
それにしても北欧の自転車ってどうしてあんなオシャレなのでしょう。
ママチャリは見かけませんでした。
おわり