もんくうさぎのブログ

もんくばかりでごめんなさい

おふれじゃないのよ憲法は

2016-03-15 18:45:05 | 憲法
 自民党の憲法草案を読んだ。
 最初から読んでったんだが、まず前文内容の薄っぺらさに悲しくなる。
「日本国民は国や郷土を誇りと気概を持って守り・・・」「和を尊び」
 いきなり価値観の押し付けモードに辟易。良い子の約束宣言じゃねえんだよ、憲法は。
「日本国民は国旗および国歌を尊重しろ」
「自由と権利には責任が伴うから公の秩序を乱すな」
「表現の自由は保証するが公の秩序害するな」
「家族は助け合え」
 加えていたるところにちりばめられたおふれ的文面。
 こんなに国民の義務?を乱発するわりには、前文内容から推し量れる美的感覚と法哲学と知性のなさにはうんざりだ。(まともな箇所は現憲法のパクリ。かなしーっ)
 まさにバカ殿のおふれがごとき自民党憲法改正案。そんなおふれの前倒し的兆候は自民党ア○首相のこれまでのさまざまな言葉に見え隠れする。
「女性が輝く社会」
「一億総活躍社会」
 調子いい言葉はいくらでもはける。が、まともな自立的精神持った人は思うだろう。こんなん、なんでてめーに言われないかんのだ。なぜならそこには、指導者が描く青写真を民衆に提示し、受け入れさせ、ありがたがらせるという図式があるから。
 逆だろ。
 国民の声もっと聞いて、彼らの要求をもっと真剣に取り上げ議論して、国民が望む社会めざして働かんといかんでしょ。日本は主権在民の国だ。どっかの石油金満国とは違うんだぜ。
 いきなり言葉で希望観測的ファンタジーを示して、その内容がなーんにも実現しない。こういうのをほら吹きという。
 そういえば、「最後のひとりまで調べる」と言った消えた年金記録も「コントロールされてる」と言ったフクイチ汚染水もほらだったなあ。
 核燃サイクル含めた原子力ムラにつぎこむカネ、そろそろ原発事故被災者のために使えよ。もんじゅに注ぎ込んだ国費1兆円、責任者に弁償させたら保育士と介護士の給料大幅アップは可能だろ。
 ほら吹きシンゾー、多くの人がその正体に気付きつつ今日この頃、こんなん首相にしたの選挙に行かなかった自分にも責任あること気付いてほしい。
 とにかく和を尊ぶことと立憲主義はどう考えても両立せんぞ。

最新の画像もっと見る