四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

深海の調査最前線

2012-05-14 14:51:37 | 生かされて今日
 横須賀追浜に国の研究機関、海洋研究開発機構の本部があり、その研究棟や深海調査船、地震予知などいろんな研究成果が一般に開放されました。最寄りの京急追浜から無料バスも出ますが私は自転車で出かけました。ここ夏島は明治時代は孤島で機密を要する明治憲法の草案が伊藤博文らに検討された歴史を持ちます。現在は日産自動車グループの工場研究所になっています。
 すでに開場を待つ200メートルの人並みで、どんどん長くなります。好奇心のお子さん連れの若い夫婦が多いです。
ここの電算機の能力は世界的だし、保有する深海探査船「ちきゅう」は海底からマントルに達する掘削能力を持つ科学最先端の調査船です。過日管を下ろして地底7000メートルまでの土石を採取したと報道されました。また有人、無人の深海調査船も間近に見ることが出来ました。取り出された土泥のサンプルは乾燥させないため寿司屋のケースに冷やして展示されていました。地震による断層面があり、今後地震予知に貢献することが期待出来ます。3.11の生々しい災害の後だけに子供も大人も熱心に研究者の説明を聞いていました。日本の今後の海洋研究に期待するとともに、多数の市民、多くの子供達が大海の不思議に大きな関心を持つていることが頼もしく思えました。将来の研究者への夢を植えつけたことでしょう。岸壁から調査船に乗るのは抽選で、長い列が出来ていました。広い原っぱでは屋台も出て幼子が飛び跳ねています。
 ♪うまごやしおさな駆けよる竹とんぼ  駿

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