ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

屋久島 埴生窯 山下正行 陶展「龍」はじまりました。

2012年02月16日 13時58分38秒 | 企画展・うつわ
 
 
世界遺産の屋久島で、唯一 薪窯にて焼成している(2012.2月現在)、
山下正行さんの陶展「龍」が、はじまりました。

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今回のテーマは龍なので、うつわの種類は、潔く 少なめです。

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湯呑や ぐい呑み、汲み出しが、数種。
 
 
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この筒型は、面取り後、型押ししてあり、ウミガメの文様も入っています。
 
 
そして、飯碗を含む「碗」が、3サイズ。

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その他は、ティーポット、小茶器、茶入れの蓋物。

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目を引くのは、蓮の香炉。

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碗以外は、釉薬を使わずに、薪窯焼成時の自然釉のみですが
赤松の薪を手に入れる事が 難しい屋久島では、様々な薪材を使うので
独特な変化を見せてくれます。
 
 
今回は、窯の調子も良く、温度の上がりも良かったそうで
作品に積もった灰が熔けて、ガラス質になって、艶のある仕上がりが多いです。
 
 
 
龍もたくさん届いています。

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舟形のうつわになった龍もいます。

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その迫力は、画像では伝え辛いので、ぜひ見に来てほしいです。

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定番の動物も、もちろん届いています。

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勢いのある作りに、自然釉の風合いが、一体一体に現れ
見どころ満載です。

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独特な釉の流れも 楽しんでほしいです。
 
 
 
 
山下さんの在廊は、本日、2月16日から19日、23日から27日です。

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屋久島に移り住んで、30年以上。島の暮らしのお話も楽しいですよ。
後半には、お子さんもやってくる予定ですの、会いに来て下さいね。
 
 
20122yamashita

 屋久島 埴生窯
 山下 正行 陶展 「龍」
 2012年2月16日(木)~2月27日(月)
 11:00am~18:00pm 2/20(月)・21(火)休み
 作家在廊日 2/16-19 , 2/23-27

 子供の頃、憧れだった龍。水神として 恵みの雨をもたらす やさしい心と、自然を破壊する者を 戒める厳しい姿を、この時代に見せてほしい。
 まもなく大震災から1年が経つ。このタイミングで山下さんが龍を作りたいと願うのは、震災から遠く離れた屋久島の地に暮らしていても、悼めた心は東北の人々と同じ。復興を願う心も、許せない事も同じ。
 龍神杉や龍神の滝がある屋久島で成形され、穴窯で焼締められた動物注器や蓮の香炉、独特の自然釉が生きるうつわは、屋久島の薪だからこそ。埴生窯の仲間を連れて龍がくる。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


コメント
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