心が満ちる山歩き

美しい自然と、健康な身体に感謝。2019年に日本百名山を完登しました。登山と、時にはクラシック音楽や旅行のことも。

志賀高原 志賀山・裏志賀山と池めぐり(4)

2015年06月16日 | 志賀高原・浅間山・妙高山


志賀山(2,037m)・裏志賀山(2,040m) (つづき)


 四十八池から大沼池までは、最初少し登りがありますがほとんどは下りです。やや急な階段にさしかかったころ、大沼池の展望スポットに来ました。さきほど裏志賀山から眺めた時より、さらに青みを増しているようです。
 今まで登山の途中に見た池・湖の中では、一切経山の五色沼(福島県)が想い出されます。青や緑、無数の色が混じり合った不思議な水面は「魔女の瞳」と呼ばれています。
 しかし、ここ大沼池は真っ青です。不思議というか、驚きすら感じる水面です。

 この池の水はPh4.4という強酸性のため、魚類は生息することができないそうです。




 大沼池のほとりではレストハウスが営業しており、メニューは少ないものの昼食をとることができます。ここでざるそばと、名物の「竹の子汁」をいただきました。具の竹の子(根曲がり竹)は志賀高原で採れるものだということです。しばらく休んでさらに池のまわりを反時計回りに半周歩きます。食事の間に空模様が変わって雲が広がってきましたが、深い青さはそのままでした。しかも、少しずつ濃さが変わっていくのに目を引かれます。水面のたゆたいが空まで伝わっていくような雰囲気でした。


 池から離れると、あとは大沼池入り口のバス停まで緩やかな下りでした。レストハウスからバス停まで1時間15分ほどの歩きでした。
 季節を変えて何回でも歩いてみたいところです。

 帰りは、湯田中駅までバスで戻り、駅前の温泉「楓の湯」につかって帰りました。今日は、長野電鉄の「電車で温泉!日帰り楓の湯クーポン」という切符を使いました。長野から終点の湯田中まで往復2,320円のところ、1,860円で済むうえに温泉にも入れます。「入館証明印なくご乗車される場合は、差額運賃を頂きます。」との注意書きがあります。必ず温泉に入ってきてほしいということで、入らなければ所定の2,320円いただきますという徹底ぶりでした。泉質はとても自然で、かけ流しであることがよく分かりますが、加水してあるせいか少し薄めな感じもしました。温泉だけ入浴の場合は300円という安さです。

 (2015年6月中旬)



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。