今回は2作連続鑑賞ということで、
『キューティーハニー』さんに引き続き2本目は、
先行上映されていた『デイ・アフター・トゥモロー』です。
予告で異常気象のシーンを見せまくっていたので、
単にそれだけの映画かと思って、
劇場で迫力ある映像を楽しもうと思い、
内容については期待が薄かったのですが、
なかなかどうして、内容もしっかりとドラマしていました。
大自然の驚異を描くCGの美しさに見惚れつつ、
素直に物語として楽しめる、劇場で観るべき作品です。
前向きないい人しか登場しないので、
ご家族向きとも言えるでしょう。
始まってすぐ、主人公となる古代気象学者の、
研究熱心さと屈強さを映像でわかりやすく見せてくるので、
後半に起こる冷静に考えれば無茶な展開も、
こいつなら大丈夫だろう、と全て許せてしまいます。
前半、あからさまにセットで撮られた、
『ブレードランナー』っぽい妙な日本描写で、
一瞬、不安にさせられつつも、
お話が米国内に戻って以降は、さも重要そうに撮ったキャラを、
異常気象のひとつで、非常にあっさりと殺しつつ、
大自然の驚異を見せつけてくるので、
主要人物に見える人もいつ死ぬかわからない映画なんだ、
という意識を、まざまざと植え付けられ、
以降、ずっとドキドキして観ることが出来ます。
ここの異常気象はぜひ劇場で観て欲しいです。
今のCG技術なんてのはともかくスゴイですし、
その見せ方も上手いです。
後半、常に前向きないい人だけが集まった集団で、
人間の知恵を絞って切り抜けようと奮闘します。
邦画ならばここで狂った人が登場して、
破滅の方向に向かってしまうのでしょうけど、
アメリカらしく、そういう陰湿な要素はまるでなく、
頑張って欲しい、生き抜いて欲しい、と思える、
あからさまに気のいい人達が、ユーモアを忘れることなく、
でも真剣に、困難に打ち勝とうと努力する姿は、
観ていて気持ちが良く、この人達に死んで欲しくない、
と素直に思えます。
それでいて、前半のあっさり死ぬ感をスパイスに、
どのキャラがいつ死んでもよさそうなところも、
ドキドキさせてくれて、非常にいいです。
大人の恋愛されると一気に引いてしまう私ですが、
高校生男女の中学生程度の淡い恋愛描写については、
なかなか好感が持てます。
モテない人の妄想っぽいのがいいです。
最後、目に見える最大の敵が狼というのが、
それまでの大きな自然の驚異に比べてちっぽけ過ぎますが、
その後すぐに絶対零度が追ってくるという発想は、
今までになく、きっと文章では陳腐に思えますが、
映像で観れば、非常に面白いです。
こんな風に、前半に伏線をバラ撒くだけバラ撒いておいて、
後半はその回収を丁寧にして、お話を収集させる。
映画としてはお決まりの展開ではありますが、
やはりハリウッドの娯楽大作の脚本は、
上手く出来ています。
エメリッヒ独特の前半だけ盛り上がって後半は、
というお話の展開はやはり健在でありつつも、
今回の後半は丁寧にお話を終わらせていくので、
なかなか好感が持てます。
主要人物の驚き顔のアップから引いて、
大自然の驚異で変わり果てた街の全体像を見せ、
映像で驚かせるという、わかった撮り方をしてますので、
この驚きを感じるためにも、劇場で観るべきです。
テレビ画面でちまちま観てください、
という発想のない映画らしい映画です。
偏屈な人は、異常気象が起こったら、
こんなに平静でいられるはずがない、と批評しそうですが、
日本人と国民性が違いますし、そういう人達は別のところにいて、
今作では表立って登場しないだけです。
米国しか映さないのもそういうことです。
物語なんてのは、それでいいのです。
一部、米国人でないと、
笑えたり、感情が高まったりしない場面もありますが、
そんなことは気にならないくらい、
映画全体の勢いで楽しめます。
とにもかくにも、深いこと考えなくていい、
これぞ娯楽大作な、ドキドキハラハラそして感嘆出来る映画でした。
期待せずサラッと入って、
サラッと楽しんでみてください。
ちなみに、私の大好きな『遠い空の向こうに』の主人公が、
今作で天才高校生を演じてる辺り、
とてもニヤリとさせられました。
遠い空の向こうまで~♪
『キューティーハニー』さんに引き続き2本目は、
先行上映されていた『デイ・アフター・トゥモロー』です。
予告で異常気象のシーンを見せまくっていたので、
単にそれだけの映画かと思って、
劇場で迫力ある映像を楽しもうと思い、
内容については期待が薄かったのですが、
なかなかどうして、内容もしっかりとドラマしていました。
大自然の驚異を描くCGの美しさに見惚れつつ、
素直に物語として楽しめる、劇場で観るべき作品です。
前向きないい人しか登場しないので、
ご家族向きとも言えるでしょう。
始まってすぐ、主人公となる古代気象学者の、
研究熱心さと屈強さを映像でわかりやすく見せてくるので、
後半に起こる冷静に考えれば無茶な展開も、
こいつなら大丈夫だろう、と全て許せてしまいます。
前半、あからさまにセットで撮られた、
『ブレードランナー』っぽい妙な日本描写で、
一瞬、不安にさせられつつも、
お話が米国内に戻って以降は、さも重要そうに撮ったキャラを、
異常気象のひとつで、非常にあっさりと殺しつつ、
大自然の驚異を見せつけてくるので、
主要人物に見える人もいつ死ぬかわからない映画なんだ、
という意識を、まざまざと植え付けられ、
以降、ずっとドキドキして観ることが出来ます。
ここの異常気象はぜひ劇場で観て欲しいです。
今のCG技術なんてのはともかくスゴイですし、
その見せ方も上手いです。
後半、常に前向きないい人だけが集まった集団で、
人間の知恵を絞って切り抜けようと奮闘します。
邦画ならばここで狂った人が登場して、
破滅の方向に向かってしまうのでしょうけど、
アメリカらしく、そういう陰湿な要素はまるでなく、
頑張って欲しい、生き抜いて欲しい、と思える、
あからさまに気のいい人達が、ユーモアを忘れることなく、
でも真剣に、困難に打ち勝とうと努力する姿は、
観ていて気持ちが良く、この人達に死んで欲しくない、
と素直に思えます。
それでいて、前半のあっさり死ぬ感をスパイスに、
どのキャラがいつ死んでもよさそうなところも、
ドキドキさせてくれて、非常にいいです。
大人の恋愛されると一気に引いてしまう私ですが、
高校生男女の中学生程度の淡い恋愛描写については、
なかなか好感が持てます。
モテない人の妄想っぽいのがいいです。
最後、目に見える最大の敵が狼というのが、
それまでの大きな自然の驚異に比べてちっぽけ過ぎますが、
その後すぐに絶対零度が追ってくるという発想は、
今までになく、きっと文章では陳腐に思えますが、
映像で観れば、非常に面白いです。
こんな風に、前半に伏線をバラ撒くだけバラ撒いておいて、
後半はその回収を丁寧にして、お話を収集させる。
映画としてはお決まりの展開ではありますが、
やはりハリウッドの娯楽大作の脚本は、
上手く出来ています。
エメリッヒ独特の前半だけ盛り上がって後半は、
というお話の展開はやはり健在でありつつも、
今回の後半は丁寧にお話を終わらせていくので、
なかなか好感が持てます。
主要人物の驚き顔のアップから引いて、
大自然の驚異で変わり果てた街の全体像を見せ、
映像で驚かせるという、わかった撮り方をしてますので、
この驚きを感じるためにも、劇場で観るべきです。
テレビ画面でちまちま観てください、
という発想のない映画らしい映画です。
偏屈な人は、異常気象が起こったら、
こんなに平静でいられるはずがない、と批評しそうですが、
日本人と国民性が違いますし、そういう人達は別のところにいて、
今作では表立って登場しないだけです。
米国しか映さないのもそういうことです。
物語なんてのは、それでいいのです。
一部、米国人でないと、
笑えたり、感情が高まったりしない場面もありますが、
そんなことは気にならないくらい、
映画全体の勢いで楽しめます。
とにもかくにも、深いこと考えなくていい、
これぞ娯楽大作な、ドキドキハラハラそして感嘆出来る映画でした。
期待せずサラッと入って、
サラッと楽しんでみてください。
ちなみに、私の大好きな『遠い空の向こうに』の主人公が、
今作で天才高校生を演じてる辺り、
とてもニヤリとさせられました。
遠い空の向こうまで~♪
実のところ、これは、
あくまで方法論を学ぶためなわけです。
私に作品を制作させてくれれば、
予算の関係上、ハリウッド超えは出来ないものの、
数多の邦画には勝てる気がしています。
ので私が行く行くアカデミー監督になった暁には、
気楽に「いやちゃん」と呼んでください。
…なんてホラ話を真顔でするくらい、
いまだに、そんな思春期っぽい誇大妄想は尽きません。
なかなか、よかったですよね。映像だけかな~と思ってたんですけど、ドラマ部分もよかったです。
しかしブレード・ランナーそのもの?の日本にはびっくりしました(笑)。でも、あれぐらいの長さでよかった。
私にとって、ジェイク・ギレンホールというと、「ドニー・ダーコ」なんですけどね。(笑)
映像だけでなく、ドラマも丁寧につくりこんであるので、
飽きずに楽しめますよね。
ジェイク・ギレンホールといえば、
キルスティン・ダンストと結婚間近というお話は、
いい若夫婦になりそうで、心温まりますね。
http://eiga.com/buzz/040601/index.shtml