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■ 秩父吉田温泉(星音の湯) 「ばいえる」

<秩父吉田温泉(星音の湯)「ばいえる」> (秩父市(旧吉田町)、11:00~22:00、500円/3h、0494-77-1500)
オフィシャルHP

秩父の旧吉田町の町はずれ、札所33番菊水寺にもほど近いところにあるリゾート(プチ)ホテルの温泉施設を日帰り解放するもの。自家源泉を開発し、2004/4から温泉を導入したようです。この辺りでは珍しい洋風の建物で、ウェディング施設も併設。一見、日帰り入浴できる施設にはみえませんが、建物のまわりにミスマッチな日帰り温泉入浴ののぼりが乱立しています (^^;

かなり重厚なエントランス、フロントで受付し細い廊下を通って奥の浴場へ向かいます。
浴室の手前には休憩室もあって、日帰り客の受け入れに積極的な様子。
浴場入口に分析表が貼ってあり、成分総計=3.91g/kgのスペックにびっくり。秩父では大滝温泉の5347mg/kg(5.347g/kg)に次ぐ成分濃度ではないでしょうか。

男女別の浴室は、内湯(檜枠石敷3.4人)、露天(檜枠伊豆石?敷4.5人)にサウナ。
高台にある露天は山々が眺められなかなか開放的。ゆったりと配置されチェアーも置いてあります。カラン4、シャワー、ドライヤーあり。

内湯は、木の湯口から大量投入で側面吸湯ありオーバーフローなしの循環仕様。
露天は、木の湯口からこれも大量投入で槽内注排湯は未確認ですがオーバーフローはなく鮮度感からいっても槽内排湯の循環では。(ともにカルキ臭は感じられませんでした)

かすかに翠がかった?透明のお湯はほぼ適温で、内湯の湯口で微塩味微重曹味。浴室には浴槽材の檜の香が立ちこめていて判りにくいものの泥臭がかった生ぐさいような臭いが感じられました。
露天湯口はほぼ無味で青臭い香りに新木鉱泉やクアパレスおがので感じられるような燻し臭が混じった感じのもので、内湯とは若干ニュアンスが違う臭いかと。また、Br^-=9.7mg/kgですが、臭素臭は感じられませんでした。
かなり明瞭なツル(ヌル)すべがあってなかなか温まるお湯ですが、成分総計4g/kgほどの濃度感は出ていないようにも思いました。

でも、きれいで落ち着いた浴室だし、料金も500円と秩父にしては安く、温泉らしい浴感は充分に感じられるので、近くに行ったら立ち寄ってみる価値はあるかと思います。

Na-塩化物・炭酸水素塩冷鉱泉 18.2℃、pH=8.3、32L/min動力揚湯、成分総計=3.91g/kg、Na^+=1299mg/kg (99.33mval%)、Fe^2+=0.04、Cl^-=1137 (57.07)、HCO_3^-=1374 (40.06)、CO_3^2-=41.6、Br^-=9.7、陽イオン計=1307 (56.9mval)、陰イオン計=2566 (56.2mval)、メタほう酸=21.9 <H15.7.15分析>

*やませみさんの訊き込みによると深度300mほどの温泉井らしいですが、この深度でこの濃度が出るのはちょっと不思議な気もします。

〔 2004年5月26日レポ 〕
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