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■ 和光温泉自然の湯 「極楽湯和光店」

<和光温泉自然の湯「極楽湯和光店」> (和光市、9:00~翌2:00、700円(土日祝800円)、048-451-4126)

スーパー銭湯大手の自然堂が2004/7/28にオープンした温泉付スパ銭。笹目通り「土支田」交差点から和光陸橋方面に少し北上した左手、家電「コジマ」の並びにあります。ロードサイド店舗らしく、Pは自走式立駐3層(200台)と充実。それでも夕方行ったときは1、2層ともギッシリでした。埼玉とはいってもほとんど都県境にあるので、所沢ナンバーよりも練馬ナンバーが目立ちます。

玄関脇には少量ながらぬるめの源泉?が流されています。
フォーマット化された典型的和風スパ銭のつくりで浴場は2階。脱衣所は立地のわりに広くなく混み合ってました。(空調バランスが悪いのか蒸し風呂状態)
浴場は、内湯ゾーンに各種機能浴槽(カルキ臭ただよう真湯)、内湯(温泉、みかげ石枠タイル貼15人)、タワーサウナ、釜風呂、水風呂(カルキ臭)。露天ゾーンに檜露天(温泉、檜枠石敷10人以上)、岩露天(温泉、岩組+石枠石敷10人)と寝湯(温泉、10人位、ゲキ浅)とスパ銭らしく多彩。
カラン40以上、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。日曜17時で男湯80~100人と怒濤の大盛況。ベッドタウンのスパ銭らしく、子連れの若い父親が目立ちます。

内湯は、石の湯口から熱湯を大量投入+底面注入。檜露天は湯口からの投入で浴槽端側溝への上面排湯。岩露天は黒褐色に変色した岩の湯口から投入+底面注入。すべてオーバーフローはありませんでしたが、黒湯&混雑につき槽内排湯は確認できず。なぜか檜露天の湯口付近の底にのみ、黒褐色のカラ状の析出物が溜まっていました。

お湯は、紅茶色で透明度55cm程度の黒湯。檜&岩露天の湯口付近ではこまかな気泡でにごりが入っています。明瞭な塩味。
温泉臭が独特で、うがい薬臭+タール臭+燻し臭+焦げ臭の薬臭いもの。これが源泉起源のものか、消毒剤によるものか、あるいはその混合によるものかは不明ですが、なにか不自然で刺激的な臭いは、個人的にはあまり好みではありません。

ですが、浴感はなかなか侮れません。食塩泉らしい重量感のあるお湯で、これに重曹泉系のツルすべが加わります。さらに檜&岩露天の湯口付近では、かなりの量のアワつきと、これによるヌルヌル感も楽しめます。浴感的には、成田「大和の湯」に似た感じかな? アワつきの量は、岩露天>檜露天>内湯(なし)の順で、鮮度感もこの順序かと思います。浴後は少しペトペトしますが、しばらくすると爽快感がでてきます。

露天は熱めなので、重めの浴感と相まって長湯できません。実際、ほとんどの人が2分と入らずに出ていくので、回転は速いです。で、露天まわりにはトドが大発生 (^^;
ホテホテからから湯の部類に入るので、えらく発汗しのどが乾きます。場内にある冷水機が大人気。
内湯の機能浴槽ゾーンはお子ちゃま達に占拠され大騒ぎですが、露天のお湯はお子ちゃまにとってはさすがに凶暴過ぎるためか寄りつかず (^^;、比較的落ち着いて入れました。

正直、あまり期待していなかったのでかなり力のあるお湯にびっくり。
唯一、温泉臭が気に入らなかったのが残念ですが、近いし、料金もリーズナブルだし、こんどは少しでも空いていそうな午前中を狙って行きたいと思います。

なお、会員(入会金100円)になると入場料が50円引になり、10枚6,000円というお得な回数券も購入できます。

Na-塩化物温泉 40.6℃、pH=7.8、417L/min掘削揚湯(実際の汲み上げ量160L/min)、成分総計=10440mg/kg、Na^+=3600mg/kg (90.58mval%)、Ca^2+=173.3、Fe^2+=2.2、Cl^-=5793 (94.68)、Br^-=38.0、I^-=9.2、HCO_3^-=524.8 (4.98)、陽イオン計=3950 (172.9mval)、陰イオン計=6366 (172.6mval)、メタけい酸=75.4、メタほう酸=18.8、有機物=9.0 <H15.10.30分析>

〔 2004年8月8日レポ 〕

■その後、週末夕方に何度か行きましたが、駐車場待ちで渋滞を起こす大混雑、お湯もなまり気味なので平日がおすすめかと思います。
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