関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 塔之沢温泉 「上湯温泉大衆浴場」 〔 Pick Up温泉 〕
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/5e/1467c1b8bedbddc5bf5a85f4f8b51e65.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/65/551e200b32e991a84c419113bf26cebc.jpg)
<塔之沢温泉 「上湯温泉大衆浴場」>
(神奈川県箱根町塔之沢112、9:00~21:00、水休、500円、0460-85-7683)
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
■ 紹介ページ (MAPPLE観光ガイド)
■ 紹介ページ (BIGLOBE温泉)
塔之沢温泉は、木食遊行僧として知られる弾誓上人が慶長十年(1605)に発見したと伝えられている古湯で、由緒正しい「箱根七湯」に数えられています。(「箱根全山」を参考)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/cb/7b61d19bae80657ae88961b11b937439.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/e3/f26bfe3b17281bf0c832f6ff6cf86e1e.jpg)
【写真 上(左)】 塔ノ沢駅
【写真 下(右)】 塔之沢温泉街
ここにふるくから親しまれた浴場「上湯温泉大衆浴場」があります。
R1沿いにある民家風2層の建物。Pは数台分ありますが、宮ノ下から下りてくると左カーブを切ったところにいきなりあるのでえらくわかりにくいです。
また、建物となりのPは「一の湯」のものなので要注意。
週末、このあたりは大渋滞しますが、ここにわざわざ車を停めて入る観光客はすくないのでは?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/ed/6124fcf1246472bd8c5c3eb54ea69f47.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/60/16c33b5a8db2b309e6dca50b85ed798f.jpg)
【写真 上(左)】 脱衣所から浴室
【写真 下(右)】 浴槽-1
番台形式のつくりで左が男湯、右が女湯。2階には休憩所もあります。(別料金)
石鹸を持参するか、ない場合は貸してくれます。(石鹸でからだを洗ってから入るのがここのしきたりらしい。)
コストのかかる加温かけ流しのようなのでいたしかたないのかもしれませぬが、料金500円(450円から値上げされた)は施設内容のわりにはいささか高いように感じます。
脱衣所は狭め、こぢんまりとした浴場に4-5人のタイル貼浴槽ひとつとシンプル。
窓はちいさく全体に暗めの浴場ながら、よけいなものがなにもないのが好感。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/7b/e770d08c32f6309ad9e98389dff3ccc7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/d7/f8ab93465677243ff918de3d3edc4e5a.jpg)
【写真 上(左)】 浴槽-2
【写真 下(右)】 カランも温泉?
浴槽はたっぷりふかめで入りごこちのいいもの。
カラン4、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。
カランは温泉のような気もしましたが、どうかな?
年末PMで2-3人(2005年)。日曜14時で独占~2人(2010年)。
2005年に入ったときは同浴の2人とも常連さん(1人は地元、1人は湘南)、2010年も地元の方で、常連指数が高そう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/65/7db65bacb01850256b0a4a56b286e80b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/ed/c27187475819853bbafe1d40852be642.jpg)
【写真 上(左)】 投入していないカラン
【写真 下(右)】 かなりの量のオーバーフロー
熱湯を側面注入でオーバーフロー、槽内排湯は確認できず。
泉温は39.6℃なので、加温のかけ流しかと思います。
他にカランもありますが、投入されていませんでした。
ほぼ無色透明のお湯はやや熱めで、白とうす茶の湯の花がただよいます。
湯中の指先がわずかに青白く発光しています。
弱芒硝塩味によわい石膏臭。この石膏臭は浴場内にこもっています。
しっかりとしたヌルすべのうらによわいきしきしととろみ。
このお湯の湯ざわりは絶品で、肌のうえをコロコロとなめらかに滑っていくようなイメージ。
力感とつよいあたたまりのある入りごたえのあるお湯で、湯本あたりのお湯にくらべるとキャラがきわ立っている感じ。
2005年のときは、湯本でもかなり力づよい「かっぱ天国」のつぎに入りましたが、こちらの力感のほうがあきらかに上でした。
こういうお湯はふつうにありそうで、じつはなかなかありません。
入るほどによさがにじみでてくるような格調高い名湯かと・・・。
つくりも客層もプロ仕様(^^;)なので、箱根のなかでも敷居の高い浴場かと思いますが、わざわざ入りに行くだけの価値あるお湯かと思います。
ps.近年、なんどか廃止の噂がでていましたが、↓の掲示をみるかぎり事態はそうとう深刻なようです。箱根の行き帰りに寄ってあげてください。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/5b/b9cbc0199faae7e1545efb9afb20f489.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/e4/40c430eded315e8f820416dcb005e7ca.jpg)
【写真 上(左)】 湯色
【写真 下(右)】 掲示
〔 脱衣所掲示 〕
この温泉は隣にある老舗旅館の「環翠楼」と同じ源泉を使用しており、箱根の公衆浴場では数少ない源泉掛け流しの温泉です。効能は箱根七湯の中でも群を抜いたものと言われています。
その温泉が、今、利用者の減少と後継者不足のために、存亡の危機に直面しています。
皆さん一人一人のクチコミによるPRが、この温泉の存続につながります。
どうか何時までも利用できますように、この温泉の良さを広めてくださる様、ご協力をお願いいたします。(以下、愛好者の声の紹介、略)
単純温泉 39.6℃、pH=9.0、湧出量不明、成分総計=278mg/kg、Na^+=63.2mg/kg、Ca^2+=6.60、Fe^2+=0.010、Cl^-=49.7、SO_4^2-=28.7、HCO_3^-=50.5、CO_3^2-=3.84、陽イオン計=70.7、陰イオン計=149、メタけい酸=57.3 <S62.11.25分析> (源泉名:湯本第50号泉)
〔 2010/02/25UP (2005/12・2010/02入湯) 〕
E139.5.44.533N35.13.44.962
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ■ 榛名湖温泉 ... | ■ 五色温泉 「... » |