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■ 松之山(兎口)温泉 「兎口露天風呂 翠の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<松之山(兎口)温泉 「兎口露天風呂 翠の湯」>
(新潟県十日町市(旧 松之山町)松之山兎口430、4~11月のみ営業、8:00~20:00、毎月15日および月末休、400円、025-596-2402((有)湯米心まつのやま))
紹介ページ (温泉みしゅらん)
紹介ページ (@nifty温泉)

名湯ぞろいの松之山のお湯のなかでも、温泉好きのあいだでひときわ評価の高いお湯。
松之山の中心、松之山(鷹の湯)温泉街とは離れた兎口(うさぎぐち)地区、植木屋旅館の裏手にあります。

松之山は一時毎冬通っていましたが、ここは冬季休業なので最後まで未湯となったお湯で、2005年晩春に一郷一会のオフではじめて入りました。


【写真 上(左)】 植木屋旅館
【写真 下(右)】 翠の湯入口

翠の湯は植木屋旅館が管理していて、植木屋旅館で料金を払って受付します。
田んぼのなかの小径をすこしのぼるとログハウス風の簡素な木造の脱衣所がみえてきます。そのむこうに露天の浴槽。
あたりは棚田のうしろに杉林が広がる、妻有らしいのどかな風景です。
5月の中旬というのにまわりにはかなりの残雪が残っていました。


【写真 上(左)】 雪が残る周辺の景色
【写真 下(右)】 外からの露天

露天ですが屋根がかかっているのは雨の多いこのエリアではたすかります。
コンクリートの三和土に木造り5-6人の浴槽がひとつ。


【写真 上(左)】 脱衣所入口
【写真 下(右)】 脱衣所からの露天

奥の岩組みから伸びた塩ビのパイプから熱めの源泉を投入で、湯口のそばにはコップがおいてあります。
木枠のフチからオーバーフローの排湯で、槽内注排湯はみあたらず、しぼり投入のかけ流しでしょう。

カラン、シャワー・シャンプー、ドライヤーなどアメニティ類一切なし。
日曜12時で3人~独占。

熱めのお湯は、緑がかった茶色、透明度50~60cmほどのにごり湯で茶系の浮遊物がただよっています。
松之山らしい強鹹味に苦味がまじった強烈な味で、鷹の湯よりインパクトあり。


【写真 上(左)】 浴槽-1
【写真 下(右)】 湯口

問題の(笑)温泉臭ですが、やはり強烈。
墨系アブラ臭(松之山臭)ベースながら、焼けタイヤ臭とタール臭もがんばっているかなりとエグイ臭いで、鷹の湯ほうが上品。

タール臭まじりという点では鏡の湯にもちかいですが、焼けタイヤ臭がある分こちらのほうが個性的な臭いになっています。

煽りたててくるような強烈な濃度感にほてり感をともなう土類食塩泉特有の浴感で、これも鷹の湯より凶暴。とても長湯できず、すぐにトドと化してしまいます。
ペトペトした浴後感と強烈なほてりが残るので夏場はかなりきびしいのでは。


【写真 上(左)】 浴槽-2
【写真 下(右)】 湯口&湯色

松之山では、湯坂温泉と双璧をなす凶暴系のお湯で、泉質マニア&凶暴湯マニア(^^;)は避けてとおれないでしょう。
また、すぐ近くの庚申の湯(植木屋旅館)とはまったくニュアンスの違うお湯で、これと入りくらべてみるのも一興かと・・・。

この凶暴湯と冬場の豪雪のなかで格闘したいですが、このあたりは松之山でもとくに雪のふかいところ、植木屋旅館まで入るのもひと苦労なので、それは無理な注文でしょう。

Na・Ca-塩化物温泉 72.1℃、pH=7.6、35L/min、成分総計=14340mg/kg、Na^+=3391mg/kg (59.21mval%)、Ca^2+=1898 (38.02)、Li^+=2.1、NH4^+=33.7、Sr^2+=27.2、Ba^2+=1.8、Fe^2+=3.9、F^-=2.4、Cl^-=8079 (97.23)、Br^-=32.4、I^-=7.5、チオ硫酸イオン=0.9、SO_4^2-=233.9、HCO_3^-=61.5、陽イオン計=5510 (249.1mval)、陰イオン計=8418 (234.4mval)、メタけい酸=133.2、メタほう酸=280.4、遊離炭酸=2.6 <H16.10.20分析> (源泉名:兎口1号)

<温泉利用掲示(現地掲示)>
温泉100%の源泉がかけながしです 

〔 2009/11/24UP (2005/05入湯) 〕

一郷一会100名湯(記事 by takayamaさん)


E138.36.2.967N37.4.36.219
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