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■ 久喜和みの里温泉 「森のせせらぎ なごみ」

<久喜和みの里温泉「森のせせらぎ なごみ」> (埼玉県久喜市、9:00~24:00、700円(会員100円引)、0480-22-1705)
オフィシャルHP

久喜市に2004年4月1日オープンした日帰り施設。
県道3さいたま栗橋線を大宮方面から走り、久喜IC手前の信号(看板あり)を右折、少し走ると左手にあります。総合運動公園の北側で、Pは300台と充実しています。

和風の立派な建物で館内ははやりの和風スパ銭系。2階にはマッサージ、休憩処や食事処があって、食事処は掘りゴタツでこの手の施設にしては落ち着いたつくりです。
脱衣所は狭すぎ。ロッカーの数だけ揃えればいいというものではないでしょう。

男女別の浴室は、内湯ゾーンに掛け湯、座湯、ジェットバス(×2)、内湯A(奥側/檜枠石貼10人)、内湯B(露天側/同7.8人)、塩釜風呂(サウナ)。露天ゾーンにメイン露天(檜・岩枠石貼10人以上)、サブ露天(岩枠石貼6.7人、前面に滝を配置、”ぬる湯”らしいが適温だった)、洞窟風呂(岩枠石貼20人以上)、五右衛門風呂(陶製、中×1、小×2)、香り風呂(檜枠石貼1.2人)、水風呂(メノウ貼込)、砂蒸し風呂(別料金800円)と多彩。水風呂を除いてすべて温泉使用です。
露天は庭園づくりで富士山麓の「ゆらり」につくりが似ています。同じ設計事務所か?
全体に浴槽を詰め込みすぎた感じで、とくに大きな洞窟風呂はあまり人がいなくてもったいないような。ぬる湯でもいいので、大露天にした方がよかったのでは?カラン13(少なすぎ)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜17時で30~40人。

内湯は、木の湯口から少量投入で側面注入+底面吸湯(Bで強く、Aで弱い)ですがオーバーフローがあります。
メイン露天は側面注入で槽内排湯不明ですがオーバーフローはわずか。
サブ露天は洞窟風呂とつながっていて、側面注入に底面吸湯、若干のオーバーフローあり。
香り風呂と五右衛門風呂は側面注入に底面吸湯でオーバーフローなし。
全体に循環を思わせるつくりですが、館内掲示、パンフとも「当店は100%かけ流しです」とあります。

お湯はだいたい適温、緑茶色透明度 60cmくらいのにごり湯でわずかに茶色の浮遊物があります。明瞭な塩味+微重曹?味。掛け湯の湯口ではごくかすかにアブラ臭がしたような気もしますが確信はありません。(お湯の鮮度が高いのは掛け湯と座湯)
ほとんどの浴槽の湯面ですえたような酸っぱいようなお湯のなまりを感じさせる臭い(個人的にはあまり好きじゃない)がしています。
かなりの温まり感と重曹泉系のツルすべがあって、浴後には肌がすべすべになります。「美人の湯」を謳っていますが、これは偽りなしでしょう。
あちこちに赤茶の変色が出ているので、Fe^2+=0.2の除鉄はしていないようです。
お湯のイメージは、前橋の「ゆ~ゆ」からアブラ臭と貝汁臭を除いて鮮度を落とした (^^; ようなものかと・・・。

重曹食塩泉系の温泉らしい浴感はありますが、”100%かけ流し”らしい鮮度感が感じられないのは残念。お湯のポテンシャル自体はライバル施設(?)の「東鷲宮百観音温泉」の方が上かと思うので、45.6℃、779L/minのスペックを活かして鮮度の高いお湯を提供して欲しいものです。

Na-塩化物温泉 45.6℃、pH=7.60、779L/min(約1,500m掘削揚湯)、成分総計=5065mg/kg、Na^+=1615mg/kg (87.99mval%)、Ca^2+=124.9、Fe^2+=0.2、Cl^-=2395 (84.46)、Br^-=9.0、I^-=1.2、HS^-=0.02、HCO_3^-=739.0 (15.14)、陽イオン計=1799 (79.83mval)、陰イオン計=3153 (79.98mval)、メタけい酸=44.7、メタほう酸=28.1 <H13.12.18分析>

〔 2004年4月17日レポ 〕
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