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■ 草津温泉 「瑠璃の湯」 〔 Pick Up温泉 〕



<草津温泉「瑠璃の湯」>
(群馬県草津町新田区、無休?、24h(清掃等で不可時間あり)、無料、0279-88-0001(草津町観光課))
紹介ページ (草津観光協会)
紹介ページ (@nifty温泉)

共同浴場は観光用ではありません。地域住民の生活のお風呂です。
つねに“もらい湯”の心を忘れずにご利用下さい。
(草津観光協会HPより)

さて、草津の共同浴場です。
草津はまだ「草津館」しかUPしていません。
共同浴場は地味なお湯から始めてやろうと「瑠璃の湯」をネット検索すると、でてくるでてくるワラワラと・・・(笑)
さすが草津、つねに温泉番付の東の筆頭を譲らなかっただけのことはあります。
こんなにレポあふれてるなら、も~いいか(^^:)とも思いましたが、せっかく全湯制覇しているので、おいおい書いていきます。

で、「瑠璃の湯」です。
草津温泉で外来者にも開放されている共同浴場は、現在18あるとされています。
そのうち、湯畑源泉をつかっている浴場は10でいちばん多く、「翁の湯」「長寿の湯」「瑠璃の湯」「千代の湯」「関の湯」「喜美の湯」「千歳の湯」「巽の湯」「白嶺の湯」「睦の湯」で入れます。

観光客が多い「千代の湯」をのぞくとわりに地味な浴場が多いですが、ここもかなり地味。
場所的には、温泉資料館の前の「バスターミナル前」交差点から湯畑におりていく途中なので、観光客もけっこう前を通るのですが、ほとんどいちもくさんに湯畑や「白旗の湯」をめざしているので、ここに共同浴場があることすら気づかない人が多いのでは?

場所は「末広屋旅館」のとい面、坂道にそって建てられたこじんまりした建物で、屋根にはしっかり湯抜きが設置されています。
木板に書かれた「瑠璃乃湯」の銘が達筆で風格があります。


【写真 上(左)】 脱衣所から浴室
【写真 下(右)】 こもり気味の浴室

脱衣所はけっこう狭め。浴室に変形5角形のコンクリ造の浴槽。
4-5人は入れそうで、浴室の面積のわりに浴槽が大きいイメージ。
たっぷりふかめの浴槽は入りごこち抜群。

アメニティ類はいっさいありません。
ここは何度か入っていますが、夕方は地元の方を中心にそれなりに混みます。
昼間はたいてい空いているので、夕方ははずすのがベターでしょう。

浴槽の奥は窓なのでそれなりに明るく、けっこう好きな雰囲気の浴場ですが、狭めなので湯気がこもっていることが多いです。
赤いコックがついた黒い金属パイプからの投入で、パイプにはしっかり石膏の析出。コックをフルオープンするとかなりの投入量があります。
もちろん槽内吸湯なんていうものはあるはずもなく、投入全量をオーバーフローのかけ流し。


【写真 上(左)】 源泉バルブ
【写真 下(右)】 湯色

ほぼ適温(というか、草津の共同浴場はタイミングにより湯温はかなり変化する。)、ほぼ透明でやや翠がかったお湯には、こまかなクリーム色のイオウの湯の花がただよっています。
よわい酸性泉系のレモン味にしぶ焦げイオウ臭。酸性硫黄泉らしいヌルするとした湯ざわり。湯畑系共同湯のなかではわりにおだやかなお湯のような気がします。

湯畑源泉はかなり広範囲に配湯していますが、湯畑の北側(関の湯)や東側(千代の湯・長寿の湯)などにくらべ、南側のここはやさしくおだやかな感じがするような・・・。
個人的には湯畑系共同湯のなかでは湯質の好きな浴場で、「長寿の湯」「翁の湯」(いずれも湯畑)と連ちゃんしたあとにはいったときも、ここがいちばんのように思いました。

<湯畑源泉/浴場内掲示より>
酸性・含硫黄-Al-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型) 53.9℃、pH=2.0、湧出量測定せず(自然湧出)、成分総計=1.74g/kg、H^+=10.0 (37.73mval%)、Na^+=61.2mg/kg (10.12mval%)、Mg^2+=34.3 (10.73)、Ca^2+=73.8 (14.00)、Mn^2+=1.23、Fe^2+=19.0、Al^3+=52.2 (22.05)、F^-=11.4、Cl^-=381 (41.22)、SO_4^2-=606 (48.41)、HSO_4^-=204、陽イオン計=279 (26.3mval)、陰イオン計=1201 (26.0mval)、メタけい酸=230、メタほう酸=8.8、硫酸=5.2、硫化水素=13.0 <H15.4.30分析> (源泉名:湯畑源泉)

〔2009年10月18日UP (2006年から数回入湯)〕

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