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■ 王様温泉(花小金井の湯) 「おふろの王様 花小金井店」



<王様温泉(花小金井の湯)「おふろの王様 花小金井店」>
(東京都小平市花小金井南町3-9-10、年中無休、9:00~24:00、800円(土日休1,000円)(会員各50円引)、042-452-2603)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)

※ 館内撮影禁止のため館内の写真はありません。

昨年11/28オープンの温泉スパ銭。大野あやさんのレポ(12/27)あり。
鈴木街道沿いにありますが、この道は東京方面から入ると逆側一方通行区間があり、Pに右折inもできないようなので、小金井街道「鈴木町交差点」経由のアプローチが無難。電車だと西武新宿線「花小金井」駅より徒歩13分。


【写真 上(左)】 立体P
【写真 下(右)】 玄関

絵に描いたような典型的和風スパ銭。
日曜夕方に突入したので、Pは数台待ちでした。
料金が高いためか、新型施設なためか、志木店よりも質感の高い仕上がりになっています。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 案内看板

あまり広くない脱衣所はごったがえし。素材のせいか、床の水切れが悪くて不快。
脱衣所から露天が見渡せる志木店と同様のつくり。

内湯はこぢんまりとしてオーバーキャパ気味。
手前から不感温泉(みかげ石枠石タイル貼6-7人、不感温度、ジャグジー付、温泉)、温泉あつ湯(同4-5人、42℃)と水風呂(冷たい、強カルキ臭)の3槽がならび、奥にサウナと機能浴槽(真湯)があります。
座湯も5ありますが、なんとなく背もたれの角度がへん。

カラン28(内セパ式8)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜夕方につき、浴場全体でお子さま混じりで常時100人ほどもいる修羅場的大混雑。

露天もさして広くなく、岩風呂(石枠一部岩組鉄平石貼15人以上)とつながって寝湯×3、その上段に源泉「王様の湯」(同4-5人)。
他に壺湯(陶製1人×3、温泉、超人気で入れず詳細不明)、絹の湯(真湯、強カルキ臭)、寝ころび湯(深め×3、浅め×6の計9、温泉)、珊瑚蒸風呂と多彩ですが、名物の高濃度炭酸泉はありません。

内湯不感温泉は石の湯口+ジャグジー注入、温泉あつ湯は石の湯口+底面注入。
ともにオーバーフローはなし。(大混雑につき槽内排湯不明)
岩風呂は岩の湯口2ケ所からの投入+熱湯底面注入、軽いオーバーフローと槽内排湯?。湯口のうち左のやつは「王様の湯」からの落とし込みです。

「王様の湯」は岩の湯口から投入で、上面排湯口からの排湯(下段「岩風呂」への流し出し)+かなりの量のオーバーフロー。

内湯は透明度60cmほどの緑茶色うすにごり、味不明、弱モール臭+弱アンモニア臭+薬品臭。なまり気味のお湯はさして面白いものではありません。

露天は「王様の湯」と岩風呂でお湯のニュアンスがちがいます。
「王様の湯」は色不明(たぶん緑茶系)のささにごりで、湯口まわりは白くアワ立っています。塩味重曹味+金気だし味で成分濃度なりの味は出ていると思います。
湯口では金気貝汁臭+メタンガス臭+弱い化学系(?)モール臭+微アンモニア臭。湯面では、化学系(?)モール臭+アンモニア臭で金気は感じられず。
湯口で明瞭な金気が出ているのに、湯面ではにごりもうすく、金気が感じられないのは不思議。この化学系(?)モール臭は市原 「江戸遊」市川 「法典の湯」に近いもの。明瞭なツルすべと湯口そばではアワつきによるぬるぬるがあります。

岩風呂は、「王様の湯」よりにごりが強く透明度30cmほど。湯口そばでは白いアワ立ち。
湯面は有機肥料臭+弱い化学系(?)モール臭+微アンモニア臭+薬品臭。
「王様の湯」よりなまった感じがするのに、なぜかツルすべは強くアワつきも多いです(このオイリーなツルすべは関東近県でも屈指だと思う)。
なお、右手の湯口はときおり大量投入し、このときは「王様の湯」の湯口に近いコンディションになるので、間欠的に源泉投入があるのかも・・・?

かなりの濃度感とあたたまりのある力強いお湯で適度に湯づかれします。
温まるわりに冷めが早く、浴後重曹泉系のすっきりとしたすべすべ感が出るのでどちらかというと夏向きのお湯かもしれません。

ゲキ混みと高濃度炭酸泉がないのが難ですが、露天のお湯はかなりのツルすべ湯なので、平日空いているときなど、ツルすべ湯好きには納得の一湯になるのでは。

〔 2007年2月19日レポ 〕

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平日の夜に行ってみました。
平日21時というのに50人以上もいる大盛況。ここらへんは競合施設がすくないので、どうしても需要が集中するのでしょう。

お湯のイメージが前回と若干変わっていました。

<内湯系>
●「温泉あつ湯」
薬品臭がして濃度感もうすくいまいち。

●「不感温泉」
いくぶん薬品臭がよわく有機肥料臭もして、「温泉あつ湯」よりお湯がよい。

<露天系>
●「絹の湯」
上質な入浴剤が入っていて、香りよくヒノキ玉も浮いていてなかなか。2回も入ってしもた(笑)

●「壺湯」
浴槽によってお湯がちがうが、全体にしっかりとした浴感があってアワつきもあり悪くない。というか東京周辺では屈指の壺湯かも・・・。
湯口からの少量投入+底面注入でオーバーフロー。アンモニア臭よりも有機肥料臭が卓越。

●「岩風呂」
アンモニア臭が強い。どっしりとした浴感があるツルすべ湯で潤沢なアワつきもあって悪くない。
前回感じられた有機肥料臭や弱い化学系(?)モール臭や薬品臭はほとんど感じられず、「アンモニア臭一本勝負」といった感じか・・・。

●「王様の湯」
湯口まわりは白いアワ立ちは前回よりすくない。
アワつきはあるが、前回と同様「岩風呂」よりよわい。ツルすべはしっかり。
塩味重曹味+金気だし味で、成分濃度なりの味は出ている。
湯口で金気貝汁臭+微アンモニア臭。湯面では上質なアンモニア臭。
前回感じられたメタンガス臭や弱い化学系(?)モール臭はほとんど感じられず。
前回と同様、湯口で明瞭な金気。
「岩風呂」よりも湯面のアンモニア臭に深みがあるのは、たぶん金気貝汁臭が混じっているからだと思う。

全体に前回よりもクセもの度がよわまって、ふつうのアンモニア系黒湯に落ち着いてきているような感じ。
それでも、大量の浴客を受け入れても破綻しない鮮度と、明瞭なツルすべをキープしているのは立派。
やたら混むのは難ですが、やはり西東京エリア屈指の佳湯だと思います。

〔2009年10月14日レポおよび画像・地図補強 (2009年10月入湯)〕

Na-塩化物温泉 42.8℃、pH=7.9、255L/min(約1,500m掘削揚湯)、成分総計=4781mg/kg、Na^+=1663mg/kg (95.80mval%)、Fe^2+=0.8、Cl^-=2219 (62.59)、Br^-=11.8、I^-=6.8、HS^-=0.02、HCO_3^-=737.5 (16.14)、陽イオン計=1747 (75.52mval)、陰イオン計=2977 (74.93mval)、メタほう酸=16.0 <H18.5.12分析> (源泉名:王様温泉 花小金井の湯)

<温泉利用掲示>
(源泉「王様の湯」(男女))
 加水:なし 加温:あり 循環濾過:なし 消毒:なし

(岩風呂、寝湯、寝ころび湯、壺湯、源泉あつ湯、不感温泉(男女))
 加水:あり 加温:あり 循環濾過:あり 消毒:塩素系薬剤使用

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