関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 草津温泉 「草津館」 〔 Pick Up温泉 〕
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<草津温泉「草津館」> (草津町草津甲419、10:00~15:00(要確認)、700円、0279-88-2027)
オフィシャルHP
たしか草津は初レポです(^^;)
ここは草津の中心湯畑のよこ、白旗泉源そばの一等地にある老舗旅館で「若乃湯」という自家源泉をもっています。
100軒以上の湯宿を擁する草津ですが、自家源泉をもつ宿は意外にすくなく、確認できた範囲では、泉水館「君子の湯」、ホテルみゆき「みゆき源泉(第一・第二)」、極楽館「大日の湯」、ての字屋「ての字屋源泉」と、ここ草津館の「若乃湯」のみです。
ちなみに、草津の多くの宿は万代鉱源泉と湯畑源泉を使用しています。(各旅館の使用源泉は→こちら)
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【写真 上(左)】 若乃湯泉源と温泉ねこ
【写真 下(右)】 浴場
白壁が印象的な木造三階建てのお宿はわずか9室のこぢんまりとしたつくり。
お宿の人の対応もいいです。
一階に浴場。さして広くないですが、手前に白旗源泉槽(石枠石タイル敷1-2人)、奥に若乃湯源泉槽(石枠石タイル敷4-5人)を配し、乳白色と青緑色うすにごり湯のコントラストがとても綺麗。
カラン?、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
日曜11時で贅沢にも独占でした。
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【写真 上(左)】 白旗源泉
【写真 下(右)】 白旗源泉槽
<白旗源泉>
バルブからの投入でオーバーフロー。
熱めで透明度30cmのにごり湯に白いイオウ系の湯の花。
甘味まじりの強酸味にしぶ焦げイオウ臭。酸性イオウ泉特有のヌルヌルするするとした湯ざわりの硫化水素泉のイメージ強いお湯です。
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【写真 上(左)】 若乃湯
【写真 下(右)】 若乃湯源泉槽
<若乃湯>
イオウの析出の出た石の湯口から投入でオーバーフロー。
適温のお湯は綺麗な青緑色にうすく懸濁して鮮度抜群。白い湯の花あり。
強酸味にしぶ焦げイオウ臭+ラムネ臭でこのラムネ臭が特徴。
両源泉ともに強酸味ですが白旗はきもち甘味まじり、若乃湯のほうが酸味がクリアーに出ています。
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【写真 上(左)】 白旗源泉槽の湯口
【写真 下(右)】 若乃湯源泉槽の湯口
ふたつのお湯のイメージはあきらかにちがい、「白旗の湯」がしめつけてくるような強いお湯なのに対して、「若乃湯」は酸と硫黄をしっかり感じるものの、どこか軽やかなイメージがあってこっちのほうが上品。
浴後は冷めにくくほどよい充実感が出るお湯で、わたの湯や泉水館「君子の湯」にちかいものがあるかも・・・。
泉源は目と鼻のさきなのに、これだけお湯のイメージがちがうのはおどろきです。
それにしても名湯、白旗源泉と負けず劣らず質のよい自家源泉を入り比べできるとは、なんとも贅沢な浴場です。
繁忙期の日帰り入浴は不可のこともあるようですが、温泉好きならクリアしておいたほうがいいかもしれません。
<白旗源泉>
酸性・含硫黄-Al-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型) 53.6℃、pH=2.0、湧出量測定せず(自然湧出)、成分総計=1.74g/kg、H^+=10.0 (37.56mval%)、Na^+=61.4mg/kg (10.11mval%)、Mg^2+=34.4 (10.73)、Ca^2+=73.8 (13.93)、Mn^2+=1.24、Fe^2+=18.6、Al^3+=53.0 (22.32)、F^-=11.2、Cl^-=380 (41.43)、SO_4^2-=600 (48.26)、HSO_4^-=202、陽イオン計=280 (26.4mval)、陰イオン計=1193 (25.9mval)、メタけい酸=233、メタほう酸=10.9、硫酸=5.1 <H15.4.30分析> (源泉名:白旗源泉)
<若乃湯>
酸性・含硫黄-Al-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型) 56.1℃、pH=2.2、湧出量測定不能(自然湧出)、成分総計=1.67g/kg、H^+=7.08 (31.34mval%)、Na^+=64.7mg/kg (12.55mval%)、Mg^2+=31.5 (11.55)、Ca^2+=68.2 (15.17)、Mn^2+=1.61、Fe^2+=15.4、Al^3+=47.9 (23.75)、F^-=12.0、Cl^-=333 (38.72)、SO_4^2-=611 (52.48)、HSO_4^-=146、陽イオン計=262 (22.4mval)、陰イオン計=1100 (24.2mval)、メタけい酸=295、メタほう酸=7.96、硫酸=2.61 <H6.8.12分析> (源泉名:若の湯)
■男湯のよこに「若乃湯」の泉源があり、温泉ねこがいました。お宿の人(だったか?)のハナシによると浴槽内でも湧いているらしいです。
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