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■ 石和温泉 「旅館 文寿荘」 〔 Pick Up温泉 〕



石和温泉 「旅館 文寿荘」
住 所 :山梨県笛吹市石和町山崎132-30 (旧 東八代郡石和町)
電 話 :055-262-2915
時 間 :14:00~21:00(要事前確認)
料 金 :500円/2h
紹介ページ (石和温泉旅館協同組合)
紹介ページ (社団法人やまなし観光推進機構)
紹介ページ (山梨の温泉宿(求人ジャーナル社))

石和にある15室の中規模な湯宿が安価で日帰り対応するもので、読みは”ぶんじゅそう”。
石和温泉には日帰り可の宿がけっこうありますが、料金4ケタが多いので500円で入れるここは貴重です。

場所は石和の中心部を流れる近津用水沿い。交通量がすくなく閑かな一画。
Pは建物よこにあります。


【写真 上(左)】 近津用水
【写真 下(右)】 浴場入口

外観・館内ともなんとなく公共の宿的なつくり。
ロビー左手が浴場で、左が男湯、右が女湯でおのおの内湯ひとつとシンプルなもの。
脱衣所はけっこうゆったり。二面採光のあかるい浴場も広めのスペースどりでつかい勝手よし。


【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 男湯の浴槽-1

黒みかげ石枠タイル貼7-8人の楕円形の浴槽にうす茶&白に色づいた石の湯口から相当量を投入、槽内注排湯はみあたらずちょうどオーバーフローがはじまるところ。
お湯の感じからしてもかけ流しのような・・・。


【写真 上(左)】 男湯の浴槽-2
【写真 下(右)】 湯口

カラン5位、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
土曜15時で男女湯とも独占。


【写真 上(左)】 きっちりオーバーフロー
【写真 下(右)】 湯口&湯色

ほぼ適温のお湯はわずかに翠がかって白い浮遊物が浮かびます。
微塩味微芒硝味に、よわめながら思いがけず樹脂系のアブラ臭が感じられます。
ヌルすべのやわらかなお湯で、湯中の指先がよわく青白に発光して、硫酸塩の特徴もでているような気がします。

集中配湯泉使用と思われさほど期待もせずに入りましたが、思いのほか満足度の高いお湯で石和温泉の地力を実感。
派手さはないですが、渋~いお湯をおちついた雰囲気で味わえる大人向けの湯宿だと思います。


【写真 上(左)】 ケロリン桶
【写真 下(右)】 新源泉湧出のポスター

分析書は2種類の掲出がありました。
分析書に「石和温泉 新源泉湧出67℃」のシールが貼ってあったので、新源泉を含む石和温泉管理事務所の集中配湯泉をつかっている可能性大。
「ふえふき旬感ネット」HPによると、管理事務所には6本の源泉が集められ各地区に配湯されているそうで、管理事務所のHPによると6本の源泉スペックは下記のとおり。

第1号源泉 深度185m 564L/分 28.4℃
第2号源泉 深度168m 250L/分 43.0 ℃
第3号源泉 深度175m 612L/分 40.7℃
第4号源泉 深度185m 12.3L/分 25.9℃
第5号源泉 深度190m 384L/分 63.6℃
第6号源泉 深度800m 355L/分 70.3℃

新源泉(第6号源泉)は、石和温泉管理事務所(笛吹市石和町川中島1607)よこで2002(平成14)年5月1日に掘削完了(自噴)したもので、ふつう「泉温67℃、湯量340 L/分」と紹介されているもの。
新源泉をつかう「いさわ源泉足湯ひろば」の足湯(足湯なのに有料200円 ^^; )で分析書をゲットしたハズだがみつからず・・・(^^;)

また、県HPによると「(石和の)温泉事業は、昭和40年10月県企画開発部より移管されて以来源泉の保護と観光地振興の見地から公営企業として営業しており、昭和47年10月から流れ放しを循環方式とし」とあるので循環集中管理をしているようにも思えますが、このお湯を含め、石和共同泉でかけ流しっぽいお湯にいくつか入っているので詳細不明。

〔 源泉名:県営石和温泉 〕
単純温泉(Na-Cl・HCO3型) 泉温不明、pH=9.0、湧出量不明、総計=351.5mg/kg
Na^+=77.37mg/kg (83.57mval%)、Ca^2+=9.215 (11.44)、Cl^-=79.73 (48.06)、HS^-=0.645、SO_4^2-=42.83 (19.05)、HCO_3^-=79.69 (27.91)、陽イオン計=93.92 (4.025mval)、陰イオン計=214.7 (4.680mval)、メタけい酸=33.17、メタほう酸=6.206、遊離炭酸=3.217、硫化水素=0.007、Rn=0.41M.E.(マッヘ単位/kg) <S42.2.23決定>

〔 源泉名:不明 〕
単純温泉(Na-Cl・SO4型) 57.0℃、pH=8.2、湧出量不明、総計=870.6mg/kg
Na^+=250.0mg/kg (84.64mval%)、Ca^2+=36.02 (13.98)、Cl^-=314.7 (65.98)、HS^-=1.180、SO_4^2-=158.5 (26.86)、HCO_3^-=51.81 (6.31)、陽イオン計=291.3 (12.84mval)、陰イオン計=517.7 (13.45mval)、メタけい酸=49.64、メタほう酸=15.52、遊離炭酸=0.498、硫化水素=0.085、Rn=0.12M.E.(マッヘ単位/kg) <S38.4.9調査>

<温泉利用掲示(紹介ページ(石和温泉旅館協同組合)より)>
「心安らぐ閑静な佇まいと豊富な湯量でかけ流し温泉」

■ブランドグルメ
〔 石和富士見の桃 〕
フルーツ王国山梨は、桃の生産量も日本一です。
旧石和町でも富士見地区を中心に栽培され、笛吹市でも桃の花がいちばん早く咲くエリアとして知られています。
山梨で栽培される桃の品種は多彩ですが、JAふえふきHPによると石和の桃は「果肉はしまり乳白色な『日川白鳳』、果肉がち密で甘く多汁な『白鳳』、大玉で果皮が鮮紅色の『浅間白桃』などが代表品種」と思われます。
(詳細品種と収穫時期は→こちら(直売所 → 富士見支所直売所)
(「ふえふき旬感ネット」HPなどを参考。)

〔 2011/01/04UP (2007/07入湯) 〕


E138.38.42.520N35.39.15.820
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