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■ 赤城高原温泉 「山屋蒼月」

<赤城高原温泉「山屋蒼月」> (前橋市(旧宮城村)、15:00~18:00(事前確認要)、700円、027-283-5211)
オフィシャルHP

「山屋蒼月」は、以前の「赤城高原ホテル」をリニューアル改称したもので、いくどとなく前を通っていますが、いまだに未湯でした。
外観、館内とも純和風にまとまったなかなか風流な佇まいのお宿で、男女別の浴室は長い廊下を渡った奥にあります。脱衣所は畳敷きです。



浴場は、内湯と庭園にゆったりと配置された露天の2槽。露天からは、手前に池、その向こうに関東平野が広がる一種独特な眺望があります。夜は関東平野の夜景がきれいでしょう。
適温の内湯(木枠石敷5.6人)は、木の湯口から30L/min強を投入で、オーバーフローはなく、窓側の側溝への上面からの流し出し+底面吸湯。
ぬるめの露天(岩枠石敷3.4人)は、木の湯口から25L/minほどを投入で、ここもオーバーフローはなく底面吸湯。露天まわりには少量ながら灰色の析出がでています。
カラン4、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜15時で独占~3人。



無色透明のお湯には、こまかな気泡が舞っていて、露天では焦げ茶色の浮遊物がありました。
ほぼ無味で、露天ではほのかにおだやかな温泉臭が香り、露天のほうがお湯の鮮度がいい感じ。
成分が薄くpHも6.9と中性なので、個性的な浴感はないですが、カルキ臭がないのは立派。お湯もやわらかです。
全体にゆったりとしていて、湯づかいも悪くなさそうなので、大人むけの穴場のお湯ではないでしょうか。



HPによると「湯口から出ているお湯は、敷地内の二つの源泉を混合した物を使用して」いるとのことで、5,000坪の広大な敷地内に源泉があるそうです。
温泉分析書にも「手の湯・島の湯の混合泉」とあります。

規定泉(メタけい酸含有)(Ca-HCO3型) 14.5℃、pH=6.9、湧出量測定不能(自然湧出)、成分総計=0.25g/kg、Na^+=8.19mg/kg (15.45mval%)、Ca^2+=29.4 (62.14)、Fe^2+=2.55、Cl^-=8.03 (9.84)、HCO_3^-=120 (85.71)、陽イオン計=47.7 (2.36mval)、陰イオン計=134 (2.30mval)、メタけい酸=53.2 <H8.8.6分析>

〔 2005年3月13日レポ 〕
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